神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

神様の世界史5 運命を変える!

2022-03-25 14:04:35 | イスラム教

前回から運命のペンについて書いております。
これ、、、、
実は、、、、
例のkindle 電子書籍
「神様に一番近い人の頭の中身」
にも書いてあるんです!(オー)

せっかくなので、なんて書いてあるのか抜粋してみましょう!

第1章 「運命のペン」
(主人公の樹里とアハメッドの会話です。)

「僕たちの預言者さん(平安あれ)もこう言ってる。
『ペンは置かれ、紙は乾いている。』って。
 書かれたことが起きただけなんだって思えば、
 変に自分を責めたり、誰かを責めたりしなくなるでしょ?」

「まあ、なんとなくは分かりますが、でも、、
 なんかやる気がなくなるっていうか、、。
 もし、既に何もかもが決まっているんだったら、
 頑張らなくてもいいんじゃないって思いません?
 だって、もう決まっているんでしょ?」

私にやる気がないのは、そういう理由からではないんだけど
一応一般的なことを言ってみた。

するとアハメッドさんは、こんなことを言った。
「このペンが書いた運命は、あくまでも過去のことにおいて使うのが
 正しいんだ。
 将来的なことに関しては、何が書かれてあるかなんて気にしないで
 自分が考えられるベストな事を一生懸命やっていくべきなんだよ。

 だってさ、神様には分かるけど、僕たちにはわからないじゃない。
 もしかしたら、今やっていることがものすごい結果になるかもしれないんだよ。
 あーなりたい、こーなりたいって思っていたことに繋がっているかもしれないんだよ。
 それなら、頑張らなきゃ勿体ないじゃない。」


続きが気になる方、いらっしゃいましたら、
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それでは、前回からの続きです。
ペンが全てをもう既に書いてしまった、という話でしたね。
続きに入る前に
ちょっと、面白いお話があるのでここで紹介したいと思います。

人類の祖であるアダムさんをご存知の方は多いと思います。
そのアダムに、預言者モーゼが物申した、というお話です。

モーゼさんは死後、あの世でアダム(平安あれ)に会って、こんなことを言ったらしいのです。
「アダムさん、あなたはどう思われますか。
 あなたが、神の言い付けを守らなかったおかげで、あなただけでなく
 私たち人類全体が、天国から追放されてしまったんですよ。」

モーゼさん、結構怒っているようですね。
それに対し、アダムさんは、
「私は、自分の罪を認め、ちゃんと懺悔をした。
 そして我が主は、私をお許しくださった。
 でも、
 私が天国から地上に降りたのはな、もう決まっていたことなんだよ。
 私が創造されるずーっと前から、そうなるって決まっていたんだ。」

なるほどですねー。
アダムさんは、確かに、食べるなと言われていた果実を食べるという
間違いを犯してしまいました。
が、しかしそれに対し、ちゃんと謝った。
そして、神様はお許しくださった。
でも、、、
地上に降りたことになったのは、
”もうずっと前から決まっていた”事なわけで、
それが、ただ単に実行されただけだ、ということです。

モーゼさん(平安あれ)は、ユダヤ人に送られた預言者さんでしたから、
辛い思いをたくさんされました。
だからでしょうか、
文句の一つも言いたかったのかもしれませんね。




では、ペンによって書かれた運命を変えるってことはできないのか?
もう絶対に変わらないのか?
と疑問に思うかもしれません。

やはり、将来はこうなって欲しいという気持ちが私達にはあります。
未来に対する希望というのがないと、私達はやっていけない存在かもしれません。

既に、ペンに書かれてしまった運命を変えることはできるのか?
答えは、これが面白いことにイエスなんです。

どのように、変えられるのかと言うと 
それは、、、、、
単純に神様にお願いをすればいいそうです。
「どうか何々にしてください。」とか
「どうか何々をください。」といった具合に。
ものすごくシンプルですよね。

その祈りに対し、神様が運命を変えてくれることは十分に可能だそうです。
しかし、神様の知識というのは、やはり限りがありません。
私達がいつどんなお祈りをするのかも、全て知り尽くしていられます。
プラス、その祈りのお陰で運命が変わることもご存知です。
もっとすごいのが、
運命を変えた後どうなったか、
そしてもし変えなかった場合、どうなったか、
それも分かるとのこと。
その上、それらの事全てが、既にペンによって書かれてあると言います。
つまり、最初はこうなる予定であったが、願いを聞き入れたので、こうなる。
もし、願いを聞き入れなかった場合、もしくはお願いをしなかった時は、こうなる。
といった具合に、ありとあらゆることがぜーんぶ、書かれてあるわけです。

