鮎が川を遡上する、そんな時期になりました。
立花学園高校釣り部隠居でございます。
鮎がいるとわかった途端、同じ川なのに、違って見えます。
例えば、日本茶の茶葉を茶さじでとって急須へ、お湯を注ぐと
「あっ、きれいなグリーンだね。」と思うのに、
お茶を入れ終わり、三角コーナーに入っただけで・・・みたいな。
もちろん鯉やオイカワはいるのですが、
鮎がいないだけで、何か寂しい川になってしまうのは、
鮎がそれだけ魅力的な魚だからでしょうか。
人間の感覚なんて勝手なもので、受け入れ方ひとつで変わってしまうものなんですね。
色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是・・・この世に存在するものはすべて実体がない。
それに気づいて執着を離れれば、世界が違って見えるよ。
『摩訶般若波羅密多心経』にはそんなことが書かれているんだよって、
新入生に話をしました。
立花学園高校ではずっとこの般若心経をホームルームで唱えているのですが、
最近やっと「すごいこと書いてあるんだな」って思うようになってきました。
年取ったってことですかね・・・
じゃあ永遠に変わらないもの、真理は?釣り人にとっての真理は、
『河(海)は眠らない』ですかね。
つねに命が生滅している場所、釣り人のよりどころですよね。
芝桜も満開です。
今日もgood fishingで行きましょう!