<二子山(上)からの眺望>
春うららの三浦アルプス北尾根・二子山縦走
(塔ノ岳常連会)
※ハマちゃんと歩く大人のノンビリ遠足※
2015年3月25日(水) 晴
<ルート地図>
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<プロフィールマップ>
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■少々右足が痛いけど…
今日は塔ノ岳常連の皆様が大挙して三浦アルプスにお越し頂く日である.地元民の1人である私には,沢山の方々にお越し頂くのは大変嬉しく光栄なことである.ところが残念なことに,先日の塔ノ岳からの下り坂で痛めた,右膝の半月板がまだ完治していないので,歩く度にチクリ,チクリと痛みを感じることがある.そんなわけで,私の体調は余り良くないが,まあ,何とか御一緒できそうである.
今回の集合は,JR田浦駅に7時30分ということになっている.私は十二分に時間の余裕を見て,自宅近くの湘南モノレールの駅に向かう.モノレール駅のホームから,早朝の富士山が見えている.今日も天気はよさそうである.
大船駅前で,昼食用のオニギリなどを購入して,横須賀線大船6時35分発横須賀行電車に乗車する.
“ちょっと早すぎるかな…”
と思いながら…
7時頃,JR田浦駅に到着する.私が一番乗りかと思ったら,私より先にTGさん,IsIさんが到着している.結局,集合時間までに13人のお歴々が揃う.こんなに沢山の常連に三浦アルプスに来て頂くのはとても嬉しいことだが,その反面,今日の尊仏山荘は閑古鳥が鳴いているのではないかと心配になる.
<湘南モノレール駅から富士山を望む> <JR田浦駅に集合>
■JR田浦駅から田浦梅の里へ
7時35分,JR田浦駅から歩き出す.何時ものように,田浦郵便局手前の跨線橋を渡って,住宅街の路地を南西の方向に向かう.
京浜急行の下を潜ってから坂道を登って,8時04分に田浦梅の里入口に到着する.ここで衣服調整のために数分休憩を取る.
8時10分,田浦梅の里に通じる長い階段を登り始める.毎度のことながら,ここのとりつきの階段はかなり長いので,登るのが結構シンドイ.
長い登り階段を抜けて,8時17分頃,梅林の一角に辿り着く.梅林の梅はもう殆ど散っているのが残念.
<田浦梅の里入口> <田浦梅の里の散策路>
■展望台で休憩
8時31分,展望台に到着する.ここで5分ほど展望休憩を取る.
ここからの浜のシーパラダイス,野島方面の展望が素晴らしい.ウグイスの啼き声が聞こえてくる.
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■三浦アルプス東尾根
展望台を少し過ぎたところから山道に入る.
やや傾斜がきつい坂道を下って,8時42分に浜横須賀道路の上を横切る跨線橋を渡る.
ここから先,ヤセ尾根の登り下りを過ぎて,三浦アルプス東尾根に取り付く.いきなり急勾配の登り坂になる.坂に沿って長いロープが取り付けられているが,なるべくロープに頼らないようにお願いする.
急坂を登り切って,8時58分,東尾根に突き上げる.突き上げた場所のすぐ右手にある小ピークで数分展望休憩を取る.
<横浜横須賀道路の跨線橋> <小ピークで休憩>
■東尾根からの展望
小ピークからの展望は,先ほどの展望台より標高が高いだけあって,さらに素晴らしい.眼下に八景島シーパラダイスや野島,遠くに千葉の海岸が見える.
小ピークで5分ほど休憩を取った後,私達は東尾根を北へ向かう.
<小ピークからの展望>
■北尾根を辿って馬頭観音へ
東尾根の終端にある送電鉄塔のすぐ手前で右折する.ここからは崖沿いの下り坂になる.右足の半月板を痛めている私には下り坂は少々辛い.ついついモタモタしてしまう.
狭いトラバース道を過ぎると,ようやく三浦アルプス北尾根に取り付く.
尾根道沿いの登山道を西へ向かってノンビリと歩き続ける.
