フィッシャー中将の艦隊運用の達人

かつては艦隊運営の天才と言われたフィッシャー中将が・・・白兵戦に勤しむ物語

ショアキャスティングにおける心の余裕

2016-01-17 09:37:51 | Weblog

これから書くことは自分の拙い経験で、真実とは異なる部分が多いかもしれないが
備忘録としてここに記しておく。

ショアにおけるヒラマサを狙う苦労を考えると・・・

1.キャスティングの困難さと特異さ
2.ダイビングペンシルを操作する際のアクションの妄想と現実の乖離
3.長時間に及ぶ肉体労働における体力と集中力の維持
4.1日1回しかチャンスの訪れないエリアでのモチベーションの維持
5.ヒットしたヒラマサへの対処(泳がすのか・沖で少し弱らせるのか・ゴリ巻でいくのか)
6.ランディングの位置とランディング方法


 自分の中でこのすべてが大事な課題で、各ステップを踏むことなくヒラマサにたどり着く
ことは出来ないと感じている。1mを超えるヒラマサを獲ったことが無いから偉そうには
言えないが、経験上手も足も出ずということが幾度かあったので、これを獲る為に、
これらは重要な課題になっている。


 現状この課題をクリアーする大きなコツは ”精神的余裕” これしかない…決して宗教ではありません(笑)。
余裕を得る為に、十分な準備と不確定要素の排除が重要。 特に6のランディング位置と方法
は、その日の波高と波周期で大きく左右されるので、一人釣行では絶対欠かすことが出来ない要素になる。
魚をかけても獲れなければ、意味が無いから。

 これまで魚をズリ上げてそのまま海に帰っていたヒラマサの数は釣った数と同じ位多い気がする。
 (当然のように荒れてる方が釣れちゃうんだよな~ でも荒れると獲れないことが多い ハァ~) 
 シーバスならズリ上げても戻っていかないのに、あら不思議。


精神的余裕を生み出す具体的要素として決めていること。

1.沖磯にはいかず地磯を選択する。

   これは、重装備で地磯を歩くことで、
   ①体力が維持できる。
   ②魚が釣れた場合食べ過ぎてもカロリーバランスがとれること。
   ③健康年齢が延び、長く釣りができる。
   ④渡船費用を回収しようとする貧乏根性が出ない(笑)。

2.集中力の維持(休憩)
  
  海の状態を見ながら10分から15分毎に小休止を入れることを事前に決めておく。
 釣れる前には何かの予兆(起こり)があるのでそれを見逃さない為にもルーチンとして
 おきたい。

3.集中力の維持(栄養と姿勢)

  ①チョコレートを常備(これ特に大事で、地元の進学校では試験前にチョコレートを
   食べるように勧めるのだとか。)
  ②決めたことを決めた手順で行うこと。
    疲れたときのキャストは後ろ脚重心で固定する
    (飛距離は少し落ちるけどミスキャストは減る)。
    ミーアキャットの様に背筋を伸ばしてダイビングアクションを行う。
    (足場が高く、ルアー操作時、どうしても前傾姿勢になるので疲れやすい)
    目線を上げる方が集中力を維持しやすい。

4.少しオーバー目のタックルを用意する。

   ロッドは重めのものを使用することで、
   ①上半身の筋力が上がる。
   ②波高が高い時や焦っている時は、ダイビングペンシルが水面から飛び出るが、
    重いとロッドだと肉体的負担から遅めの一定のリズムをキープしやすい。
   ③竿が重く小手先キャストが出来ないので、必然的に重さを竿先にかけるキャストが出来る。

    ロッド:現在APIAのブラックラインエクストリーム106HHをメインで使っており、438gある。
     しかし、リール(キャタリナ5000H)とのバランスが良く、重さはそこまで感じない。
     ちなみこの竿は、少々磯にぶつけても大丈夫なくらいブランクスが太いのだが、
     プラグの操作性が意外に良い。(サブのダイワの竿は軽く、楽なのだが、
     その分操作が早くなり足場が高い場所ではプラグが水面から飛び出しやすい
     傾向がある(もちろん腕が悪いというのもあるけど。)
総論
     凪の日でさえもともと難易度が高いこの釣りなのに、風が強く・波の高い
    日はさらに難易度が上がる。釣り場について諦めることもしばしば。
    地磯釣行=釣りでは無く 地磯釣行=健康管理との2本立てと思ってしまえば、
    その磯についた時点で目標の半分が達成されることになる。なかなか困難な
    この釣りだが、王手飛車取りのようにどちらか片方は達成出来る目標を設定
    することで、満足を得ると共に、これを心の余裕としてこの困難に挑みたい。