中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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コロナに負けず鎌倉散策;龍口寺輪番寺・腰越地区社寺・鎖大師・深沢縦走

2020年04月28日 19時28分37秒 | 鎌倉あれこれ

             <小動神社から腰越港・江ノ島を望む>

    コロナに負けず鎌倉散策;龍口寺輪番寺・腰越地区社寺・鎖大師・深沢縦走
               (独りウオーキング)
          2020年4月25日(土) 晴れ

<ルート地図>


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<目白山下駅から歩き出す>

■目白山下駅へ
 アベノマスクをつけて散歩を始めて,今日で何日になるだろうか.この頃は午後から1~2時間お散歩するのが癖になっただけでなく,とても楽しくなってきた.同時に,鎌倉市からの手紙に書いてあった1日平均8,000歩が常に頭の中でチラチラと点灯する.
 ”どうせ歩くんなら,ただ歩くだけでなく,何か目的を持って歩きたいな…”
と余計なことを考え始める.
 そこで思いついたのが龍光寺輪番寺巡りである.もちろん,今までにも数回やってはいるが,一番最後に輪番寺巡りをしてから,多分,7~8年は経っているように思う.これだけ時間が空くと,加齢でぼんくらになっている私の頭では,どの寺をどんな順序で歩いたのか,もうすっかり忘れている.
 目的が定まった以上,とにかく最優先で輪番寺をぐるりと回り終えてから,歩数稼ぎをしたいなと思う.それには湘南モノレールを利用して目白山下駅まで移動し,歩き始めるのが一番効率的である.ただし,例の「3密」がクリアできればの話である.私は湘南モノレールの近場の駅に行ってみる.やっぱり,時節柄,湘南モノレールの電車には1車両に数名しか乗っていない.とにかく空き空きである.
 私は湘南モノレールに乗って目白山下駅まで移動することに決定.乗客は私が乗車した駅で私の乗った車両に数人パラパラと座っていたが,途中から私1人になる.
 空いている車両が軽いためか,走行中,電車がやけに揺れるのには閉口したが,13時44分,無事,目白山下駅に到着する.

<この車両,乗客は私1人;目白山下駅にて>

■地図を頼りに目白山下駅から歩き出す
 まず地図を取り出して,おおよそのルートを想定する・・・が,この辺りの道路は複雑に入り組んでいて,どの寺をどのような順序で廻ったら良いのかがなかなか把握できない.
 仕方がないので,とりあえずは目白山下駅から坂を下ったところにある法源寺を目指すことにする.
 13時49分,目白山下駅前から右手の坂道を下り始める.

<目白山下駅>

<龍口寺輪番寺>

■法源寺
 坂道を下り三叉路に突き当たる.右折したところに法源寺参道入口がある.右折して入口からやや急な坂道を登って,13時59分,法源寺に到着する.ここは,ぼたもち寺として有名なところである.鎌倉駅近くにある常栄寺が「ぼたもち寺」として有名だが,法源寺もぼたもち寺と言われていることを知らない人が意外に多い.


<法源寺>

■法善院
 14時15分,大きな石塔の前を通過する.石塔には「霊光無尽」と大きな字の刻字がある.その脇に供養した人たちの沢山の氏名が刻字された大きな石板が立っている.事前に何の調べもしていない私にはこの塔の由来など全く分からない.
 つづいて,14時17分,大きな字で「法善院」と書いてある案内板がフェンスに取り付けられている三叉路に到着する.この案内板の指示に従って左折し道幅が少し狭い路地に入る.緩やかな上り坂である.
 14時18分,三叉路を左に曲がり,50メートルほど先にある観音堂跡を覗いてみる.公園風に整備されている.
 14時21分,法善院参道入口に到着する.参道を100メートルほど歩いて法善寺に到着する.


<法善寺>

■本龍寺
 14時31分,腰越中学校の脇を通る・・・が,ごく細い路地に迷い込む.適当に歩いていると鎌倉市消防団第22分団の建物付近で,バス通りに”ひょい”と飛び出る.この建物のお陰で現在地の確認を終える.右折して腰越方面へ向かう.
 14時40分,バス停亀井の直ぐ先にある本龍寺橋を渡る.
 14時43分,橋を渡って直ぐ左手にある本龍寺に到着する.この寺には,なぜか動物の彫刻が置かれている.



