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自転車に乗るようになって、いくつか乗り越えるハードルがあったように思う。
その中でも、これは結構高いハードルのような気がする。ビンディングペダルだ。
靴底の金具(クリートと言う)とペダルの金具をかみ合わせることによって、ペダルに足を固定させる、とんでもなく危ない予感に満ちあふれた道具である。
停まるときはずれなかったら間違いなく転ぶ。
信号のように前もってタイミングのわかっているものならまだいい。しかし、たとえば出会い頭に自転車などとかち合った場合、向こうはサドルに座ったまま足がつくからいい。こっちは、とっさにペダルから足をはずさなければならない。で、できずにふらあああっと転ぶ。これを立ちゴケという。
「スポーツ用自転車等ではビンディングシステムにより足をペダルに固定することができるが、この固定を外すにはコツが必要で、慣れないうちは外せずに、そのまま転倒してしまうことがある。オートバイと同じくビギナーでは珍しくない」(Wikipedia「立ちゴケ」項より)
そんなわけでなかなか食指が動かなかったのだけれど、このハードルを乗り越えないといつまでたっても初心者。ロードバイク用のシューズとクリートだと靴底からクリートが出っ張ってしまうので歩きにくい。滑るので開腹手術後の患者さんみたいな歩き方になってしまうし、床も傷つく、クリートも減る。ぼくのように自転車でどこか行って、それから観光なんて人間には写真のように靴底から出っ張らないMTB用の方がいい。
ワクワクドキドキのビンディングペダル初体験だったけれど、今んとこ500キロほど走って立ちゴケなし。これ便利。ただもうこれで、遅い言い訳の在庫が切れてしまった。
今までは引き足が使えないから、あんなに速く走れないんだよ、と言えたのだけれど。引き足は鍛えないとどうにもならない。足で踏むという動作はあるが、足で持ち上げるという動作はまず日常ではやらないので、引き足のための筋肉がまるでない。ハムストリングスをもっと鍛えないと………。
ということでビンディングペダルはなんとか導入に成功。あとはもう一つ高いハードル、すね毛剃り、か。もうちょっと鍛えて脚にきれいな凹凸ができてからにしようっと。