第一は07年1月5日、「グローバル・イスラミック・レジスタンス」を名乗る組織が爆弾闘争を準備していた、そのアジトを警官隊が急襲し、18名が死亡した事件。
アジトには「ジハードを訴えるアル・スリ師のビデオが見つかったとされた。
このセクトは「東トルキスタン・イスラム運動」の組織とも言われる。ヴィデオには、この他にタリバン最高指導者のひとりザワヒリ師が中国を敵視した発言が挿入され、さらには四人の中国人の標的が明示されていたという(AFP、07年3月9日)。
第二の事件は「五輪を標的」とした過激セクト(本部ウルムチ)の手入れで、やはり銃撃戦で二人が死亡し、15人が逮捕されたという。本当にあったのか、当局のでっち上げ情報なのかは分からない。
第三の事件は、飛行機乗っ取り、もしくは飛行爆破未遂事件で、中国南方航空6901便に搭乗したパキスタン国籍の女性が、機内トイレで爆発物引火直前に取り押さえられた。08年3月7日である。
この事件は日本でも報道された。
警備当局が驚いたのは女性がパキスタンのパスポートを所持していたからで、共犯の男も一緒に逮捕された。男は30歳前後で氏名も名乗っていないという。
この前後には中南海付近でバスの爆発テロもおきた。
第四の事件はホータンで起きた千人規模の抗議デモである。
これは3月23日におきたとされ、豪商でイスラム運動の大スポンサーでもあり、篤志家としてしられた実業家=ハジム氏の当局に拘留中の不審な死を発端に大規模な抗議行動が発生、おりからのチベット争乱に呼応したかのように見られ、厳重な警戒態勢が敷かれた。(シドニー・モーニング・ポスト、3月15日付け)。
イスラムのテロルと関わりは不明だが、7月1日には上海で警官五人をナイフ男が刺殺する事件も発生。警備本丸で警官が殺されるというのは綱紀粛正の必要がある。
治安の安定は遠い先のはなし、目下の話題は北京五輪の警備に関する事ばかりである。
宮崎正弘の国際ニュース・早読み
代替ニュース
アジトには「ジハードを訴えるアル・スリ師のビデオが見つかったとされた。
このセクトは「東トルキスタン・イスラム運動」の組織とも言われる。ヴィデオには、この他にタリバン最高指導者のひとりザワヒリ師が中国を敵視した発言が挿入され、さらには四人の中国人の標的が明示されていたという(AFP、07年3月9日)。
第二の事件は「五輪を標的」とした過激セクト(本部ウルムチ)の手入れで、やはり銃撃戦で二人が死亡し、15人が逮捕されたという。本当にあったのか、当局のでっち上げ情報なのかは分からない。
第三の事件は、飛行機乗っ取り、もしくは飛行爆破未遂事件で、中国南方航空6901便に搭乗したパキスタン国籍の女性が、機内トイレで爆発物引火直前に取り押さえられた。08年3月7日である。
この事件は日本でも報道された。
警備当局が驚いたのは女性がパキスタンのパスポートを所持していたからで、共犯の男も一緒に逮捕された。男は30歳前後で氏名も名乗っていないという。
この前後には中南海付近でバスの爆発テロもおきた。
第四の事件はホータンで起きた千人規模の抗議デモである。
これは3月23日におきたとされ、豪商でイスラム運動の大スポンサーでもあり、篤志家としてしられた実業家=ハジム氏の当局に拘留中の不審な死を発端に大規模な抗議行動が発生、おりからのチベット争乱に呼応したかのように見られ、厳重な警戒態勢が敷かれた。(シドニー・モーニング・ポスト、3月15日付け)。
イスラムのテロルと関わりは不明だが、7月1日には上海で警官五人をナイフ男が刺殺する事件も発生。警備本丸で警官が殺されるというのは綱紀粛正の必要がある。
治安の安定は遠い先のはなし、目下の話題は北京五輪の警備に関する事ばかりである。
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