母の妄想が激しくなった話の続きです。母の妄想話の作成スピードは誰にも負けない気がします。
例えば、以前TVで逸見政孝さんの事がやっていて、それを見ていた母が
「あぁこれ逸見政孝?この人私話した事あってね、意外と気さくで どーのーこーの」・・・とか
先月のリオオリンピックを見てる際には (レスリングの試合を見ながら)
「これ昨日うちの近くでやってたから 誰だったか忘れたけど知り合いと観に行ってね~」とか
スタバでフラペチーノを飲みながら雑談していれば、「この飲み物(フラペチーノの事)
お母さんが小さい頃からしょっちゅう飲みに連れていってもらったわ( •̀ω•́ )ドヤ顔」とかね…。
何かひとつの物にテーマを置いて話していると必ず入ってきてすぐ自分ワールドの中で
その物についてのエピソードを作っては話す・・・これは寝ている時以外は
ほぼ作りエピソードで話しています。
驚きなのは話している内容は↑にも書いたとおり赤の他人でもわかるくらい滅茶苦茶です。
でもそのエピソードが出てくるスピードが常人じゃないというか。
自分だったら絶対できない、話に詰まると思う。けど母は話す内容はさておき
さもあったかのようにスラスラーっと妄想話をするんです。
認知症になる前の母は饒舌でもなかったし、平気で嘘をつくような人ではありませんでした。
もちろん虚言癖もないです。隠し事が出来ない人で、例えば母と子供でデパートに行って
自分の服を買ったら、わざわざ父に買った服をみせて今日これ買ってきたって言う人でした。
私も買ってもらった服を「お父さんにちゃんと見せなさい」と母に言われていたので
買ってもらった服とかはわざわざ着替えて父にみせていました。
子供心に別に言わなくても父もいちいち買った物チェックするような人じゃないし
見せろと命令されてるわけでもないのだから黙って箪笥にしまえばいいのに・・・と
思っていましたが、父が稼いでくれたお金で買った物だから父に見せる、という事を
母は怠らなかったのかも。
当の父は見せてもらっても女子供の服だから「ふーん」と興味なさ気でしたけどねw
子供の私から見てもドが付くほど母は真面目だったと思います。
だから今のスラスラ妄想話は認知症になってから出てきたものなので
認知症という病気がそうさせているのだと思います。
全然悪気などはなく、母ワールドの中では「実際に起こった事」となっているのだと思います。
妄言に関してはいちいちこちらも反論しません。スタバが昭和の日本にあったわけがないのに
「しょっちゅう連れて行ってもらって飲んでた」とか「逸見さんと話した事がある」とか
「オリンピックが家の近くでやってたから(母は生まれも育ちも三重県)観に行った」なんて
その場で聞かされたら「ちょ、まてよ!」って突っ込みたくなるでしょう?
でも認知症の人に理論なんて語っても通用しないし言うだけ無駄です。
「そうなの(´・◡・`)」って相槌打つだけで本人はご機嫌ですからね。
上手に聞き流しをするに限ります。
無視したり「は?」というような反応すればまた怒り出すだけなのでお互いの為にも
こっちが呑み込んでばいいんです(´・ω・)
まぁこれらの妄想は毎日鬱陶しいけど聞き流せるからいいけど、認知症の典型的な
「物盗られ妄想」はさすがにまいる時があります(´-ω-`)
その名のとおり、お金を盗まれたとか思い込む事です。うちもこれは初期症状の頃からあって
現在より昔の方がひどかったな~と思います。初期症状の頃は常に探し物ばかりしていて
預金通帳もそのひとつ。通帳がない、通帳を誰かに触られた、通帳をだれかに盗られたって
よく言ってました。
その「誰か」って誰よ?家に家族しかいないのだから、その言い分でいくと家族の誰かが
犯人てことになりますよね?当時はまだ認知症をよく理解していないのもあって
母がこれを言うたびに犯人扱いされているみたいで悲しかったし、一方でものすごく腹が立ちました。
身内をドロボー犯人にするなんて。そんな事するわけないのに、母のお金に手をつけるなんて
するわけないのに・・・なんで母はわかってくれないの??いくらおかしくなったからって
それはヒドすぎでしょ ってね・・・。
時には我慢できなくて母に犯人は誰だといいたいのか詰め寄ったこともありました
すると母は「違う!フーコちゃんたちが犯人とかそういうこと言ってるんじゃないんだわ!
