<アルマス広場>
アンデス・ブランカ山脈紀行;第3日目(5);
カルワス市内散策;第3日目の総括
(アルパインツアー)
2016年9月6日(火)~16日(金)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/bcdc530e3ad9f1f4ac486acb2c728776
第3日目;2016年9月8日(木) 晴 (つづき)
<カルワス中心街概念図>
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<カルワス市内観光>
■まずはシャワーだ
今夜の夕食は19時からとのこと.
まだ,夕食には時間があるので,ツアーリーダーのIBさんが,カルワス中心部を案内してくれるという.
「…カルワスの市内観光をしましょう.参加ご希望の方は,16時15分にロビーへ集まって下さい…」
どうせ時間を持て余している.願ってもない良いお話しである.
私は市内観光に出掛ける前に,自室のシャワー室でシャワーを浴びる.本当はバスタブに少し熱めのお湯をタップリ入れて,15分か20分ぐらい浸かっていたいのだが,このホステルには残念ながらバスタブは付いていない.
バスタブがないのに愚痴をこぼしていても詮ないことなので,熱めのシャワーをユックリと浴びて,それなりに気分をリラックスさせる.
■ホステルから歩き出す
集合時間の5分前にロビーへ向かう.
結局,全員がカルワス市内プチツアーに参加することになる.
16時15分,IBさんを先頭にお散歩を開始する.
まずは,ホステル前の道を右方向に歩き出す.ほぼ水平な道である.2車線の道.ちゃんと歩道があるので立派である.ただ,道の両側に立ち並ぶ建物は,決して粗末な造りではないが,何となく華やかさに欠けるような気がする.
お散歩にでかけるまえに,カルワスの市街地図ぐらいホテルの受付に於いていないだろうかと思って,ホテル窓口で聞いてみる.聞いた結果,残念ながら地図の類はないとのこと.
どっちが東西南北の北なのか全く分からないまま,ひたすらIBの後ろに付いて歩き続ける.
<ホステル前からIBさん先頭に歩き出す>
■…とある薬屋
ホテルから2番目の交差点で右折する.
右折すると緩やかな下り勾配の道に変わる.
16時23分,進行方向右手で,アルマス広場までもう少しの地点にある薬屋に立ち寄る.
私には,薬のことは全く分からないが,多種多様な薬がショーケースの中に並べてある.日本の薬屋と全く違う点は,客が直接商品に手を触れることができないことである.私の勝手な想像だが,多分,泥棒対策だろうと思う.
どなたかが日焼け止めを購入する.
<薬屋の店頭にて>
■アルマス広場手前を右折
16時26分,アルマス広場に接する交差点を右折する.やや狭い道だが,ちゃんと歩道が付いている.
道路の両側には,ちょっと雑然とした雰囲気の建物が建ち並んでいる.外壁がレンガのビルも見えるが,アドベを積み重ねて作ったんだろうか,それとも鉄筋コンクリート製なのだろうか.
ところどころに自動車が停車している.自動車の向きから,少なくとも自動車は日本と反対の右側通行だと分かる.
<アルマス広場前の交差点を右折する>
■雑然とした雰囲気の市場
アルマス広場交差点で右折してから,最初の十字路を左折する.左折してから最初の十字路を,また左折すると賑やかな市場になる.市場の名称は聞き忘れた.
道路の両側にはちょっと粗末に見える建物やテントが立ち並ぶ.雑貨,日用品,玩具,生鮮食品,海産物を扱う店などが,少々無秩序に並んでいる.あまり綺麗とは言えない雰囲気だが,結構賑やかである.
市場をブラブラしていると,偶然,現地山岳ガイドのHSさんとバッタリ会う.
「おや,HSさん…! どこに居られたんですか…」
HSさんは,私達が宿泊しているホテルは,高価すぎるので,別のホテルに宿泊しているとのこと.HSさんの話で,今,私達が宿泊しているホテルが高級ホテルだということを初めて知る.
16時32分,アルマス広場前の十字路に出る.ここで市場は終わりになる.
<市場の中をブラリ歩く>
■アルマス広場
16時32分,アルマス広場に到着する.なかなか素敵な公園である.四方を道路で囲まれた四角形の広場である.結構沢山の市民が広場で休憩を取っている.
広場の一角には,立派な教会が建っている.
