今回は薬莱山登山。
私は,幼い頃から薬莱山近辺には何度も来ている。
母親の実家が旧古川市だったこともあり,この辺りにはよく遊びに連れて来てもらった。
小学5年生の時,初めてスキーをしたのがここだった。
それ以前にも,薬莱山の近くで滝を見に行った朧げな記憶がある。(おそらく荒沢の大滝だと思われる。)
大人になってからも,すぐ近くの荒沢県自然環境保全地域には,地形調査や野鳥撮影のため何度も訪れている。(ちなみにこの場所でクマに威嚇されたことがある。)
それなのに,これまでに薬莱山に登ったことはない。
一度,しっかり登っておこうとずっと思っていたのである。
10:00過ぎに蕪栗沼を出発して,薬莱山には11:30前に着いた。
やくらいガーデンの駐車場に車を置き,準備をして登山口に向かう。
コース図は以下のとおり。
スキー場の南端,やくらいガーデンの向かい側に大きな赤い鳥居がある。
これが登山口に向かう目印だ。
これをくぐり,桜並木のアスファルト舗装の道を300mほど登ると2つ目の鳥居が現れる。
ここが登山口だ。
杉林の中を少し進むと,登山道が階段になる。
全部で706段と書いてある。
やっと500段,まだ約2/3だ。
何とか登り切った。
「やくらい登山道ゴール」と書いているが,ここがゴールではない。
頂上はまだ先だ。
ところでこの看板の絵の動物は何だろう?
自分はイヌ,リス,クマのいずれかだと思うのだが・・。
知っている方がいたら教えてください。
階段を登り終え,ちょっと進むと南峰に到着。
薬萊神社の奥宮が建っている。
ここから北に3分ほど進むと,山頂に到着するのだが,途中に「姥神様」の石像が祀られている。
見た目はちょっと怖いが,その名の通り女性である。
今日は赤いウインドブレーカーを着せられ,石像の前にはハサミなどがお供えしてある。
この姥神様の説明があったので,下に載せておく。
さらにちょっと進むと,東側に展望が開けた場所があり,方位盤と観光双眼鏡が設置されている。
この双眼鏡,なんとNikon製ではないか。
覗いてみたが,白くぼやけて何も見えない。
内部のプリズムか反射鏡が濁っているのかも・・。
ここからすぐに山頂に到着。
最初の赤い鳥居をくぐってから50分弱だ。
南峰と同じような奥宮があり,隣に立派な石碑も建っている。
山頂からの眺望はこんな感じ。
今回は休憩なしで北側の登山道を下山する。
けっこう勾配があり,落ち葉も積もっているので滑らないように下りていく。
25分くらいで林道との交差点(北側登山口)に出た。
ここからは約20分,舗装路を歩いて駐車場に戻る。
1時間40分程の登山だったが,秋の山を楽しむことができた。
今日は野鳥の撮影もできたし,いい休日だったな・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます