<沿道で見かけた湖>
ピレネー山小屋縦走トレッキング;第8日目(1);専用車に乗ってトルラを出発
(アルパインツアー)
2018年8月18(金)~27日(日)
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第8日目;2017年8月25日(金) 晴
<ルート地図>
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<トルラの朝>
■まずは早めの朝食
昨夜はベッドに寝転んでメモ帳を纏めている内に眠くなり,何時の間にか寝込んでしまった.まあ,まあ,よく眠れた.
5時45分にモーニングコールがある.ちょっと寝不足感がある.
6時57分から,1階(つまりグランドフロアー)のレストランで朝食を摂る.
レストランはそれほど広くはないが,なかなか良い雰囲気である.とくに大きな壁画が素晴らしい.でも同行の皆さんは,どうやらこんな壁画には無関心のようである.
私たちの席はこの壁画の真ん前である.
<素敵なレストラン>
■私の朝食
今日の朝食はビュッフェスタイル,つまりバイキング方式である.
私の選んだ朝食は,下の写真の通りである.ちょっと多めかな.栄養的にバランスが取れているかどうか良くわからないが…
”レストランの食事は,やっぱり山小屋より良いな…”
これが率直な感想である.
このホテルで使われている角がカットされているお盆の使い勝手がなかなか良い.角の席に座った人が置いたお盆とぶつかり合うことがなくなかなかの優れものである.
<私の朝食>
■仕上げはコーヒー
仕上げはフルーツとコーヒーである.
私は,コーヒーを賞味しながら,一番最後まで粘る.
<朝食>
<トルラを出発>
■今回は一番前の席
7時30分,朝食を終えて,一旦,部屋に戻る.もう一度,部屋の中をチェックして,8時50分,リュックなど荷物を持って,再びロビーへ降りる.
チェックアウト.
そのまま専用車に乗車する.今日は,一番前の席に座ることにする.
今日からは現地ツアーガイドのYKさん(日本人女性)が案内役である.YKさんは,私たちがバルセロナに到着したときに出迎えてくれた方である.
<専用車の内部>
■ホテル前から発車
8時00分,私たちを乗せた専用車は,トルラのエーデルワイズホテル前から発車する.
片道1車線の道路だが,綺麗に舗装されている. 谷間の緩やかな下り坂を快適に下り続ける. 美しい谷間の道が続く.
左右に曲がりくねりながら,快適に走っている車のリズムが眠気を誘う. まだ,早い時間なのに,私は何時の間にか居眠りをし始める.
<谷間の道を快適に走る>
■アインサを通過
8時47分,目が覚める. 専用車は、何時の間にか谷間の道から抜け出して,平野のど真ん中を走っている.
9時50分,ちょっとした街を通過する. 地図で確かめるとアインサ(Ainsa)という街である.片側2車線の広い道路の両側に,背丈がほぼ同じ建物が並んでいる.街路樹が並ぶ清潔感のある綺麗な街である.
ほんの数分でアインサの市街地を抜ける.
<アインサの市街地>
■湖の畔を通過
9時12分頃,進行方向右手に大きな湖が見える.
残念ながら,手許のあるおおざっぱな地図では,この湖の名前は全く分からないが,人造湖だろうか.いずれにしてもなかなかの警官である.
<車窓から湖が見える>
■エルグランドを通過
9時21分、エルグランド(El Grand)を通過する.広々とした閑静な集落のようである.道路標識を見ていると、ここがエルグランドだと分かるが、手許のおおざっぱな地図では,この集落の名前は確認できない.
それにしても,この大きな石垣の上は一体どうなっているんだろう.
<エルグランドの市街地>
<ガソリンスタンドで休憩>
■バルバストロのジャンクションを通過
9時29分、バルバストロ(Barbastro)の標識を通過する.手持ちの地図で,現在地を確かめる.
引き続き,9時44分、モンゾン(Monzon)の出口を通過する.この辺りからリエイダ(Llieida)の方向を示す標識が頻繁に現れるようになる.
<バルバストロの標識>
■リエイダのガソリンスタンド
9時47分,「リエイダ(Lieida)まで45キロメートル」という標識を通過する.
9時52分、幹線道路から枝道に入る.どこをどう通っているかがさっぱり分からないが,9時55分、リエイダのガソリンスタンド,ボネレア(bonerea)に到着する.ここで,トイレ休憩である.
<リエイダのガソリンスタンドに到着>
■ガソリンスタンドの売店
ガソリンスタンド内の売店を覗いてみる.
こぎれいな店である.ちょっとした土産物、スナック、飲料などが陳列されている.同行者の中にはなにがしかの買い物をしている人も居る.
私?
私は何時も”けちんぼ”である.もちろん,無駄な出費はしない.
<ガソリンスタンドの売店>
■沢山のエスカルゴ
何も買わない私はちょっと退屈である.店内に居ても仕方がないので,お店の外へ出てみる.
建屋の裏手の崖を見ると,なにやら白いものが沢山ある.よく見るとエスカルゴの集団である.大きさ1センチメートルにも満たない小さなエスカルゴがびっしり集まっている.
早速写真を撮るが,近づきすぎたためにピントが合っていない.でも,雰囲気ぐらいは分かるだろうと思ったので,思い切って後悔することにする.
私が崖をのぞき込んでいるのを見かけて数人の同行者が集まってくる.
そのうちに,一人の女性が,エスカルゴを崖がらもぎ取ろうとする.私は内心で激怒しながら,
「取るのやめて…!」
と思わず大声で制止する.
女性ビックリして手を引っ込める.私ちょっと反省、
「無駄な殺生はやめにしましょうよ.かわいそうだから…」
と越を和らげる.
私来れでも,余り熱心ではない仏教徒のはしくれ.無駄な殺生は肌に合わない.
<壁一面にエスカルゴ>
<ブドウ畑とトンネル>
■広大なブドウ畑
休憩を終えて,10時25分、私たちを乗せた専用車は,ガソリンスタンドから走り出す.発車して,すぐに,高速道路に入る.片側2車線の立派な道路である.周囲は広々とした平原が広がっている.
10時38分,ルート33の分岐を通過する.
10時45分,広大なブドウ畑の中をひた走る.
<高速道路をひた走る>
■トンネルファンタジー
10時48分、トンネルをくぐる.さらにその先で,もう一つのトンネルをくぐる.
興味本位で,トンネル内の写真を撮ってみる.フラッシュなしで…
するとどうだろう.シャッター速度が遅いために,返って面白い写真が何枚も撮れる.題して”トンネルファンタジー”
こんなことで,私は一人悦に入っている.
<トンネルファンタジー>
■目の前に岩山
トンネルを抜けて,12時02分、突然、前方にゴツゴツとした岩山が見え出す.まるで文字通り鋸の歯そっくりの岩塊である.
”一体,ここはどこだ…!”
<突然目の前に鋸の歯のような岩山が迫る>
(つづく)
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「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の目次
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「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の索引
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