中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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初秋の鎌倉;夫婦池・鎌倉山・笛田台地展望散策

2017年09月13日 04時57分56秒 | 鎌倉あれこれ

                                 <鎌倉山からの展望>

         初秋の鎌倉;夫婦池・鎌倉山・笛田台地展望散策
                (独り気まぐれ散策)
            2017年9月11日(月) 曇

<ルート地図>


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<まずは深沢へ>

■出発点は鎌倉中央公園清水塚口
 このところ,ようやく涼しくなったので,なんとなく気分もうきうきしてくる.
 このところ,やらなければ…と,気ばかり焦っていて,さっぱり埓があかない仕事が二つ三つある.納期が迫っているのにどうも気乗りがしないのである.こんなとき,サッサとやってしまえば良いのに…と,自分でもよ~く分かっているのだが,それができないんだから困ったものである.
 今日も早朝からPCの前に座りっぱなしだが,当ブログの記事はすらすらと書けるのに,本業の方は筆が止まったままである.まあブログ記事は,私が勝手気ままに書いているので,まあ,テキドーだし,公序良徳に反しない限り,無責任記事でも構わないので気楽に書ける.
 …ま,そんなわけで,気休めをかねて,午後からのブラブラ歩きの記事でも書こうかと思う.この記事を書いているうちに本業の方にも何か妙案が浮かぶ切っ掛けになれば有難い.
 愚痴はこの辺で終わりにして…
 昼食を済ませた後,私はまたもや足任せの散策を楽しんだ.
 行き先はすべて私の足が勝手に動いて決めたこと,その結果,夕方までに,冒頭の地図のようなルートを歩きまわった.歩行距離8.8キロメートルのプチ散策である.
 14時02分,鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す.
 歩き出すといっても,何時ものように鎌倉中央公園を抜けて大船駅方面に向かうか.それとも他のところへ行くか一寸迷うが,今日のところは時間も押しているし,軽く深沢まででもお散歩しようかと軽い気持ちで歩き始める.

■寺分の住宅地を深沢へ
 清水塚口から寺分の住宅地を南へ下る.
 深沢に近づくと,前方に手広から藤沢方面がよく見える場所がある.今日は涼しいとはいえ湿度が高らしくて,うっすらと靄が掛かっている.靄がなければ箱根方面の山が見えるはずだが残念.

<寺分から深沢へ>

■大慶寺
 曲がりくねった細い路を,道なりに下って,14時13分,大慶寺脇を通過する.
 幾分紅葉し始めた木の向こうに本堂の屋根が一寸だけ見えている.境内に立派なビャクシンの木があるので,一寸だけ見たいなとも思ったが,面倒なのでそのまま通過する.
 ここは円覚寺の末寺.この辺りの町名は寺分というが,この名前の由来は,この辺りが大慶寺の領分だったことに由来すると聞いている.

<大慶寺>

■等覚寺
 続いて,14時16分,等覚寺前を通過する.茅葺きの山門が印象的である.等覚寺は当ブログに何回も搭乗している寺なので,ご託を並べるのはやめにして,そのまま通過する.
 ここから先,どこへ行こうか迷いながら歩き続ける.
 深沢にある東京靴卸センターにでも入って,靴を眺めてから,コーヒーでも賞味して帰ろうか.それとも,藤沢までブラブラと歩くか…さて,どうしよう.
 ちなみに今は居ている靴は,東京靴卸センターの軒下に並べてある1000円でお釣りがもらえる安物である.でも,これで十分.先日,ピレネー山脈の旅でも,山以外を歩くときはこの安価な靴で十分だった.

<等覚寺>

<亀山から仏行寺へ>

■亀山
 深沢小学校脇を通って,藤沢鎌倉道路を横切る.そして,相鉄ローゼン脇の道を南に向かう.
 14時28分,亀山に到着する.
 亀山は,多分,鎌倉で一番低い山ではないかと思う.道路から階段を十段ほど登ると山頂である.山頂には巨大な忠魂碑が立っている.
 鎌倉マニアなら一度は訪れたほうが良いところだと思う.
 この忠魂碑の左側から下山する.こちらは階段道ではなく,舗装されたなだらかな下り坂である.

<亀山山頂>

■路傍の稲荷神社
 亀山から先は,暫くの間,新興住宅地が続くが,すぐに野趣豊かな砂利道になる.この道は笛田の谷戸の山際をががりくねるように続く.
 14時34分,路傍の稲荷神社(かな?)に到着する.実は,この神社の名称を調べているが,まだ良くわからないので,ここでは稲荷神社と言うことにしておこう.

