第115回2019記念太平洋展(5);画集『第115回記念太平洋展』と私の作品
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https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8343ed5f34bf415208b546f464c22347
<画集『第115回記念太平洋展』>
▇素晴らしい画集
会場受付で素晴らしい画集『第115回太平洋展』を1冊購入する.後日入選者は1冊頂戴できることを承知の上で…
表紙と裏表紙は冒頭の写真の通りである.内容の転載はひょっとしたら問題になるかも知れないが,最初の見出しのページの掲載は問題なかろうと判断し記録として投稿しておこう.
画集のサイズはA4.内容は177ページにも及ぶ.大層立派な画集である.
<見出しのページ>
▇書誌事項
発行年月日;令和元年(2019年)5月15日
編集・発行;一般社団法人太平洋美術会
印刷・製本;(株)ダイヤモンド・グラフィティ
撮影;ピクス
▇内容
特別企画の作品.絵画,版画,彫刻,染色のジャンル別に,会員,会友,一般の順に写真で作品が紹介されている.
巻末に太平洋美術会略史,太平洋美術会年譜,受賞者一覧,一般出品入選者名簿,太平洋美術会由縁の物故者(抜粋),太平洋美術会支部一覧,作品掲載頁索引が添付されている.
略史によると当会の前身は,明治22年(1889年)に創立された明治美術会である.この年には東京美術学校が開校している.その後,紆余曲折を経て現在に到っている大変由緒ある段田だということが分かる.
<私の作品>
▇会場での展示の様子
私の作品は,会場の29室に飾られていた.その様子は下の写真の通りである.
写真の右から2枚目が私の拙い作品である.題して『大峡谷の谷底を歩く』(F40 )水彩画である.
<展示状況>
▇画集の中では・・・
画集の中では絵画一般の中で掲載されている.縦4段・横3段で各作品が掲載されている.大変名誉なことである.率直に有難くかつ嬉しい.
<画集の中で…>
▇私の作品紹介
画集に掲載されている自分の絵をポンコツデジカメで撮影して無理矢理拡大したものなので,実物より大分ぼやけていて迫力が無くなってしまった.でも,直接撮影した写真がないのでやむなくこの写真を掲載する.
つい2~3年前に,私はアルパインツアー社主催の「グランドキャニョン谷底往復」のツアーに参加した.第1日目はグランドキャニョンのリムから1日掛けて他の底まで降りる.そして谷底のテントで2泊する.2日目はコロラド川支流のブライトエンジェルクリークという支流を遡ってブライトエンジェルフォールを見学してから,往路を戻る長旅であった.その途中で極簡単にスケッチしたものを叩き台にしてこの作品を描いた.
薄暗い谷底だが,谷の方向によっては,明るい日差しが降り注いでいる.不気味な谷底の実感を画きたいなと思いながらこの作品を制作した.
旨く写真が撮れないので,実物の質感が飛んでしまったが,この絵の雰囲気を少しでも伝えられれば有難いなと思う.
<水彩画『大峡谷の谷底を歩く』(F40)>
▇絵の構図とイメージ
この絵に対する私の屁理屈をちょっと・・・
絵にはストーリーがなければだめと良く言われる.そこで下手くそな絵ながら私がこの絵に託した思いのようなものをちょっとだけ披露することにしたい.
下の図がこの絵の構図とイメージを表したものである.
私には別に末世思想がある訳ではないが,年寄り共通のある種の悩みや苦痛がある.これを谷底の暗い部分に居る登山者で象徴したかった.そして自分なりのQOL(Quality of Life;生活の質)向上を目指したい.つまり日が射し込む場所を目指したい,言い換えれば私なりの明るい未来への希望を持ちたい.そんなことを心の中で画きながら,この絵を描いていた.そんな気持ちや雰囲気を100分の1でも,この絵を通じて伝えることができれば望外の幸いだと思っている.
▇展覧会が終わったな
太平洋展は5月27日(月)に無事終わった.開催期間中はずっと会場をウロウロしていたかったが,やむを得ない諸般の事情でなかなか家を留守にできなかったのが残念である.
今年は神奈美公募展と太平洋展がほぼ同時期に開催された.そのためにいくら趣味とはいえ,随分とシンドイ思いをした.その煽りを受けて春学期の通信教育単位取得が予定通りの進捗が果たせなかった.これも身から出た錆.捲土重来を期すのみである.
秋には神奈美会員展が開催されることが決まっている.それまでにせめて2作品ぐらいは仕上げたいと思っている.作業がスローで気乗りがしないと何時まで経っても作業が進められない私は,既に秋に向けて制作を開始しているが,果たして首尾良く制作が進むか,今も困惑中である.楽しいはずの趣味が結構シンドイことを常に実感しつづけている.
(完)
「趣味三昧;セピア色の画集」の次回の記事
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お断り;
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