お金を触られたってことは事実なの!触った形跡があるんだから!!」と突っかかってきました。
はぁ・・・答えになってないよそれじゃ・・・結局誰が触ったと思ってるの?と。
ま、今となっては認知症だから自分でお金をしまった場所を忘れてしまうのは当然なのに・・・
無意味な口撃を母にしていたな・・・と思いますけどね(´-ω-`)
仕方ない・・・介護しながらどう対処するのか覚えていくしかないし・・・。
一応いろいろ対策はしてあげました。あまりに通帳がないだの
お金を触られただの騒ぐから父が母の部屋に小さめの金庫を買ってあげていました。
小さめといっても1人では動かせないくらい重い金庫です。
それも結局騒ぐだけで全く使ってくれなくて今でも母の部屋に置物として
おいてあるだけ(´-ω-`) 今は現金を目に見えるところにおいておくと
「自分のだ」と思い込んで持っていってしまうという事があるので(実際に持っていかれた事アリ )
自分の現金をその辺におかないということを気を付けていれば通帳の執着はなくなった感じです。
というより、通帳の存在を忘れてしまったかも。通帳は母の認知症が進むにつれて
もう本人に任せておくのは無理だと判断してから父が管理しています。
だから手元に通帳があれば今でも執着はするだろうけど、もうずっと手元にないので
忘れたのかな~って。
現金は父がちょっとずつ父が母に渡しています。たくさん渡してしまうといろんなところに
隠してしまって、探すのに一苦労だから5000円とか少しずつ渡してるみたいです。
本当はもう母は1人で買い物も行かないし1人でお金を払うようなところに
行くこともないから、お金は必要ないんです。
でも認知症になるとお金が拠り所になるのか「お金がないお金がない」って言い続けるので
少しでも渡しておくとそれだけで安心するみたいです。
お金もね、どうしても隠したい衝動になるのかお札を1枚1枚小さく折りたたんでは
隠すという事を繰り返しています。私の想像では小さく折りたためば人目につきにくいと
母なりに考えたからなんだと思います、常に人に盗られると思っているからでしょうかね(。-_-。)
母は認知症になってから“財布”というものを使わなくなりました。
私たちがお金をバラバラにしておくとどこにしまったか忘れちゃうから、財布に入れて管理したら
探さなくて済むじゃない?と、どんなに説いても・・・父が新しい財布を買ってあげても全て撃沈に終わりました。
今日母の服を洗濯しようとズボンのポッケに物が入ってないか一応確認したら
ちょうど出てきたw
↓
この小さな袋に折りたたんだお札をいれて、ズボンのベルト通しにフックを付けてます。
お札を開くと・・・
折り目がバッチリ・・・。
ちなみにこの折りたたんだお札、ATMとか最近スーパーとかあらゆるお店で
お札を機械で読み取るレジを導入しているところがあるけど、母のお札は
100%読み取りしてくれませんw
困ったもんじゃ・・・。
例えば、以前TVで逸見政孝さんの事がやっていて、それを見ていた母が
「あぁこれ逸見政孝?この人私話した事あってね、意外と気さくで どーのーこーの」・・・とか
先月のリオオリンピックを見てる際には (レスリングの試合を見ながら)
「これ昨日うちの近くでやってたから 誰だったか忘れたけど知り合いと観に行ってね~」とか
スタバでフラペチーノを飲みながら雑談していれば、「この飲み物(フラペチーノの事)
お母さんが小さい頃からしょっちゅう飲みに連れていってもらったわ( •̀ω•́ )ドヤ顔」とかね…。
何かひとつの物にテーマを置いて話していると必ず入ってきてすぐ自分ワールドの中で
その物についてのエピソードを作っては話す・・・これは寝ている時以外は
ほぼ作りエピソードで話しています。
驚きなのは話している内容は↑にも書いたとおり赤の他人でもわかるくらい滅茶苦茶です。
でもそのエピソードが出てくるスピードが常人じゃないというか。
自分だったら絶対できない、話に詰まると思う。けど母は話す内容はさておき
さもあったかのようにスラスラーっと妄想話をするんです。
認知症になる前の母は饒舌でもなかったし、平気で嘘をつくような人ではありませんでした。
もちろん虚言癖もないです。隠し事が出来ない人で、例えば母と子供でデパートに行って
自分の服を買ったら、わざわざ父に買った服をみせて今日これ買ってきたって言う人でした。
私も買ってもらった服を「お父さんにちゃんと見せなさい」と母に言われていたので
買ってもらった服とかはわざわざ着替えて父にみせていました。
子供心に別に言わなくても父もいちいち買った物チェックするような人じゃないし
見せろと命令されてるわけでもないのだから黙って箪笥にしまえばいいのに・・・と
思っていましたが、父が稼いでくれたお金で買った物だから父に見せる、という事を
母は怠らなかったのかも。
当の父は見せてもらっても女子供の服だから「ふーん」と興味なさ気でしたけどねw
子供の私から見てもドが付くほど母は真面目だったと思います。
だから今のスラスラ妄想話は認知症になってから出てきたものなので
認知症という病気がそうさせているのだと思います。
全然悪気などはなく、母ワールドの中では「実際に起こった事」となっているのだと思います。
妄言に関してはいちいちこちらも反論しません。スタバが昭和の日本にあったわけがないのに
「しょっちゅう連れて行ってもらって飲んでた」とか「逸見さんと話した事がある」とか
「オリンピックが家の近くでやってたから(母は生まれも育ちも三重県)観に行った」なんて
その場で聞かされたら「ちょ、まてよ!」って突っ込みたくなるでしょう?