<路傍の稲荷神社>

■仏行寺
 砂利道はやがて舗装道路に突き当たって終わりになる.
 せっかくここまで来たのだから,夫婦池にでも行ってみようかと急に思い立つ.足様がそう思ったんなら仕方がない.帰りがちょっと遅くなりそうだけど,私は自分の足の意見に率直に従うことにする.
 14時39分,左に分岐する枝道にちょっと入って,仏行寺の写真を撮る.境内に入って源太塚まで登ろうかと迷ったが,今日のところは境内に入らずに,パスする.
 枝道を元に戻って,夫婦池森林公園を目指すことにする.

<仏行寺>

■三島神社
 14時41分,三島神社参道に到着する.
 立派な鳥居が立っている.ここから階段を90段ほど登ると三島神社拝殿があるが,階段を上り下りするのが一寸面倒なので,参拝は省略する.
 鳥居の前でちょっと頭を下げただけで,三島神社の前を通過する.

<三島神社>

<夫婦池公園>

■夫婦池公園の地図

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■親水テラス(下池)
 14時46分,夫婦池公園下池に到着する.下池を見下ろしながら,1~2分,立ち休憩を取る.数匹の亀が水面に頭を出しているのが見える.
 数名の高齢者のグループが散策を楽しんでいる.

<下池>

水辺のさんぽみち(上池)
 つづいて水辺のさんぽみち(上池)を歩く.
 上池と下池の間に堤がある.この堤の先に谷戸の休憩所,のんびり草地,水辺庭園などがあるが,今回は省略する.

<上池>

■パークセンター
 14時50分,パークセンターに立ち寄る.ここにはトイレと一寸した休憩室がある,
 ここで1~2分,見物休憩をとる.

<パークセンター>

■森のさんぽみち(谷戸の急階段)
 パークセンターを出て,「森のさんぽみち」を南へ向かう.暫くの間,なだらかな上り勾配の路がつづく.
 森の休憩所を過ぎると,次第に勾配がきつくなり,急な階段道になる.この時期,まだヤブ蚊が飛んでいるので,立ち止まると,かの攻撃を受ける.仕方がないので,化を避けるために,急な上り階段を一気に駆け上がる.当然息が切れる.

<急な階段道が連続する>

<鎌倉山>

■鎌倉山碑
 14時57分,急階段を登り切って鎌倉山口に到着する.ここには有名な鎌倉山碑が立っている.鎌倉山は菅原通斉ゆかりの地である.
 急階段を急いで登ったので息が切れている.ここで一休み.
 ”さて,どっちへ行こうか…”
とここでも迷う.
 すぐ近くに有名な雷亭がある.雷帝の前を通って,鎌倉山神社方面へ行くか,それとも鎌倉山ロータリー方面が良いかな?
 
<夫婦池公園鎌倉山口>                                             <鎌倉山碑>

■急階段を登る
 16時03分,夫婦池公園鎌倉口から鎌倉山ロータリー方面へ数十メートル歩いたところの右側にある急階段を登る.
 階段を登り切ると,鎌倉山の尾根に到着する.ここから尾根沿いの路をのんびりと歩く.進行方向右側には,某医療法人の立派な建物が建っている.左手には七里ヶ浜,江ノ島方面の展望が開ける,すばらしい散策路である.

<階段を登る>

■素晴らしい眺望
 江ノ島方面の眺望が開ける.
 あいにくの曇り空なので,空と海の境目がはっきりしないが,江ノ島がよく見えている.箱根の山が見えるような見えないような.曖昧である(冒頭の写真).
 久々に鎌倉山を訪れたので,風景を十分に堪能しながら,ゆっくりと歩く.

<鎌倉山からの眺望>

■ローストビーフ鎌倉山
 15時10分,ローストビーフ鎌倉山に到着する.もちろん今日は素通りである.
 息子が海外に赴任するときだったかな,もうかれこれ5~6年前に,ここで食事をしたことがあるが,あれからもう随分と長い年月が経ったな…と,昔のことを回想しながら通過する.

<ローストビーフ鎌倉>

■長い階段道を下る
 15時12分,枝道の分岐でどちらへ行くか迷う.右の枝道に入ると竹林の脇を通って,鎌倉山ロータリー近くに出られる.枝道に入らずにそのまま進むと,ジグザグの長い階段道を下って,やっぱり鎌倉山ロータリー近くに降りられる.
 ”たまには,ちょっと遠回りしてみるか…”
ということで,ジグザグの長い階段道を下る.
 ”下るのは良いが,登るのは大変だな…”

<秋の花が咲く階段道を下る>

■鎌倉山ロータリー
 15時19分,鎌倉山ロータリーに到着する.
 ここから大船行きのバスに乗車して帰ろうかなと思ったが,今度のバスまで10分ほどの待ち時間がある.ぼんやりとバスを待っているのも退屈なので,
 ”仕方ないな…ついでに,手広台地でも歩いてみるか…”
と気が変わって,手広台地へ向かう.

