1月4日(土),今年初めての野鳥撮影に出かけた。
目的地は久しぶりの宮城県県民の森。
中央記念館に車を置き,管理車道を東に下りていく。
※上図は宮城県県民の森散策マップより一部引用
いつもなら数種類の鳥に出会えるのだが,この日の森は静まり返っていて,耳を澄ましても風が木々をゆする音しか聞こえない。
とうとう菅野沢溜池に下りるまで,一羽の鳥とも出会わなかった。
菅野沢溜池は4つの溜池が連なっているのだが,そのいちばん上流にある4番の池には,氷が張っていないところに6羽のカルガモがいた。
しばらく見ていると,奇妙な動きをし始めた。
2羽ずつ3つのペアをつくり,反時計回りにクルクルと回り,水面に渦を作り始めたのだ。
ハシビロガモなどは,水面で餌を集めるために集団やペアでこのような動きをよく見せるのだが,カルガモで見たのは初めてだった。
カルガモもこのような採餌の仕方をするのだろうか?
ちなみに,下の写真は,以前に利府町の加瀬沼で撮影したハシビロガモの採餌行動である。
次に,青少年の森 森の学び舎から西に向かう。
イノシシ対策用防護柵を過ぎて少し進むと通行止めになっているので,ここからは遊歩道を外れて森の中を歩き,岩切城址を目指して進む。
2万5千分の一地形図を見ながら進めそうな場所を選び,森にダメージを与えように注意を払いながら歩いていく。
途中,足元からいきなりヤマドリが飛び立ち,大いにビビる。
心臓の鼓動が落ち着いて足を踏み出した途端,ほぼ同じ場所から2羽目のヤマドリがさらに大きな羽音とともに飛び立ち,またまたビビる。
まさか,もう1羽いたとは・・。
そんなこんなで何とか岩切城址に着き,車道を歩いて中央記念館に戻る。
途中,シジュウカラ,ヤマガラ,エナガ,コゲラを見かけたが,藪漕ぎのためカメラはザックにしまっていたので写真はなし。
雪がちらついてきたが,まだあまり写真を撮っていないので,西側の「アカマツの道」を散策する。
こちら側でも鳥には出会えないまま,洞ヶ沢溜池についてしまう。
流れ込み付近にマガモとダイサギがいたが,ダイサギはカメラを向ける前に飛び立ってしまった。
この後,泉松陵高校の下から水辺の道を進み,車道へと出る。
結局,この間に撮った写真は2枚だけ。
全体でも10枚も撮っていない。
車道を戻るのも味気なく,途中から「さわらびの道」を下り,「アカマツの道」を戻ってみることにした。
途中で雪がやんで日が差してきた。
終点に近いアカマツ林までくると,2か所からドラミングが聞こえる。
どちらもコゲラだった。
一心不乱にアカマツの幹をつつき,樹皮を剝ぐ作業に没頭していた。
さて,県民の森での撮影はここまで。
まだ昼前なので,もう1か所,前回のブログに載せた大沼に行ってみることにする。
せんだい農業園芸センターが休業中だったので,大沼揚水機場脇に車を止め,沼を一周する。
最初に出迎えてくれたのは,沼の東岸にある木にとまっていたチョウゲンボウだ。
不審なものでも見るように,カメラを向けた私を睥睨していた。
北側の水田では数羽のコハクチョウが奇妙なダンスをしていた。
求愛行動か,それとも威嚇行動か・・。
詳しい方がいたら教えてください。
沼の水面にはオオハクチョウ,コハクチョウ,カワウ,カンムリカイツブリ,ミコアイサなど。
前回,夥しい数がいたカモ類はだいぶ少なかった。
水面にランディングするカワウ。
けっこうかっこいい。
陸地で羽干しするカワウ。
拡大すると渋くて美しい模様だ。
カンムリカイツブリ。
ミコアイサ。
愛称は見た目のとおりパンダガン。
というわけで,今回はここまで。
積雪期に入ってしまったが,早く山に登りたくてうずうずしている今日この頃である。
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