ヨーロッパ産のホタルブクロ「ハタザオキキョウ」。長く伸びた茎に釣り鐘状の青い花がたくさんつく。これまではあまり見かけなかったようだが、今年はたくさんみかける。
(2022年初夏 川崎市)
初夏の花シリーズ(2022年初夏)
「キンシバイ」(初夏の花 2022-01)
「どくだみ」(初夏の花 2022-02)
「アマリリス・アップルブロッサム」(初夏の花 2022-03)
「カラー・ピカソ」(初夏の花 2022-04)
「ペンステモン・ハスカーレッド」(初夏の花 2022-05)
「オルレア」(初夏の花 2022-06)
「 サルビア・ミクロフィラ・ホットリップス」(初夏の花 2022-07)
「アスチルベ」(初夏の花 2022-08)
「ゴデチア」(初夏の花 2022-09)
「ルリマツリ」(初夏の花 2022-10)
「アネモネ・ヴィルジニア」(初夏の花 2022-11)
ハタザオキキョウ(旗竿桔梗)は、ヨーロッパ原産のキキョウ科ホタルブクロ属の宿根草で、キキョウという名前がついていますがキキョウの仲間ではありません。その点では、モモバキキョウも同様で、キキョウ属ではなくホタルブクロ属の宿根草です。
ハタザオというのは、長く伸びる花茎を指してのことと思われますが、たくさん花が咲きますのでなかなか美しいものです。
ホタルブクロ属の中では丈夫で、関東以北では野生化しているところがあるようです。しかし、耐暑性が弱いことから、私の住んでいる香南市野市町周辺では宿根することができないので全く見かけることはありません。
【ハタザオキキョウの概要】
草丈
ホタルブクロ属の中では比較的草丈が高くなり、1.2mほどになります。
花
長く伸びた茎にホタルブクロ属特有の花がたくさん付きます。
耐寒性・耐暑性
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
夏の高温多湿が苦手ですが、耐寒性が強く戸外で冬を越します。
学名
Campanula rapunculoides
学名の説明
Campanula・・・・・ campana(鐘)の縮小形
rapunculoides・・・・・ラプンクルス属 + oides(・・・に似ている)が語源です。
※ ラプンクルス属は、今は廃止されています。rapunculus は、「小さい蕪」という意味です。