ツアーリーダーのIBさんが,
「持ち物に気を付けて下さい.肩掛けカバンは身体の前にぶら下げて下さい.」
と私達に注意する.
私達は,まるでカルガモの親子のように,HKさんの後に付いて歩く.
<アルマス広場>
■アイスクリーム屋
アルマス広場を抜けて,16時36分,アイスクリーム屋に到着する.
軒先に”HELADOS PORVENIR”と書いてある.お店の名前だろう.
”…Hは発音しないし…なんて発音するんだろう…?”
ちょっと読み方が気になるが,そのままにする.
<アイスクリーム屋>
■美味しいアイスクリーム
店内に入る.それほど大きな店ではない.15畳ぐらいのスペースの片隅にあるショーケースの中に10種類ぐらいのアイスクリームが並んでいる.その中からお好みのものを選んで購入するという仕組みである.
IBさんのお薦めはチリモア.私にはチリモアって何かは全く分からないが,薦められるままに,2種類を選んで購入する.
購入したアイスクリームを持って,店の外に出る.
もう夕方だというのに,乾燥した空気を通して射すような日光が照りつけている.背中に日光の熱線を感じながら,アイスクリームを美味しく頂く.
アイスクリームを食べながら,
”あれ~ぇ…このアイスクリーム,ちゃんとした水で作っているんだろうな…”
と少々心配になる.でも,ここは南米ではぶっちぎりの文明国である.すぐにそんなこと気にしなくて良いなと思い直す.
<私が購入した2種類のアイスクリーム>
■もう一つの市場
アイスクリームを食べ終える.
HKさんが,
「もう少し,歩きましょう…」
と私達を誘う.勿論異論はない.
アルマス広場から,先ほど通った道を再び歩く.そして,先ほど左折した十字路を今度は直進する.そして,1ブロック先の十字路を左折する.さらにその先の十字路を今度は右折する.
私はお散歩を始めてから,ずっと,歩行径路を懸命に追いながらノートに書き込んでいる.ノートを見ながら,
「…先ほどの市場と,1ブロック離れた所ですね…」
とIBさんに確かめる.
こちらの市場は先ほどの市場より規模が大きいようである.
市場に入ってすぐに目に付くのが果物や野菜類.日本では見たことがない果物や野菜がある.珍しい.
私達が興味津々の眼で商品を見ていると,店番のオバサンが,愛想良く,
「…これは○○だよ…」
と教えてくれるが,スペイン語だろうか,チンプンカンプンである.
<市場は賑わっている>
■野菜売場
市場の中に入って見る.
私には豊富な野菜が目に止まる.どれも新鮮そうである.そうは言っても旅の空で買うわけにもいかないが,とにかくいいなと思う.
IBさんが,
「…そろそろホテルへ戻りましょう…」
と私達を促す.
<野菜売場>
■ホテルへ戻る
先ほどの通りより1ブロック隣の道を,ホテルのある方角へ歩く.緩やかな上り勾配である.
私は,先ほどホテルを出発してからの道順を克明に記録しているので,自然にホテルの位置が分かる.こういうのが結構嬉しい.
右折してホテルのある通りに入る.
17時03分,無事ホテルへ戻る.
<カルワスの夜>
■ミーティング
18時30分,夕食前に,レストランでミーティングを行う.
現地山岳ガイドのHSさんも出席している.まず最初に,明日の行動予定の説明と注意事項の解説がある.HSさんは,まだ24才の若者である.しかし,とても落ち着いていてシッカリしている.私は心底から凄い人だなと思っている.
明日は行動順応の2日目.専用車でワルタ峠(標高4,890メートル)まで登る.そしてワルタ峠周辺を少し歩く.その後,ケウシュ(標高3,500メートル)でテント泊の予定である.
荷物は,
*ワラスのアンディーノクラブホテルに返送する荷物
*トレッキング中,馬(ロバかな)に運んでもらう荷物
*リュックに入れて自分で背負う荷物
の3種類に区分けすること.
続いてダイヤモックス半錠を服用し,パルスオキシメーターで血中酸素濃度と脈拍を測定する.
私の血中酸素濃度と脈拍は,それぞれ,
血中酸素濃度 86%
脈拍 73回/分
である.悪くもないが,良くもない.他の方に比較して,脈拍はちょっと少なめかもしれない.