■本成寺
  14時49分,本成寺参道入口のある三叉路に到着する.曲がり角に南無妙法蓮華経と独特な字で刻字された大きな石柱が立っている.三叉路を左折する,200~300メートルほどもあるだろうか,路地の突き当たりに本成寺が見えている.
 ”ずいぶん遠いなあ…”
と思いながら歩き続けて,14時50分,本成寺に到着する.

<本成寺>

■勧行寺
 14時52分,本成寺の参拝を終える.次は近くに位置していると思われる勧行寺へ行きたいが,手許の市街地図では,細かいところがあまり良く分からない.
 ”大体,こっちの方だろう…”
と見当をつけて,本成寺と民家の間にある狭い蓋付きの側溝を数十メートル歩く.すると先ほど歩いていた道の続きと思われる場所にひょこりと出る.もう少し先まで行ってみようと思う.
 14時54分,進行方向右手に「永代供養樹木葬」という案内板が目にとまる.ここが勧行寺入口である.
 境内には綺麗な砂場がある.その一角にぴかぴかな石で作られた五輪塔がずらりと並び,如来様(かどうか私には分からないが端正なお姿の)立像が安置されている.

<勧行寺>

■妙典寺
 14時57分,勧行寺の参拝を終える.そして,今歩いてきた道をさらに先の方まで歩いてみる.ちょっと不安を感じながら・・・
 15時01分,道路が行き止まりになり,右側に妙典寺,左側に東漸寺の山門がある.まずは麦側の妙典寺を訪れる.境内は広くはないが,立派な本堂が建っている.


<妙典寺>

■東漸寺
 つづいて,15時04分,左隣にある東漸寺を訪れる.
 立派な山門と塀が印象的である.境内に入り合掌.これで鎌倉地区にある龍口寺輪番寺は全てお参りしたことになる.藤沢市内には常立寺と本蓮寺の2ヶ所の輪番寺があるが,新型コロナ対策のために鎌倉市の外には出ないつもりである.残念ながら,この二つの寺は別の機会に訪れることにする.
 再び,妙典寺前との合流点に戻る.


<東漸寺>

<腰越地区の社寺遍歴>

■腰越駅
 往路を戻る.
 地図を見ると,腰越駅手前左手に諏訪神社がある.折角だから諏訪神社も訪れようと思う.ところが諏訪神社が見つけられないうちに,15時10分,江ノ電の腰越駅に着いてしまう.

<江ノ電腰越駅>

■諏訪神社
 ”おかしいな”
と思って,一旦渡った踏切を渡り返して,往路を少し戻る.子細に辺りを見回すと,腰越駅の裏手に分岐する狭い路地を見つける.
 ”ここかな…?”
といぶかりながら左折して路地に入る.
 すると,三叉路からわずか10数メートル入った右手に,大きな鳥居が立っている.
 15時12分,無事,諏訪神社に到着する.立派な鳥居は台輪付きの明神鳥居である.社殿も真新しい.建物の前に「諏訪仮宮」という案内板が立っている.この案内板によると現在神様は小動神社にお引っ越ししているようである.

<諏訪神社>

■浄泉寺
 15時15分,再び腰越駅隣接の踏切を渡って,海の方へ向かう.
 自動車の往来が激しい道を渡って,15時20分,浄泉寺に到着する.この寺の山門はなぜか朱色をしている.なぜ朱色なのか私には分からない.
 そそくさと参拝を済ませて,小動神社へ向かう.

<浄泉寺>

■小動神社
 浄泉寺前の道路は自動車の交通量が多い.車のプレートを見ていると,湘南ナンバーなど,鎌倉市外から来たと思われる車が結構多い.新型コロナ蔓延のご時世なので,観光で鎌倉を訪れるのは,しばらくの間,控えていただければ有り難いなと思いながら,横断歩道まで回り道して,道路を海側に渡る.
 15時23分,小動(こゆるぎ)神社に到着する.立派な鳥居を潜って境内に入る.
 階段を上って社殿前に到着する.境内には六天社,金比羅社,稲荷社などの境内社がある.


