手本となる大人の復活

子供たちにとって、一番身近な大人は親であります。
ここでは特に物心がつく年齢からの子供への影響を議論したいと思います。

子供たちを見ていてつくづく思うのは、やはり大人の影響は大きいということです。殺伐とした大人社会であれば子供社会もそうなっていきます。子供社会にいじめがあるのは、大人社会にもそれがあるからです。明るく希望ある大人たちの社会に育てば当然、子供たちもそのようになっていくでしょう。　これは、動物としての人間の習性ではないかと思われます。手本や見本を見習って真似ていく。その中から学び取り、成長していく。子供が自分独自の価値観で生きていくとしてもその根っこにあるものは、やはり大人社会の模倣であるように思います。

さて、国際比較調査においても日本の子供たちが将来を楽観的に思ったり、努力すれば明るい未来が開拓できると思っている割合は小さいようです。これは、われわれ大人がそもそも「将来は明るく希望のあるものだ」という思いになっていないことが要因として大きいでしょう。日々流れるニュースにしてもネガティブなものが大変多くなっています。

しかしながら、希望を持ってチャレンジしている大人は沢山います。それをまずは子供たちに見せてあげる必要があります。さらに言えば、子供に近いわれわれ大人自身が、希望を見出せるような行動を起こしていくべきでしょう。

実行可能な小さなこと。子供に笑顔で接するなどというものから・・・・・
実行可能な大きなこと、世界の誰も行っていないチャレンジしている姿を子供にも見せてあげることまでいろいろあるでしょう。

◎まとめ
今、必要なことは、手本となる大人の存在です。　「ああいう大人になってみたい。大人になったらきっとあんなふうになってみたい」　そういうモデルをいろいろな場面で見せてあげることが重要なのではないでしょうか。