中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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鎌倉のサクラが咲き始めた;台峯おろち桜・源氏山公園・鶴岡八幡宮周遊

2016年03月25日 06時07分46秒 | 鎌倉あれこれ

                             <鶴岡八幡宮>

 鎌倉のサクラが咲き始めた;台峯おろち桜・源氏山公園・鶴岡八幡宮周遊
            (独り散策)
        2016年3月24日(木) 曇

<散策地図>


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<鎌倉中央公園>

■桜が気になる
 このところ寒い日が続いているので,鎌倉の桜も咲きだしたような咲き出さないような…何とも曖昧である.
 私もここ数日は何かと多忙で,少々お疲れ気味.
 ならば…ということで,午後から観桜を兼ねて,近場を歩き回ることにする.カメラ,小銭,バスの定期券だけを持って,何時ものように出発点へ向かう.今回の出発点も,勿論,鎌倉中央公園清水塚口である.
 これも何時ものことだが,歩き出したときは,どこへ行こうかなどと全く考えていない.
 ”行き先はオレの足に聞いてくれ…”
である.
 そうそう…それに今回はラップタイムなど全く取らないで,データから解放されての独り散策を楽しむ積もりである.だから,当ブログ記事には時間の記録は一切書かないつもりである.
 冒頭の地図に示したルートは,あくまで「成り行きで歩いた結果」であって,当初から計画して歩いたものではない.

■清水塚口付近の桜
 早速,3月24日現在の鎌倉中央公園の桜の写真を披露することにしよう.
 まずは清水塚口付近の桜である.下の写真のように1~2分咲きぐらいだろうか.いずれにしても満開はもう少し先である.


■清水塚口の斜面の桜
 こちらは,かなり開花が進んでいるようである.


谷戸の桜
 この桜を眺めながら,源氏山公園まで足を延ばす気になる.


<梶原口から台峯緑地>

■おろち桜
 鎌倉中央公園梶原口から,尾根伝いに5分ほど,左手に鎌倉中央公園を見下ろしながら北へ向かう.
 一寸した坂を下って登り返すと右手の断崖の上に,俗称おろち桜がある.山桜である.まだ一輪も咲いていない.



■無惨な桜並木
  おろち桜を見てから,そのまま尾根道を歩いて大船まで出ようか,あるいは梶原口まで引き返して,源氏山公園へ行こうか,少々迷う.
 ”そうだ! ブランブルグ前の桜並木も見なければ…”
ということで,往路を引き返す.
 さらに気が変わって,どうせなら台峯の展望台まで行こうと決める.
 まずはブランブルグ付近の桜並木を眺める.まだ全く開花していない.残念なことに道路側の枝が無惨にも切断されている.枝を切るのはやむを得ないこととは思うが,何だか自分の腕を切られたような気分である.実に残念.


■山ノ内の展望台
 ブランブルグ手前で左折,さらに右折,山之内配水池を右手に見ながら,突き当たって左折.山ノ内の尾根道に入る.
 山ノ内の展望台から,相変わらず六国見山が良く見えている


■台峯の展望台
 続いて台峯の展望台まで行ってみる.
 眼下に北鎌倉,その先に六国見山,さらにその右手には建長寺裏山の勝上献が見えている.
 山桜が満開になると,実に素晴らしい風景になるが,まだそれはもう少し先である.


<源氏山公園>

■葛原岡神社
 台峯の展望台で,このまま北鎌倉へ向かうか,それとも矢戸池を通って山崎に向かうか,随分と迷う…が,往路を引き返して源氏山公園に向かうことにする.
 ふたたび山之内配水池まで戻って,元山公園へ向かう.
 葛原岡神社まで来ると,沢山の観光客と出会うようになる.葛原岡神社近くに立派な桜の木があったが,老木になったためか,木の枝がすっかり切り取られている.これで楽しみがひとつ減った感じである.


■源頼朝像
 源氏山公園内を適当に歩いて,源頼朝像に到着する.辺り一帯に植えられてる桜はまだ漸く咲き始めたばかりである.
 意外なことに,この辺りでは観光客の姿が疎らである.
 折角だから,源頼朝像の写真を撮る.
 ”これまでに,源頼朝像を,一体,何枚撮ったんだろう”
とふと思う.多分,何百枚になるだろう.