地球上にある全ての木々をペンとし、地球上の海の水を全てインクとして、
そしてその上にまた同量の木々と海の水を持ってきたとしても、
神様が知っていることは書ききれない、と言われています。

『仮令地上の凡ての木がペンであって、
 また海が(墨で)、その外に7つの海をそれに差し添えても、
 アッラーのお言葉は書き尽くすことが出来ない。
 本当にアッラーは、威力ならびなく、英明であられる。』(クルアーン31-27)

やはり、真の神様というのは、私達の想像をはるか彼方に超えていらっしゃるというわけです。
私達ができる事は、
将来、こうなってもらいたいと神様にお願いをしながら
それに向かって自分が考えられる最善の行いをしていくことではないかと思います。
その祈りに答えるように、神様はすでにペンによって書かれた運命を変えられ、
私達にとって最善の道をお示しになってくれる筈です。

クルアーンの中で、
神様ご自身が、このような事をおっしゃっています。
『私は、わが僕達が思うようにある。」

このお言葉が意味するところは、
私達人間サイドが、期待するような存在でいてくださる、ということです。
神様にお願いをすれば、絶対大丈夫と思えば、
そう計らってくれます。
でも反対に、
「神様ってひどい。私の人生なんてろくなもんじゃない」
と思うのであれば、そのようになってしまうでしょう。
願えば(思えば)叶う、とはよく言ったものです。



今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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神様の世界史4 ペンの創造

2022-03-18 10:20:42 | イスラム教
また大きな地震があったそうですが、
読者の皆様はどうされていますでしょうか。
1日も早い復興と、
皆様の平和な生活を遠くからお祈りしております。

ーーーーーーーーーー
前回までは、
神様の最初の創造物について、書いてきました。
最初の創造物とは、玉座のことでしたね。
今回からは、
その玉座の次の創造物についてです。


さて
玉座をお創りになった神様は、次に何をお創りになったと思いますか。
神様の第2の創造物。
答えは
「ペン」
だそうです。
意外な感じがしませんか。
ペンですよ。
もちろんどんな形をしているのか、どのくらいの大きさなのかなどは全く分かりません。
しかし、このペンが何をしたのかは、
預言者さんムハンマドさん(平安あれ)がまたもやちゃんと教えてくれています。

預言者さんによると、
神様はペンをお創りになり、そのペンに対し「書け」とおっしゃったそうです。
ペンが「何を書けばいいのでしょうか。」と聞くと、
神様は「これから起きる全てのことを詳しく書きなさい。」と答えられたとのこと。

そして、ペンは言いつけ通り、これから起きる全ての”詳細”を書いたということです。
全てです、全て。

例えば誰と誰が結婚するか、その結果どんな子どもが産まれるのか。
その子供のまた子供はどんな人になり、どんなことを成すか。
または、一枚の葉っぱがいつ何処で落ちるか、誰に拾われるか、
または拾われないで腐っていくか。
他にも、いつ何処で誰がどんな魚を釣って、どんな風にして食べるのか。
誰と食べるのか、その後どうなるのか。
などなど、とにかく全てです、全て。
今、私が自宅でパソコン相手に必死でこの原稿を書いていることも、ペンがその時にすでに書いていることなのです。

驚くことに、そのペンが全ての詳細を書いたのは、あらゆる創造が始まる5万年も前の話だそうです。
天と地の創造が始まる5万年も前に、既にこれから何が起きるのかをペンが書ききってしまっているとのこと。
つまり、運命は既に決まっている、
ということであります。

運命はもう決まっている、、、。
全ての事は一つ残らず、もう既に詳しく書かれてある、、、、。
現代に生きる私達には、なかなか受け入れがたいことであります。
何しろ私達にとって、運命とは切り開くものであり、決して受け入れるものではないからです。
実際、多くのイスラム教徒にとっても、この概念は理解に苦しむところであります。

運命というものがあること。
この事を信じるのは、イスラム教でいう六信の中の一つに当たります。
つまり「イスラム教徒であるのならちゃんとこれを信じなきゃだめよ」
という超重要エリアであるわけです。

もちろん、ペンが実際に全てのことを書いたと言っても、
ペンが運命を決めたわけではありません。
そうではなく、
これから起こる事を全て書いただけ、、、
ん?
どういうこと?
と、思われるますよね。

その答えに入る前に、
神様というのは、どんなお方かを考えてみましょう。

神様というのは、何でもできるし、何でも知っているお方です。
私たちが何を考え、何を感じ、何をしようとしているのか
全てご存知です。
明日がどんな日になるのか、来年がどんな年になるのか。
地球の最後の日とはいつであり、どんな日になるのか、
そんなことぜーんぶ、ご存知です。

その分かっている事を、ペンに命じて全て書かせたのです。
(これでいいかなあ?)