<鎌倉山ロータリー>

<のどかな雰囲気の手広台地>

■霊元根本道場
 鎌倉山ロータリーから江ノ島方面に向かって,下り坂を200メートルほど下る.そこから三叉路を右折して手広台地に向かう.
 鎌倉山住宅地を抜けて,15時25分,銭洗大黒天霊元根本霊場前を通過する.
 ここから先は,これまでの鎌倉山住宅地とは,全く異なる田園風景が広がっている.
 
<霊元根本霊場>

■のどかな土路
 左手に藤沢方面が見えている.梅林と竹林を眺めながら草道をのんびりと歩く.手広台地は絶好の散策路である.歩いていても実に気分が良い.
 散策中に誰にも会わない.

<土路を行く>

■緑のトンネルを行く
 やがて緑のトンネルに入る.ちょっと長いトンネルである.
 近場にこんなに緑いっぱいのところがあるとは…これも鎌倉の魅力の一つかもしれない.

<緑のトンネル>

■石塔群
 草道の路傍に,石塔群が2カ所ある.
 これらの石塔は道祖神だろうか? 浅学の私にはこれらの石塔が何かは分からないが,僅かな距離の間に石塔群が2カ所もあることから,この路が古道に違いないと思っている.

<石塔群>

■残念な小径
 のどかな小径を道なりにたどる.
 すると,いきなり,断崖上の路に変わる.最近開発された住宅地のために小径の片側が削り取られて断崖になってしまった.この辺りを散歩するのが好きだった私には一寸ショッキングなことである.辺りの様子がすっかり変わってしまった.
 私はビビりながら,断崖上の路を何とか通過する.この路の終点には,不釣り合いなほど立派な階段が作られている.

<残念な小径>

<西の谷から手広へ>

■西の谷へ下る
 手広台地を抜けると,西の谷の交差点で,青蓮寺脇の坂道に合流する.
 バス停西の谷から大船行の江ノ電バスが走っているが,今更バスに乗ることもあるまいということで,ここから手広の住宅地を経由して柏尾川近くまで下ることにする.

<西の谷交差点>

手広中学校脇を下る
 15時41分,手広中学校正門前を通過する.
 緩やかな上り坂を登り切ると,下りの階段道になる.階段を下ると手広の住宅地である.
 住宅地に中の道路は入り組んでいて,自分が一体どこを歩いているのかも良くわからなくなるが,とにかく低い方へ,低い方へと歩き続ける.


<手広中学校>

■手広の農地
 手広の住宅地を抜けて,15時48分頃,手広の農地の中を深沢に向けて歩いている.この辺りは鎌倉市の一番西端に位置している.
 ここまで来れば,終点の鎌倉中央公園清水塚口まで後2キロメートルぐらいかな.

<手広の農地>

<深沢から清水塚口へ>

■深沢へ戻る
 16時16分,深沢支所西交差点に到着する.
 私は自分の足に愚痴を言う.
 ”やっと,ここまで戻ったか.公園付近をちょっと散歩するつもりだったのに,ずいぶんあちこちあるいてしまったな…”


<深沢支所西交差点>

■また階段を登る
 湘南モノレール下の路を次の信号まで歩く.そこから右折して寺分1丁目の住宅地に入る.
 またまた階段道を登る.今日はもう何階も階段道を上り下りしているので,正直,ウンザリ.
 寺分2丁目から3丁目の住宅地内を歩いて,16時39分,鎌倉中央公園清水塚口に戻る.これで鎌倉山から手広台地を巡る一筆書きの散策が無事終わった.


<ラップタイム>

14:02  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し.
14:13  大慶寺
14:16  等覚寺
14:28  亀山
14:39  仏行寺
14:41  三島神社
14:46  夫婦池公園下池
14:50  パークセンター
14:57  鎌倉山口(鎌倉山碑)
15:03  急階段を登って尾根筋へ
15:12  ジグザグの急階段を下り始める
15:19  鎌倉山ロータリー
15:35  西の谷交差点
15:41  手広中学校
16:16  深沢支所西交差点
16:39  鎌倉中央公園清水塚口着

[散策記録]

■水平歩行距離                8.8km

■累積登攀高度                                    214m

■累積下降高度                                     214m

■所要時間 (休憩時間込み)
 鎌倉中央公園清水塚口発          14:02
       〃        着                      16:39
   (所要時間)                2時間37分(2.62h)
 水平歩行速度            8.8km/2.62h=3.36km/h
                                                                                             (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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