<小動神社>

■小動神社からの眺望
 小動神社の展望台に登ってみる.眼下に腰越港やえ能島が見えている(冒頭の写真).左手には由比ヶ浜,逗子方面の海が見えている.
 写真を撮りまくるが,ろくな写真しか残っていない.仕方がないのでいくらかましな前ピンの写真を掲載しておこう.

<小動神社展望台からの眺望>

■満福寺
 15時30分,小動神社の参拝を終える.再び交通量の激しい道路と江ノ電の線路を渡って,15時34分,満福寺に到着する.ここは義経腰越状旧跡地として有名なところである.
 本堂前には,この故事をモチーフにした大きな彫像が飾られている.


<満福寺>

<腰越から鎌倉中央公園清水塚口へ>

■道路の中の江ノ電線路
 15時36分,満福寺の参拝を終える.
 ”さて,どうしよう・・・?”
 だいぶ時間が押しているが,コロナ騒ぎの真っ最中に乗り物に乗るのは抵抗がある.とはいえ,出発点の鎌倉中央公園までは少々距離がある.でもどうせ遅れついでだ,歩いちゃえ・・・ということにする.
 腰越駅近くを通り抜けて,江ノ電の線路が道路の真ん中を通る有名な道路に入る.
 15時44分,三叉路を右折して,西鎌倉方面へ向かう自動車道路に入る.そして,ひたすら北北東の方向に向けて歩き続ける.

<江ノ電が通る道路>

■鎖大師
 とにかく歩き続ける.どこまでも・・・ ひたすら歩く.
 15時44分,バス停亀井通過.
 15時54分,バス停中川通過.
 16時01分,バス停赤羽通過.
 緩やかな上り坂が連続する.16時10分,バス停西ヶ谷通過.この辺りまで来ると,鎌倉中央公園も近づいたなという感じになる.ここから先,やや勾配が急な下り坂になる.
 16時16分,鎖大師の脇を通り過ぎる.あともう少しだ.

<鎖大師>

■等覚寺
 鎖大師の直ぐ先の十字路を右折して,手広の住宅地内に入る.この辺りは常日頃お散歩しているところなので,ほとんど自動運転状態で歩き続ける.
 深沢の交差点を通過して,裏道に入る.
 16時37分,等覚寺前を通過する.茅葺きの山門がだいぶ傷んできたのが気になる.

<等覚寺>

■大慶寺
 引き続き14時41分,大慶寺前を通過する.あと一息.
 住宅地内の,だらだらと長くて単調な上り坂がつづく.

<大慶寺>

■無事帰着
 寺分の住宅地内の坂道を登って,16時52分,無事,本日の終点,鎌倉中央公園清水塚口に到着する.
 今回の歩行距離は8.86キロメートル,総歩数15,381歩のやや長いハイキングだったが,なんと言っても龍口寺輪番寺(鎌倉市内)を無事一回りすることができたのが収穫だった.

<ラップタイム>

13:49  目白山下駅歩き出し
13:59  法源寺(14.03まで)
14:10  腰越小学校
14:15  霊光無尽塔
14:18  観音堂跡
14:21  法善院(14:28まで)
14:31  腰越中学校
14:40  本龍寺橋を渡る
14:43  本龍寺(14:45まで)
14:50  本成寺(14:52まで)
15:01  勧行寺(15:03まで)
15:04  東漸寺
15:20  浄泉寺
15:23  小動神社(15:30まで)
15:34  満福寺(15:36まで)
16:16  鎖大師
16:37  等覚寺
16:41  大慶寺
16:55  鎌倉中央公園清水塚口着

[ウォーキング記録]

■水平距離              8.86km

■沿面距離              8.87km

■累積標高(+)           178m

■累積標高(-)           158m

■所要時間 (休憩時間込み)
 目白山下駅歩き出し      13時49分
 鎌倉中央公園清水塚口着    16時55分          
 (所要時間)         3時間06分(=3.10h)(=186分)
  水平歩行速度        8.86km÷3.10h=2.86km/h

【補足資料】

■総歩数            15,381歩

■歩幅             8.86km÷15,452歩=0.000573km(57.3cm)

■歩行ピッチ          15,452歩÷186分=83.1歩/分(1.38歩/秒)
                            (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0f3ef2c1ef105bf343fb63a32b9d1be2
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d35a7f11a884932e5f367df8747ee564

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