道すがら,参加者の1人から,私に地形図とコンパスの使い方を実習で教えてくれという要望がある.山岳ガイドから教えて貰ったことの受け売りで良ければお安い御用である.私は二つ返事で「良いですよ」と言う.
やがて道路は尾根の北側斜面沿いのトラバース道になる.さらに先へ進んむと送電鉄塔の先で枝分かれする.ここで鋭角に左折する.この辺りは何時も泥濘んでいるところだが,今日の泥んこ度は幾分マシ.
9時34分,馬頭観音に到着する.ここは北尾根唯一の観光場所と言えるところ.馬頭観音の近くに立っている説明板を読みながら5分ほど休憩を取る.
←クリック拡大(馬頭観音の説明文)
■グリーンヒルで一休み
馬頭観音前の分岐を右に曲がる.そのまま尾根沿いの道を先へ進む.右手から枝道が合流する.この合流点から道路は大きく左にカーブすると,進行方向右手の展望が見え隠れするようになる.
9時45分,グリーンヒルへ向かう道との分岐点に到着する.
「グリーンヒルで早めの昼食を摂りましょう…」
ということで枝道に入る.
9時49分,グリーンヒルに到着する.
グリーンヒルからの展望も素晴らしい.私は植物のことは全く分からないが,白い花が満開の木が沢山並んでいる.
<グリーンヒルからの展望>
■展望を楽しみながらの昼食
白い花を眺めながら,グリーンヒルで早めの昼食を摂る.
もし塔ノ岳に登っていれば,丁度,尊仏山荘で早めの昼食を摂っている時間である.偶然とはいえ,同じ時間になったのが何とも面白い.
<白い花が美しい> <日向ぼっこをしながら早めの昼食>
■二子山(上)で2度目の昼食
休憩を終えて,9時55分,グリーンヒルを出発する.先ほどの分岐まで,往路を戻る.分岐で右折して,二子山(上)方面に向かう.
小さな登り下りを繰り返して,10時18分頃,森戸川に下る分岐を通過する.さらに,10時23分,二子山遊歩道に到着する.ここからは草道ながら自動車も通れるほどの広い道になる.この道を通って二子山までハイキングをする人が多いようである.ここから二子山(上)山頂に到着するまでの間に,数名のハイカーとすれ違う.
10時32分,二子山(上)の山頂に到着する.
山頂の展望台には,先客が居る.数名の中年女性である.
「…展望台の上に登ると景色が全然違いますよ…」
と言いながら私達に展望台を譲ってくれる.
展望を楽しんだ後,2度目の昼食を摂る.
食事をしている最中に,これまで穏やかだった天気が少し変わって,冷たい風が吹き始める.
<二子山(上)に到着> <二子山(上)で昼食>
■二子山(下)で立ち休憩
昼食を終えて,11時02分,二子山(上)から二子山(下)に向けて歩き出す.
暫くの間,平で穏やかな道が続くが,その先は急な下り坂になる.半月板をやられている私には辛い下りである,何時ものように快調に歩けないのが実に口惜しいがやむを得ない.
下り坂が終わると今度は登り坂である.
11時21分,二子山(下)に到着する.二子山(下)の山頂は深い木立に覆われているので展望は全く利かないが,ここで2~3分立ち休憩を取る.
<二子山(下)山頂> <山頂で立ち休憩>
■阿部倉山山頂
二子山(下)山頂から先は,険しいアップダウンが連続する.道路も荒れている.
かなり急な下り坂をやっと下ったかと思うと,すぐに急な登り返しがある.いくつかのコルを通過して,阿部倉山北側山麓のトラバース道に入る.途中道路に倒木が道をふさいでいるところもある.
11時49分,ようやく阿部倉山分岐に到着する.分岐を左折して,倒木が横たわる坂道を登って,11時53分,阿部倉山山頂に到着する.
山頂は四方を深い木立が覆っていて展望は全くない.山頂の小さな空き地の脇に「阿部倉山山頂」という小さな板切れがあるだけ.
すぐに往路を三叉路まで戻る.
ここから先は単調な下り坂である.でも私は右足膝の痛みが少し強くなり始め,下り坂に四苦八苦する.
