<ホホウ! 元気だな>
閑話休題;“ホッ”とした虚脱感で鎌倉中央公園散策
(独りデタラメ歩き)
2015年7月30日(木) 晴猛暑
<炎天下のブラブラ歩き>
■何となく虚脱感!
昨日,開催されたグルメを賞味しながらの研究会が終わって,私の心の中に鉛のようにつっかえていたものがスッキリとなくなった.だから重しの取れた猫のように今日の私は朝から爽快な気分である.そう…こんな気分をなんて表現したら良いんだろう.脳天の底がポンと開いたような感じである.言い換えれば,これまで垂れ込めていた何かが”ポン”とラムネのように玉が抜けたような感じである.
”とりあえず,ここ数日は期限のあるような仕事はないぞ! 万歳!”
私は,実にのんびりした気分で”なんとなく”過ごす.この”なんとなく”が,私にとって実に久々なこと.この開放感,このノビノビ感.実に良い.
■ミンミンゼミが啼く森
午後,例によって,一番暑い最中に,大船までブラブラ歩きを楽しむ.毎度のことながら鎌倉中央公園経由である.
公園に入った途端に,緑陰を抜ける風が私に纏わり付いていたジメジメ蒸し熱の空気を剝ぎ取ってくれる.その瞬間から実に涼しくなる.良い気分だ.
頭の上のミンミンゼミが大音響で啼いている.
”こんなの…夏らしくて良いな…”
<ミンミンゼミが元気な公園の森>
■絵に描きたい池の緑陰
園内をブラブラ散策.
下の池の緑陰が目に止まる.シーズンになるとウシガエルが”ボー,ボー”と啼くところである.
この緑陰,如何にも夏らしい雰囲気があるので,ここの絵を無性に描きたくなる.絵にする場合,真っ暗な淵の辺りをどう表現したら良いんだろう…?
そんなことを考えながら,暫くの間,ここに留まる.
<絵にしたくなる池の緑陰>
■元気な百合の花
私には花のことは分からない.何という種類のユリなのかは知る由もないが,この暑い最中に元気に咲いているユリに随分と勇気付けられる.
”よっしゃ…! 今日もよっと暑いけど大船駅まで散歩しよう…”
この百合の花を見ているうちに,欲が出て大船駅まで歩く気になる.
早速,私の体内のもう一人の私が,
”なにも,こんな暑い最中に歩く必要はないだろう.熱中症が怖くないのかね…”
とクレームを付ける.
”まあ,そう言いなさんな…体調には充分気を付けるから…”
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■今日も35.6℃だ
何時ものように山崎口から公園の外へ出る.そして山崎を抜けて大船駅に向けてブラブラと歩く.今日もやっぱり蒸し熱い.
昨日のブラブラ歩きと全く同じコースを辿るが,山崎のアスファルト道路は直射日光を反射しているので気温が35.6℃にも達している.道路端に設置されている自販機で清涼飲料水を購入して,水分を摂る.まあ,これで炎天下でももう少し歩けるだろう.
なるべく自動車がとおらない裏道を抜ける.
40分ほどで大船駅に到着する.到着といっても,特段,何の目的もなく歩いてきただけなので,大船でやることがない.今日は,どういう訳か,どこかでコーヒーでも飲もうかという気にもならない.
丁度そのとき,私の家の近くを走る路線バスが,駅前バス停に入ってくる,反射的にこのバスに乗ってしまう.
…ということで,何をやっているのか分からない内に,貴重な午後の時間を無駄に過ごしてしまう.
<パソコンよ! お前もか!>
■久々に街道歩きの資料纏めでも…
15時頃帰宅する.
家の中には,まだ昼間の余熱がタップリ残っている.特に私が仕事場にしている部屋は,東,南,北の三方が窓である.この時期になると,晴の日は早朝から太陽がガンガンと照りつけるので,1階屋に比較すると,とにかく暑い.もっとも,ここは避暑地の鎌倉,こんなに暑い日は年に何回もないので,愚痴るほどのことではないが…とにかく今日は暑い.
パソコンの電源を入れる.
資料をあちこち参考にしながら,地図の上に道順や,以降遺跡などを記入する.七面倒くさい作業だが,自分で興味のあることは,やっていても楽しい.
でもものの1時間も経たないうちに,パソコンの調子が悪くなる.パソコンが熱暴走し始めた,動きが鈍くなったかと思うとハングを繰り返す.
「パソコンよ! お前もか!」
私は,どこかに仕舞い忘れているELECOM製のパソコンクーラーを探す.
私より先にダウンしてしまったパソコンに,
「こまめに水を飲まないと熱中症になるぞ…」
と悪い冗談を言う.
正直なところ,大きめなクーラーボックスに冷やした保冷剤を敷き詰め,その上にパソコンをおいてやろうか…なんて碌でもないことを考え始める.
■「畳の上」と「登山」ではどちらが安全か?
パソコンは冷やしてやれば問題なく熱暴走から脱却できる.私のパソコンもELECOM製のクーラーで送風してやると,程なく正常に戻る.正常に戻ったから,このブログの記事も書けるという次第である.
話が飛躍するが,暑い最中に外を散歩したり,山へ出掛けたりするので,親戚や知人から真顔で,
「山へなんか行くな…,危ないぞ.クーラーの利いた家の中でジッとして居ろ…!」
としばしば諭される.
私はこの忠告は正しいと思っている.自分の年令を考えて,家に籠もって恙なく過ごすのが確かに一番良いかもしれない.でも,一方では,
”クーラーの利いた家の中でジッとして居るのが,本当に良いのだろうか”
という疑問がある.
事実,私に忠告する親戚の皆さんは,総じて中性脂肪がどうだ,コレステロールが多い,血糖値が高い,太りすぎだ…と病気の話ばかりしている.したがって,「畳の上」と「登山」のどちらがより安全かという命題の答えは私には分からない.
(おわり)
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