きのうくらいから
ようやく子どもの熱がひいた。
そうは言っても
いろいろアンバランスなようで
いつもより
ぐずぐず言ったり
思春期のひとみたいに
すねてすねて
そのまま つかれて
昼寝したり。
きょうも なきつかれて
午後は少し寝てしまう。
起きたら おやつ。
黒棒。
久しぶりの甘い物が
うれしいみたい。
『お熱で寝込んでたときに
お隣の梅の木
花が咲いたんだよ』
「…世界って なんか いいもんだね」
『 (えっっっ!)
ど、どんなところが?』
「…なんとなくね 」
ときどき
びっくりするような事を
さらりと言う。
どんなところが?
なんて
その場しのぎで
くだらない質問したことを
後悔した。
理由なんか ないもんねー
借景の梅。