まあ、こーんな事を言ってしまうと、
「起きることがすでに決まっているなら何もしたくないな。どうせ、何もかも決まっているんでしょ。」
と投げやりになる人もいるかもしれません。

しかし、このような考え方はちょっともったいない感じがします。
何しろ、神様は全てを知っていても、私達は全く知らないのですから。
もしかしたら、今やっていることがすごい結果になる可能性だってあるわけです。
私達に結果は分かりません。
でも、だからこそ何にでも一生懸命やってみる価値はあります。
しかし、もし頑張ってやったけれども、思っていたような結果が出なかった時は
「あー、そういう運命だったんだ。」と思うことができるのです。

「ペンはすでに置かれ、紙は乾いてしまっている。」
と預言者さん(平安あれ)はおっしゃいました。

このペンが全てを既に書いてしまっているという事実は、
過去に起きた事に対してに使うと、とても良い効果を得られます。
起きたことに対し、
「あれは、そういう運命だったんだな。」と思うと、それが大きな慰めになるのです。
変に人や自分を責めることがなくなります。
これは、神様からの大きな大きな慈悲であると思います。

ああすれば良かった、こうすれば良かったと後悔が絶えない事が多いけれども、
後悔したところで過去がどうにかなるわけではありません。
後悔の念に囚われすぎている時には、ただペンによって書かれたことが起きただけなんだ、
とスパッと諦めるのもいいと思います。
起きてしまったことは、もう既にそうなるように書かれていたことなのです。
5万年も前に、ペンが既に書いてしまっていたことなのです。

しかしながら、この「ペンが全てのことを書いた」という事実は、既に起きてしまったことに対して有効でありますが、
未来の事に対してはそうでもないようです。
何度も言うように、私達に未来は分かりません。
「書かれている事しか起きないんだ」と投げやりに行動するよりも、
自分にできる限りの事はやってみるといった姿勢が大事かと思われます。

前回の天国の最高位について、預言者さんはなんと仰いましたか。
「天国を欲するならフィルダウスを目指せ。」
そう、努力しろ、頑張れと教えてくれているのです。
行動しなければ、何の結果もついてきてくれません。
私たちに出来る事は、希望を持って、明日はきっとよくなると信じながら、行動をし続けること。
ありきたりではありますが、それがベストな事だと思います。

来週に続きます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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読んでくださった方、
レビューを書いてくださるととても嬉しいです。

正直、今回のこの電子書籍は、ちょっと、、、
すべったかなあといった感じがしています(汗)
自己満足の世界で終わりそうです。(^◇^)

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ジャーン!

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神様の世界史3 トップを目指せ

2022-03-11 11:51:27 | イスラム教
おはようございます。
ファーティマ松本です。

先週、そして先々週から申しております、
例の”ペーパーブック”でございますが、
ジャジャヤーン!
とうとう完成でございます。
(わーい、わーい)
いゃ〜、本当に途中何度か諦めかけました。
しかし、しかし、
諦めないで良かったです!!

はい、ということで
ペーパーブックの発売を記念して、
電子書籍の方の無料キャンペーンを始めます。
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ですので、この機会にぜひぜひ
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では、本文のスタートです。
まずは、先週までのおさらいです。

神様の最初の創造物は、ご自身がお座りになる玉座。
で、
これが私たちの想像をはるか彼方に超えてしまっている大きさである。
そして、その玉座を支えている天使達が、これまた大きい。
しかし、彼らはただ大きいだけではなく、常に私たちのために祈って
くれている、という事でした。

では、ここから
今週分です。


さて、

真の成功者が入れる所(天国)ですが、
天国はこの最初の創造物である玉座のすぐ下にあるそうです。
現段階(つまり玉座が創られた時点においては)まだ天国も地獄もそして天使も創られてはいません。
それらの創造は、もう少しだけ後になります。

天国と一言で言っても、100ものレベルがあるそうです。
玉座のすぐ下、つまり神様に一番近い所というのは、天国の中でも最高位の場所。
フィルダウスと呼ばれる名前の天国になります。
預言者さん(平安あれ)は、
「誰でも天国に入ることを欲する者は、フィルダウスを願いなさい」と仰いました。
と言うのも、一つ一つの天国の差というのは、まさしく天と地くらいの差があるからです。
折角この世に生まれてきて、来世では天国へ入れるという可能性が与えられているのだから、
「一番下の天国でもいいや」なんていう態度ではダメだ、と。
どうせだったら一番良い所へ入れるように頑張れと、預言者さん(平安あれ)は仰いました。