<現地山岳ガイドHSさん>
■夕食
19時00分から夕食である.
残念ながら,デジカメの電池切れで,食事全部の写真は撮れなかったが,スープにメインディッシュは牛肉とマッシュポテト,ブロッコリ,キュウリなどの野菜類,パンケーキなど盛りだくさんであった.
20時15分,夕食はお開きになる.
<夕食の一部>
■荷物の仕分け
自室へ戻る.
まずは,荷物の仕分けを確認する.
何をどれだけ馬に託すのか,どれをワラスのアンディーノクラブホテルへ戻すのか,結構迷う.
基本的には,トレッキングに必要なものしか持参していないはずなので,空の酢タフ府バッグだけをワラスに戻すことになるのだが,さらに持ち物を最小限にするにはどうするかを真剣に考える.
その結果,トレッキング中に持ち回る品物は,着替え一組,防寒具,医薬品,ちり紙,洗面用具,若干の嗜好品,資料類,普段履きの靴,ビニール袋若干ぐらいに留める…が,トレッキング中は,着替えなどは実際には使わずに,着の身着のままで過ごすつもりである.
以上のような次第で纏めたのが,下の写真である(帽子は勿論持参する).
自分で背負うもの 馬に運んで貰うもの ワラスへ返送するもの
↓ ↓ ↓
<荷物の仕分け>
■第3日目も終わった
明日の準備を終えて,ホッとする.
今日は広い部屋を1人で占有している.気兼ねが要らないので,実に気楽.やっぱり1人部屋は良いなとつくづく思う.
部屋には,自分以外,誰も居ないので,パンツ一枚のまま気楽に過ごす.
21時頃,就寝.
こうしてペルー第3日目は無事終わった.
[第3日目の総括]
<ラップタイム>
7:58 ワラス・アンディーノクラブホテル発(専用車)
8:10 未舗装の道路へ
9:04 1番ゲート
9:16 2番ゲート
9:52 ラフコルタ湖手前空き地(下車)(徒歩)
10:02 ラフコルタ湖(10:20まで展望休憩(徒歩)
11:01 草原(12:12までランチ)(専用車)
12:35 2番ゲート
12:38 1番ゲート
13:56 幹線道路
14:06 現地旅行社
14:10 アンディーノクラブホテル(14:20まで休憩)
14:51 ユンカイの風光明媚な場所(14:57まで休憩)
15:12 カルワス(ホステル・エル・アフエロ)着
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16:15 アエブロ発(市内観光)
17:03 〃 着
[専用車による移動記録]
■水平移動距離(概算)
ワラス→ラフコルタ湖 25km
ラフコルタ湖→カルワス 60km
(合計)
■累積登攀高度(概算) 1,160m
ワラス(3,090m)→ラフコルタ湖(4,250m)
■累積下降高度(概算)
ラフコルタ湖(4,250m)→ワラス(3,060m) 1,160m
ワラス(3,060m)→カルワス(2,650m) 560m
(合 計) 2,720m
■所要時間(休憩時間込み)
ワラス発 7:58
ラフコルタ湖着 9:52
(小計) 1時間54分(1.90h)
ラフコルタ湖 12:12
カルワス着 15:12
(小計) 3時間00分(3.0h)
(合計) 4時間54分(4.90h)
(所要時間)
平均移動速度 60km/4.90h=12.3km/h
[歩行記録]
■水平歩行距離(概算) 1.5km
■累積登攀高度(概算) 0m
■累積下降高度(概算) 150m
■所要時間
ラフコルタ湖発 10:20
平地着 11:01
(所要時間) 41分(0.68h)
水平歩行速度 1.5km/0.68h=2.21km/h
下降速度 150m/0.68h=221m/h
※歩行記録のすべては概算値で,あくまで目安に過ぎない.
(3日目終わり)
(4日目に続く)
つづき(4日目)の記事
↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/451bbf9ebb1a3327b6a3f9fe7efab311
「ブランカ山群トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3ac14bd1d44b99a378555e26864f76b7
「ブランカ山群トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9e3ba704d9bf4f7278473747420c4534
[参考資料]
ペルー周遊記(ピスコ山登頂);インデックス
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f78082280c7a6bb87b1810478b6786ea
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