<鎌倉中央公園の桜並木>
鎌倉中央公園;桜の蕾は未だ堅い
(独り散策)
2016年3月20日(日) 雨後曇
朝のうちは雨.
仕掛かり中の雑務はともかく,塔ノ岳に出掛けようかと思っていたが,低く垂れ込めている雨雲を見ている内に意欲喪失.山行の身支度を調えたものの,結局,山行を中止する.こういうのを”優柔不断”という.全く何でこう意気地なしなんだろう.
”それでは…”
ということで,4月に行動予定の五十三次洛遊会主催の善光寺街道の資料を一気に纏めてしまう.そして,同会の幹事をされている方と,この件の具体的な打合せ日程などを一気に決めてしまう.
さらに残った時間で,5月に開催される展覧会に出展予定の1枚目の絵も頑張って,完成度95パーセントのところまで描き込む.これで展覧会準備作業も,やっと油に乗ってきたようである.
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午後から用事を兼ねて,大船まで出掛ける.勿論,何時ものように鎌倉中央公園を横切って,2キロメートル余りの山下り道を散歩しながらである.
テレビの報道によると,東京の桜は,今日現在,開花が秒読みの状態にはいっているようだが,鎌倉中央公園の桜は,まだまだ蕾が堅い.
<鎌倉中央公園の桜>
今日は日曜日.
気温が何度あるか分からないが,お天気が悪いのに,そんなに寒くはない.気持ちよくお散歩を楽しむことができるのに,園内を散策している人は数えるほどしか居ない.
私は,心の中で,
”こんなに良いところなのに,入園者が少ないなんて…勿体ないな”
とブツブツ.
下の池付近で,立派なカメラをぶら下げた数名のグループに会う.彼らが身を屈めて,何かの写真を一生懸命に撮っている.
”一体,何を撮っているんだろう…?”
私は不審に思って,近付いて見る.
そこには紫色の綺麗な花が沢山咲いている.
「これ,"○△×□”っていう花ですよ…」
と話し合っている声が聞こえる.
”なるほど! これが”○△×□”っていう花か…!”
と一瞬覚えたような気がしたが,1秒も経たないうちに,もう忘れてしまう.
”まあ,いいや…綺麗な花というだけでいいや…”
自分のハンドルネームをフラワーヒルなんて命名したのに,花のことはからっきし分からないんだから恐れ入る.
ついでに,今日,鎌倉中央公園で撮影した花の写真を何枚か披露しておこう.
この中には,いくら花オんちの私でも知っている(かもしれない)花もあるが,名前を間違えるとハズカシイので,ここでは”美しい花”とだけしか言わないことにする.
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山崎口から公園の外へ出る.
水道山の山裾を通って大船へ.
大船駅で,大船→軽井沢間の乗車券と東京→軽井沢間の自由席特急券を購入する.
明日は,亡姉の四十九日法要に出席するために,信州小諸へ出掛ける予定である.
”もう四十九日になるのか…”
歳月の過ぎ去る速さに恐れ戦くばかりである.
俳人であった姉の辞世の句
”ハクレンが散る
さやうなら
さやうなら”
が私の脳裏にこびり付いたままである.
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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