頑張ろう!広島!!
頑張ろう!日本!!
過去の【ブロガー殺人事件】各話は コチラ→→→☆
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朝山が続ける。
『 主人の証言で、ナイターを見た後に寝た・・・と言う咲村の証言は、ほぼ崩れました 』
『 そして、咲村が犯人じゃないのかと言う疑惑も生まれました 』
確かにそうだ。
刑事に対し『 テレビを見てそのあとは寝た。証言できるものはいない 』
そう言っていた人物が、実際はナイター中継を見終えて寝るどころか
その後に出かけていると言う。
しかも、いくら呉市内からとはいえ、その時間に出かけているのであれば、
マツダスタジアム付近で発見された多加田の死亡推定時刻に十分間に合うのだ。
捜査本部内がざわつくのも無理はない。
石原が『 一体どこに出かけたと言うんだ?広島市内か? 』と言うと
朝山が『 翔! 』と、山口にその後の説明を任せた。
本部内に一瞬の沈黙が流れ、静かに山口が口を開いた。
『 我々も佐々岡さんと藤井の時と同じように、咲村の自宅近辺のタクシー会社、
さらに運転手、用心に用心を重ね、呉市外近郊のタクシー会社にも問い合わせました 』
赤賀はその山口の表情に、一瞬微笑んだ。
山口がチラッと藤井の方を見て(どうだ)的な表情を見せたからだ。
赤賀は若い刑事たちが競い合い、それぞれがそれぞれの力を伸ばしてくれるのが嬉しいのだ。
誰かが手柄を挙げるなら、それに刺激を受けた他の誰かが
それを上回る結果を出してくれるに越したことはないと思っているから。
若い刑事が互いに競い合うことで、それぞれのスキルを上げていってくれたら
これ以上の喜びはないし、この先色んな事件が起きても安心して若い刑事に任す事ができるからだ。
そんな気持ちを抑えつつ、赤賀は山口に
『 で、聞き込みの結果は? 』と聞いてみた。
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