<源頼朝像>

<源氏山公園から小町通りへ>


■了得院殿墓と太田道灌墓
 源頼朝像の前でまた迷う.
 少し引き返して宇賀福神社(銭洗弁天)を経由して,鎌倉駅方面へ向かうか,それとも,寿福寺へ下るかである.
 結局は,山道を経由して寿福寺に向かうことにする.
 源氏山公園を抜けて,永昌寺の墓地に突き当たる,墓地沿い右手に下る山道に入る.
 ここを下るときには,私にはこだわりが四つある.
 その第一は永昌寺の笹藪の中に埋もれるようにして眠っている了得院殿の墓石を拝むことである.私はバラ線の柵の向こうに広がる竹藪の中を凝視する,
 ”あった,あった…,やっと見つけたぞ…”
 やっとの見つけた了得院殿の墓石の写真を,苦労して撮りおえる.撮った写真を確認する.
 ”まあ,何とか見えるな…”
 これで私は大満足.
 続いて,道路を挟んで反対側にある太田道灌墓の写真を撮る.
 丁度このとき,遠足で鎌倉に来たらしい数名の中学生が,坂道を下ってくる.
 「おじさん,これ何ですか?」
と私に聞く.

 
<藪の中の了得院殿墓>                       <太田道灌墓>

■デベッカ家の墓と刃稲荷
 私の第三のこだわりは,デベッカ家の墓を拝観することである.
 ずっと以前から,デベッカ家の墓がここにあることは知っていたが,デベッカさんでどんな人物かは,昨年(2015年)春に関東学院大学公開講座を受講するまで,全く分からなかった.この講義でデベッカさんの由来などが分かってからは,デベッカ家の墓を詣でるのが楽しみになっている.
 デベッカ家の墓から石段を下って寿福寺の墓地に到着する.墓地を抜け,三叉路を右折して,短いトンネルを潜って,四つ目のこだわりである刃稲荷を詣でる.
 
<デベッカ家墓>                             <刃稲荷>

■賑わう小町通り
 横須賀線の踏切を渡って,小町通りに突き当たる.
 小町通りに出た途端に,沢山の観光客で大賑わいである.毎度,この辺りを歩くたびに,鎌倉を訪れる大半の観光客は,小町通り,鶴岡八幡宮,長谷観音,大仏の4ヶ所に集中しているような気がしている.言い換えれば4ヶ所の点と,その4ヶ所を結ぶ線に集中している.
 ここでまた,一寸迷う.賑わう小町通りを歩くか,それとも若宮大路を歩くかである.

<観光客で賑わう小町通り>


<段葛を経由して鶴岡八幡宮>

■新装なった段葛
 今回は段葛の整備工事がどの程度進んだかが気になるので,とにかく若宮大路に出てみることにする.
 どうやら,段葛の工事はほぼ完成しているようである.職人の皆さんが最後の仕上げをしている.通行止めの金網の目にデジカメのレンズを入れて,新装成った段葛の写真を撮る.
 私の記憶が正しければ,新装成った段葛は,今月末にオープンの筈である.

<新装成った段葛>

■段葛の桜
 鶴岡八幡宮に向けて,若宮大路を歩く.
 段葛の桜は幼木に植え替えられているようである.今日の段葛の桜は2分咲きという所だろう.

<段葛の桜>

■賑わう鶴岡八幡宮
 鶴岡八幡宮に到着する.
 池に架かる橋の欄干は工事中.橋を渡ったところの桜は,そろそろ見頃を迎えている. 桜の花の向こうには,今年1月に閉館になった近代美術館の建物が見えている.
 境内は沢山の観光客で賑わっている(ぼうとうの).

<鶴岡八幡宮の桜>

■白旗神社
 休憩所を抜けて,白旗神社を詣でる.この辺りは桜こそ見当たらないが,新緑が美しい.
 白旗神社前から源平池へ向かう.
 途中の国宝館ではひな人形展が開催中である.

<白旗神社>

■源平池
 源平池から旗上弁財天を望む.この辺りには,特に目につく桜はなさそうである.
 そろそろ時間も押してきたので,帰宅しなければ…

<源平池>

<鎌倉市役所前から路線バスで帰宅>

■若宮大路をブラブラ
 鶴岡八幡宮から鎌倉駅に向かって,若宮大路をブラブラと歩く.
 いつも,どなたかを案内しながら,鎌倉を歩くことが多い私は,常に一緒に歩いている人のことを考えて,オドオドしながら歩いている.そんな私にとって,一人でデタラメ歩きをするのは楽しくて仕方がない.あちらこちらのショーウインドウや,店先を覗き込みながら,それこそ足任せで適当に歩く.
 そんなデタラメ歩きをしながらも,ほどなく鎌倉駅に到着する.
 時間があれば,鎌倉駅から自宅まで歩いて帰りたいが,もう時間も押しているので,路線バスを利用して帰ることにする.

■路線バスで清水塚口へ
 鎌倉市役所前16時30分発鎌倉中央公園行路線バスに乗車する.バスは結構沢山の乗客で混雑しているが,大半の乗客は途中のバス停で下車してしまう.
 バス停山の上ロータリーを過ぎると乗客は私1人になってしまう.
 清水塚のバス停(正式には鎌倉中央公園入口)で下車.
 こうして,今日の私のデタラメ歩きは無事終わる.
                             (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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