でも認知症の人に理論なんて語っても通用しないし言うだけ無駄です。
「そうなの(´・◡・`)」って相槌打つだけで本人はご機嫌ですからね。
上手に聞き流しをするに限ります。
無視したり「は?」というような反応すればまた怒り出すだけなのでお互いの為にも
こっちが呑み込んでばいいんです(´・ω・)
まぁこれらの妄想は毎日鬱陶しいけど聞き流せるからいいけど、認知症の典型的な
「物盗られ妄想」はさすがにまいる時があります(´-ω-`)
その名のとおり、お金を盗まれたとか思い込む事です。うちもこれは初期症状の頃からあって
現在より昔の方がひどかったな~と思います。初期症状の頃は常に探し物ばかりしていて
預金通帳もそのひとつ。通帳がない、通帳を誰かに触られた、通帳をだれかに盗られたって
よく言ってました。
その「誰か」って誰よ?家に家族しかいないのだから、その言い分でいくと家族の誰かが
犯人てことになりますよね?当時はまだ認知症をよく理解していないのもあって
母がこれを言うたびに犯人扱いされているみたいで悲しかったし、一方でものすごく腹が立ちました。
身内をドロボー犯人にするなんて。そんな事するわけないのに、母のお金に手をつけるなんて
するわけないのに・・・なんで母はわかってくれないの??いくらおかしくなったからって
それはヒドすぎでしょ ってね・・・。
時には我慢できなくて母に犯人は誰だといいたいのか詰め寄ったこともありました
すると母は「違う!フーコちゃんたちが犯人とかそういうこと言ってるんじゃないんだわ!
お金を触られたってことは事実なの!触った形跡があるんだから!!」と突っかかってきました。
はぁ・・・答えになってないよそれじゃ・・・結局誰が触ったと思ってるの?と。
ま、今となっては認知症だから自分でお金をしまった場所を忘れてしまうのは当然なのに・・・
無意味な口撃を母にしていたな・・・と思いますけどね(´-ω-`)
仕方ない・・・介護しながらどう対処するのか覚えていくしかないし・・・。
一応いろいろ対策はしてあげました。あまりに通帳がないだの
お金を触られただの騒ぐから父が母の部屋に小さめの金庫を買ってあげていました。
小さめといっても1人では動かせないくらい重い金庫です。
それも結局騒ぐだけで全く使ってくれなくて今でも母の部屋に置物として
おいてあるだけ(´-ω-`) 今は現金を目に見えるところにおいておくと
「自分のだ」と思い込んで持っていってしまうという事があるので(実際に持っていかれた事アリ )
自分の現金をその辺におかないということを気を付けていれば通帳の執着はなくなった感じです。
というより、通帳の存在を忘れてしまったかも。通帳は母の認知症が進むにつれて
もう本人に任せておくのは無理だと判断してから父が管理しています。
だから手元に通帳があれば今でも執着はするだろうけど、もうずっと手元にないので
忘れたのかな~って。
現金は父がちょっとずつ父が母に渡しています。たくさん渡してしまうといろんなところに
隠してしまって、探すのに一苦労だから5000円とか少しずつ渡してるみたいです。
本当はもう母は1人で買い物も行かないし1人でお金を払うようなところに
行くこともないから、お金は必要ないんです。
でも認知症になるとお金が拠り所になるのか「お金がないお金がない」って言い続けるので
少しでも渡しておくとそれだけで安心するみたいです。
お金もね、どうしても隠したい衝動になるのかお札を1枚1枚小さく折りたたんでは
隠すという事を繰り返しています。私の想像では小さく折りたためば人目につきにくいと
母なりに考えたからなんだと思います、常に人に盗られると思っているからでしょうかね(。-_-。)
母は認知症になってから“財布”というものを使わなくなりました。
私たちがお金をバラバラにしておくとどこにしまったか忘れちゃうから、財布に入れて管理したら
探さなくて済むじゃない?と、どんなに説いても・・・父が新しい財布を買ってあげても全て撃沈に終わりました。
今日母の服を洗濯しようとズボンのポッケに物が入ってないか一応確認したら
ちょうど出てきたw
↓
この小さな袋に折りたたんだお札をいれて、ズボンのベルト通しにフックを付けてます。
お札を開くと・・・
折り目がバッチリ・・・。
ちなみにこの折りたたんだお札、ATMとか最近スーパーとかあらゆるお店で
お札を機械で読み取るレジを導入しているところがあるけど、母のお札は
100%読み取りしてくれませんw
困ったもんじゃ・・・。