【生と死】2006・9・5
彼は私の妹の子ども
つまり、私の甥になる
もうすぐ一歳になるがまともに歩きもしないし、喋りもしない
そんなもんなのでしょうか?
まあ、彼のじぃじやばぁば、ちちやははに言わせると歩くし喋るらしいが・・・
とてもじゃないが私にはそれが“ハイハイ”とも“歩行“とも思えないし、“異国の地の言葉”にしか聞こえないが・・・
あれを“歩く”“喋る”と表現できるあんた達一族は素晴らしい!
で
君は本当にそれでいいのか?
“歩けたね”“喋ったね”“おりこうさんだね”って
それごときでチヤホヤされて・・・
時々会う“伯父さん”は心配だよ、タイチ君!
こんなんで君はまともに成長していくのだろうか?と
以前、こう書きました
彼は私にとって“特別中の特別”だと・・・
彼の生年月日は・・・
平成17年9月13日
そうです
くしくもあの忌まわしい出来事が起きた日と同じ
私が今でもその背中を追い続け、憧れ続ける
“哲治さん”の命日である9月13日
“哲治さん”が亡くなって、8年後のその日が彼の誕生日
私にはとても偶然とは思えません
そんなことが信じられますか?
そんな偶然が起こるのですか?
私には信じられません
もしかしたら神様が
『思い出を大切にしなさい』って言っているのかもしれませんね
もしかしたら“哲治さん”が何か伝えに来たのかもしれませんね
だから・・・
私にとって
彼の存在自体が特別中の特別なんです
君がすくすくと育っていくことを楽しみしているよ、タイチ君!
そしていつの日か鍛えてやるよ、私が憧れる“哲治”以上の水泳選手にね
2006・9・5
From Ken-O