<会場の国立新美術館>
第115回2019記念太平洋展(1);水彩画応募・何とか入選
2019年5月4日(土)
▇やっとの思いで応募
昨年来,神奈美会員のお一人から,太平洋展に応募しないかというお誘いを受けていた.太平洋展は太平洋美術会が主催して国立新美術館(東京六本木)で開催する展覧会である.
太平洋美術会の前身は明治美術会であり,結成以来1世紀あまりの歴史を持つ由緒ある団体である.このような大層な展覧会に私ごときヘッポコ素人が応募するなんて,無謀すぎるし分不相応だと思い続けていた.でも,もしも,あの立派な国立新美術館に私の拙い絵でも飾ることができたら,それはもう夢のまた夢でもある.
勿論,絵を描くのは私の趣味の一つなので,好きでやっていることである.とはいえ,1枚の絵を仕上げるのはかなりの心労をともなう.制作の途中で何回ため息をつくことか,何回破り捨てたくなることか.
”そんなに四苦八苦するなら,やらなければ良いじゃないか”
と言われそうだが,それでも止められないのが趣味なのである.
昨年来,「ああでもない,こうでもない・・」を際限なく繰り返して,やっとF40 の水彩画1枚が完成.落選しても本望・・・という気持ちで搬入業者にこの絵を託した.
実はこの時期,私が所属する神奈川美術協会の公募展も神奈川県民ホールで開催される.こちらの方にも3枚の絵(3枚で1組の絵?)を出展することにしていた(すでに当ブログで公開済み).
この二つの展覧会がほぼ同じ時期に重なったために,正直なところその準備は実に大変だった.
<神奈美公募展,太平洋展向けの作品を同時に搬入業者に委託する>
▇知人より1日遅い審査結果の連絡
5月7日から12日まで,神奈川県民ホールで神奈美公募展が開催される.
5月10日,神奈美公募展会場で,同じく太平洋展に応募していた方から入選したと聞かされる.ところが私の所には太平洋展からなんの連絡もない.
”私の所にはなんの連絡も無いんです.ダメだったようです”
と悄げる.ところが会場から夕方帰宅すると,太平洋展事務局から分厚い封書が届いている.入選通知である.封書にはいくつかの書類とかなりの量の入場券なども入っている.どうやら田舎に住んでいる私の所は,知人が住んでいる都会より郵便が1日遅かったようである.
翌日の5月12日,早速,この知人にも連絡した.なお,この知人は連続2回入選して,今年度から太平洋美術会の社友に推挙された.
<入選通知と書類など>
(つづく)
つづきの記事
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「閑話休題;セピア色の画集」の前回の記事
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