一番上を目指して頑張っていれば、まあ何だかんだあっても50番目の天国には入れるかもしれません。
間違っても、「天国に入れなかった」ということにはならないはずです。
しかし、「天国の最下位でも入れればいいや」などといった態度であったなら、
もしかしたら、入ることすら叶わないということだってあり得るわけです。
「トップを目指しましょう!」

しかし、トップを目指せなんて言われてしまうと、
なんだかまたどこかの成功本みたいで疲れてしまうと思う人もいることでしょう。
「えー、来世までもがそんな競争社会?」
「そんなのもう勘弁して」
と思ってしまうかもしれません。
でもご安心ください。
この世においては、いくら頑張ってもトップの地位に立てるのはごく少数の人だけです。
一つの国に大統領は何人もいませんし、
大富豪と呼ばれる人が国民の大半を占める国というのもありません。
しかし来世においては、全員がトップの地位に立つことは可能です。
みんなが全員手をつないで、仲良く天国の最上位に入れるのです。
人類の祖であるアダムに始まり、最後の人間に至るまで、
全ての人を受け入れられる大きさを最上階の天国は持っています。
大きな大きな神様の玉座のすぐ下にあるのですから、ものすごく広いに決まっています。

天国には素晴らしい川が流れていますが、その川の始発点は神様の玉座にあたるそうです。
(天国については、また後の章で詳しく書いていきます。)


神様の最初の創造物である玉座。
神様に対する畏敬の念というのが、
この最初の創造物である玉座を考えただけでも自然と出てくるような気がします。

実に神様というのは、人間の想像をはるか彼方に超える存在であります。
人間の限られた知識や空想力で、想像出来るような方ではありません。
実際、私たち人間がどんなに頑張っていろいろな想像を試みても、それらは全部間違っていると言われています。
人間の頭では、本当の神様のことを想像することさえできないようになっているそうです。

考えてみれば、3歳児が世界の動向やら金融問題、核開発について、
想像すら出来ないのと同じようなものでしょう。
もし仮に想像出来たとしても、それは全て間違っているはずです。

しかし、私達は往々にして、神様というものを自分達がイメージ出来る範囲で考えがちです。
神様ってこんなもんだろう、こんな感じだろう、みたいな感じで軽く考えている人が多いように思えます。
プラス、日本人は特に人間味溢れる神様に対して親近感を持つことが多いようです。
例えばサイズが小さかったり、失敗してみたり、不完全であったり、と。

神様は創造主です。
天と地、その間にある物全てをお創りになられたお方です。
そして私達人間は、その創造主に創られた創造物の一つでしかありません。
なのに、創造主が創造物と大して変わらなかったらどうでしょう?
私達のように失敗したり、疲れ切ってしまったり、はたまた忘れちゃったりする神様。
そんな私達人間と、なんら変わらない神様に助けを求めても大丈夫なのかな、
と不安に思うのは私だけでしょうか。

個人的には、私の想像を遥かに超えていて、なんでもできる神様の方が大好きです。

預言者さん(平安あれ)によると
「神様は全ての創造をされた時、御自身の本に自身の事をお書きになった。
 そしてそれを玉座に置かれた。」
らしいです。

そこに書かれてある言葉は

「私の慈悲は怒りを超越する。」

私達がどれだけ間違った事をしても、どれだけ悪いことをしても
怒りではなく、慈悲の心で対処してくれるくれるというのです。
私達は、随分と優しい神様をもっているのです。


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レビューを書いてくださった方々、ありがとうございました!
新しい本(神様に一番近い人の頭の中身)の方でも、
どうぞよろしくお願いします。(本当に!)


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神様の世界史2 玉座を支える天使の話

2022-03-04 12:44:39 | イスラム教
おはようございます。
ファーティマ松本です。

ただいまアマゾンから発売中のkindle 本
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でありますが、
電子書籍の方は、普通に発売されています。
が、しかし、、、

ペーパーブックの方が、先週と変わらずまだ発売されていない状態です。
もうちょっとでなんとかなりそうなんですが、
どうでしょう?

