中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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遅まきの仕事始めは一杯のコーヒーから・・・・

2018年01月12日 09時48分30秒 | 閑話休題:日々雑感

       今年は戌年”犬も歩けば棒に当たる”って本当かな?

       遅まきの仕事始めは一杯のコーヒーから・・・・・

2018年1月11日(木) 快晴


       
 今日はもう新年明けて11日目.早いものである.
 ”早いものである”だけで,”
月日が経つのは”をすぐに連想した方は,多分,私同様ご年配の方に違いない(…と不埒な連想をする).
 ”怠け者の節句働き”
とは良く言ったものである.
 正に私のこと.

 もちろん今の私は,基本的にはサンデー毎日の筈.
 でも,まだ,心の中のどこかにサラリーマン時代の残渣がこびりついていて,
 ”さて,(何か)しなければ…”
と何時も何かに追いかけられているような気がしている.
 ”私のサラリーマン時代は,余程,辛かったに違いない…”
 だから,サラリーマンをやめてから30年も経っているのに,夢でうなされるのは何時もサラリーマン時代のことだ.
 だから…
 たまにはリラックス…と思って,何もしないでボンヤリ過ごす…が,何もしないのが何とも不安である.そしていてもたってもいられない気分になる.多分,こういうのを貧乏性って言うのかも知れない.
   
 こんなことを書いていると,なんだか格好良い寝言を言っているようだ
 でも,正直なところ,今,差し迫ってやらなければならないことが二つある.これが結構厳しい.それに喫緊だ.

 まずは,1月中旬締め切りの「ちょっとした書き物の仕上げ」と,4月に開催予定の展覧会に出展する水彩画を仕上げることである.
 この二つが私の頭と心の中に引っかかっていて,晦日から三が日の間も,気になって仕方がなかった.
 折角,子供達が孫を連れて我が家を訪れているのに…

 要するに私は貧乏性なのである.
 さて,正月4日目から,この二つの仕事を本格的に始めようと気負ったが,残念ながら心も体もきしむばかりで全くはかばかしくない.
 ”サノバビッチ”
 でも,やっと私は仕事をする気になる.机に座ってPCの電源をONにする.
 ”やっと,やる気になったな!”

 丁度そのとき,遠い親戚から訃報が入る.
 ”これからタクシーで,とりあえず(親戚へ)行きましょう…”
と家内にせかされる.
 これで,折角入った気持ちのスイッチが,また,OFFになってしまう
 5日,金曜日は,ソーアンドソー.何となく過ごしてしまう.

 正月6日.土曜日,私は思い切って塔ノ岳を目指した.
 2週間ぶりの塔ノ岳である,ところが体が思いの外重たい.ノソノソと登っては見たものの,大倉から花立山荘まで3時間近く掛かってしまった.そして花立山に向こう途中で下山してくる2人の常連さんにばったり会ったところで,ふがいなくも一緒に下山してしまった.
 ”なんとまあ後味の悪いことよ.”
 まるで大学入試を受けたにもかかわらず,途中で放棄してしまったのと同じような気分である.

  こうして瞬く間に明けて2週目を迎える.
 イライラしている内に13日,今日を迎える. 
 いよいよ切羽詰まった.
 ふと,カレンダーを開いて予定表を見る.
 ”ありゃ~っ…! 某○○会の七福神巡りの予定日が迫って居るぞ”
 私は慌てて開催案内を纏めて会員の皆様にメールする.正直なところ,
 ”この忙しいのに…何でこの老いぼれが何時までも案内しなければならないの…”
と,ブツブツ独り言を言いながら携帯メールを使って発信する.
 案内状を作っている内に,頭のスイッチが,七福神の方に入りっぱなしになる,なかなか元の論文書きモードに切り替わらない.

 やっと,論文書きのスイッチがONになり,私は,A4で40ページほどの原稿(初稿)の精査を始める.査読して頂いた戦線からのご指摘を尊重しながら…
 原稿を精査しながら,また悲しいことを思い出す.昨年暮に精査して頂いた先生が急に旅立った.
 悲しい!!
 心が折れる.
 それに…
 寄る年波は残酷である,
 原稿を見ているとすぐに目が疲れる.ちょっと無理を重ねると,焦点が合わなくなりぼやける.

 ”では…”
と言うことで,今度は描きかけの画に向かって,絵筆を握る.でも,また思うようにスイッチが入らない.描けない!
 またイライラしてくる.
 また”サノバビッチ”
 こんなことを,早朝3時半頃から昼頃まで繰り返えす.朝食の約1時間を除いて…
 
 ”こりゃあ…こんなことをしていては駄目ダ…”
ということで,午後からぶらりと外へ出る.
 コーヒーブレークだ!
 私はトボトボと舗装道路を歩く.明るい日差しが私の影法師を鮮明に映し出す.
 ”オレは影が薄い人間でもなさそうだ…”
と,ついつい妙な連想をする.

<オレが歩いているぞ>

 特段,どこへ行きたいというわけでもない.とにかく小銭とデジカメを持っただけの軽装である.
 ちゃんとお金を持って出掛けたら,電車に乗ってとんでもないところまで行ってしまいそうだから…
 半ば惰性で,近くの鎌倉中央公園をブラブラ.
 今日は大分冷えるが,透明な冬の光がまぶしい.この光に誘われてか,結構沢山の年配者が園内を散策している.

<とりあえずは鎌倉中央公園のお散歩だ>

 急傾斜に暖かそうな日が射し込んでいる.
 ついこの間まで紅葉が美しかった木々も,枯れ枝だけになっている.何となく寂しい.
 園内をぐるりと回って,梶原方面に向かう.

<寒いけど透明な日差しに心が和む>

 …で,5時頃になる.
 近場にあるコンビニに立ち寄って,100円コーヒーを一杯だけ賞味する.
 ほろ苦いコーヒーの味が,正に私の人生の縮図のように思えてくる.
 私は別に”コーヒー党”という訳ではないので,どの銘柄のコーヒーが美味しいかなんていうことには興味はない.
 ただ,熱いコーヒーをユックリ飲んでいると,いらだった気分が落ち着いてくるから不思議である.

<ミニストップの100円コーヒー>
 
 コンビニで100円也のコーヒーを賞味したためか,昨夜は結構頑張った.40枚ほどの原稿のチェックを無事終えた.
 赤ペンを入れた40枚ほどの原稿を,もう一度ザッと見直す,
 ”よし! これで良いぞ…明日には原稿を手直しが終わるぞ…”
 なんだか心の中でゴツゴツと凍り付いていた氷山が一気に溶け出したような軽い気分になる.

 ”明日,金曜日は原稿の仕上げを終えよう!”
 ”1枚目の水彩画の執筆を急ごう!”
 そして,
 ”明後日は,晴れ上がった気分で塔ノ岳に登ろう!”
 …まあ,こんな具合で,悪阻啼きながら私の仕事始めの儀式も滞りなく進んだ.
 こんな事情で,ここ暫くは多忙である.したがって,当ブログに投稿する記事も,手抜きの状態が暫く続きそうである.


<描きかけの水彩画と赤ペンの入った原稿>
                                               (おわり)
「閑話休題;日々雑感」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7dbf85a798fb523e13ae909921bc9319
閑話休題;日々雑感」の次回の記事
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