修正前のペーパーブックを購入してくださった方が何人かいらっしゃいました。
ほとんどは、私の親戚と友人でしたが、
お一人、読者さんの中にいらっしゃいました。
ありがとうございました。
不完全な本を送ってしまって申し訳ありませんでした。

あと、お一人、
あのペーパーブックを購入してくださった方がいらっしゃる筈です。
もし、このブログの読者さんでいらしたら、ご連絡ください。

ちゃんとお詫びをしたいと思います。


では前回の続きです。

先週は、神様の最初の創造物は玉座である、ということでした。
これは、神様がお座りになる場所ですね。
そして、その玉座がなんだかものすごく大きいんだという話であったと思います。

では、今回のお話は、
その玉座を持ち支える「天使」について
考えていこうと思います。

「神様の世界史 2」

神様は、その後しばらくしてから、この玉座を持ち支える天使を創られます。
その天使の大きさが、またしても私たちの想像を遥かに超えるほどの大きさのようです。
なんと、その天使の耳たぶから肩までの距離が、実に700年かかるとのこと。
この700年という速さも、どのスピードで700年かかるかは分かりません。
人間の歩く速さであったとしても、気の遠くなるような距離です。
もし、光のスピードであったら、、、。
もう無限の世界ですね。

ちなみに、玉座を支える天使の数は8体。
彼らは、常に神様を讃え続けているのだそうです。
それプラス、彼らはなんと、私達のためにも祈ってくれているとのこと。
クルアーンによると、天使たちの祈りはこのようなものだそうです。

『(主の)玉座を担うものたち、またそれらを取り囲む者たちは主の御光を讃え
  神を信仰し、信じる者のためにお赦しを請い、祈って言う。
「主よ、あなたの慈悲と知識は、すべてのものの上にあまねく及びます。
 悔悟してあなたの道を歩む者たちを赦され、彼らを炎の懲罰から御守り下さい。
 主よ、あなたが、彼らに御約束なされたエデンの園に、彼らを入れてください。
 主よ、また彼らの祖先、配偶者と子孫の中の正しい者を。
 本当にあなたは威力並びなく英明であられます。彼らを悪から御守り下さい。
 その日、あなたが諸悪から御守りくだされた者は、本当に慈悲に浴した者であり、
 それこそ偉大な成就です。』
 (クルアーン40:7.8.9)

最後の部分で”その日”とありますが、これは最後の審判の日を意味します。
また、最後の最後に
”それこそ偉大な成就です”とありますが、
これは「天国へ入ること」を意味します。
天国へ入ること、それこそが本当の成功である、
と天使達は言っているわけですね。

巷には成功本がたくさんありますが、
天国へ入るのが本当の成功なんだよと書いてある本は、まずないでしょう。
成功といえば、この世でどれだけお金を得られるようになるか、
またはどれだけの地位、名声を得られるようになるかという点に焦点がいくのが普通です。
しかし、7つの天をお創りになった神様の視点から見ると、そんなのは、本当の成功ではない。
本当の成功とは、天国へ入ることなんだ、と教えてくれています。

実際、歴史上には、ものすごい金持ちで、ものすごい権力を持っていて、
誰もがその人の言うことを聞くような君主や王様はたくさんいました。
金があって、権力があって、名声があって、欲するものはなんでも手に入った人達。
私達から見たらまさしく成功者であるわけですが、
必ずしも神様視点においては成功者ではなかった、という人達は多くいます。

例えばエジプトのファラオ王などがいい例でしょう。
ユダヤ人を奴隷として酷使し、悪政の限りを尽くした人物です。
結局、預言者モーゼの忠告を受け入れなかったため、海に沈められてしまいました。
彼が有していた権力や富は、彼を助けることも出来ず、一瞬にして全てが無くなってしまいました。

ファラオ王の他にも、そんな統治者は歴史上数えられないくらいたくさんいるはずです。
現代にも、かなりいそうですよね。
彼らは現世においては、ある意味成功者であるかもしれませんが、
来世においては全くの失敗者です。

もちろん、お金があることイコール悪ではありません。
権力、名声がある、そして欲する物すべてが手に入ること、それらは決して悪いことではありません。
使い方によっては、とても良いものになります。
多くの人を助けることができます。
お金、権力(影響力)を使って、この世をより良い場所にして、
多くの人を幸せにできたら、こんなに素晴らしいことはないでしょう。
天使達が祈るような、真の成功(天国に入ること)を手に入れられるようになるかもしれません。

玉座を支える天使達が祈る対象は、神の存在を信じ、その神様を信仰する人達。
プラス、悔悟して神の道を歩む人達です。
そのような人達の真の成功を、彼らはいつも祈っているそうです。



天使についてはまた、後の章で詳しく述べていきたいと思います。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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生きる気力を失っていた樹里の前に現れたのは、
サウジアラビアからの研修生、アハメッド。
アハメッドと同じ職場で働くうちに、樹里は今までとは
全く違う考え方というのがあることを知る。
幸せとは、
成功とは、
お金とは、
そして、イスラム教とは?
人生というものを、今までと違った見方で見られるようになった樹里は、
一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。



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