12時58分,ようやく下り坂が終わって,阿部倉山登山口に降り立つ.
<阿部倉山山頂> <阿部倉山登山口に下山>
■葉山長柄
阿部倉山登山道から長柄の舗装道路に出る.舗装道路との交差点脇に数基の石塔が並んでいる.この石塔が登山道に入る目印になる.
周囲に民家が点在する舗装道路を道なりにノンビリとあるく.
<路傍の石塔> <長柄の集落>
■長い階段を登って葉桜団地へ
逗葉新道を横切って,旧道に入る.道幅が狭い道路である.途中から右折して急坂を最後まで登り詰める.
12時32分,登り詰めた先にある長い階段に取り付く.この階段が何段あるかは忘れたが,とにかく長くて辛い階段である.
階段を登り切って,12時37分,葉桜団地の一角にある公園に到着する.ここで一休みする.
<長い階段を登る> <ようやく葉桜団地に登り詰める>
■山道を下って逗子駅へ
3分ほど休憩を取った後,葉桜団地を横切って,逗子へ下りる山道に入る.
相変わらず私の右膝の調子が悪いので,ごくゆっくりとした速度でしか下山できないが,私市か道が分からないので,我慢して貰うしかない.
落ち葉が積み重なっている山道を下って,12時55分頃,逗子4丁目付近の住宅地に出る.
ここからは住宅地の中を歩いて,13時10分頃,京急逗子駅に到着する.
ここで一旦解散する.同行者の中の何人かは,京急逗子線を利用するのでここでお別れである.
<葉桜団地から山道に入る> <京急逗子駅に到着>
■逗子駅前でお茶
13時20分頃,JR逗子駅に到着する.
「…一寸,お茶しよう…」
ということになる.
駅前のマクドナルドで,1杯100円のコーヒーを注文する…が,店内は満席.やむなく駅前のベンチに座って,コーヒーを賞味する.
仲間の一部が別のファストフード店に移動しているので,コーヒーを飲み終えた後,合流する.
13時45分頃,お開き.
同じ方面に変える皆さんと一緒に逗子駅13時53分始発電車に乗車する.私は鎌倉駅で下車.鎌倉駅前14時00分発梶原行バスに乗車する.
■思わぬ合唱に聴き惚れる
14時30分頃帰宅.
自宅の玄関に入ってビックリ.狭い玄関に22足もの靴が並んでいる.浜に住んでいる孫娘とその同級生である.孫娘と同じ合唱団所属とのこと.孫娘が通うのは某私立大学附属中学所属.ここの合唱団は全国的にも有名なところ.
聞くところでは,何やらの練習をしたくても場所が取れないので,我が家を貸せとのことのようである.
老夫婦2人だけの生活なら我が家も決して狭いわけではないが,22人も入ったら我が家もはち切れそうである.私は自室に籠もって,彼女らを自由気ままにさせる.
薄い壁を通して聞こえてくる合唱は,まさにトップクラスのハーモニーだ.私も思わず聞き惚れる.
17時丁度に彼女らは潮が引くように我が家から引き上げていく.
こうして私の一日も何とか終わった…が,右膝の痛みはまだまだ何日も続きそうである.こればかりは気長に完治するのを待つしかない.
まずはともあれ,今日一日も何とか穏便に過ごせたなと思う.
<ラップタイム>
7:35 JR田浦駅歩き出し
8:04 田浦梅の里入口(8:10まで休憩)
8:31 展望台(8:36まで休憩)
8:44 浜横須賀道路跨線橋
8:58 東尾根(9:02まで休憩)
9:34 馬頭観音(9:38まで休憩)
9:45 グリーンヒル(9:55まで昼食休憩)
10:32 二子山(上)(11:02まで昼食休憩)
11:21 二子山(下)
11:47 阿部倉山分岐
11:53 阿部倉山山頂(11:55まで休憩)
11:58 阿部倉山登山口
12:32 階段登り口
12:37 葉桜団地(12:40まで休憩)
13:10 京急逗子駅(13:11まで)
13:20 JR逗子駅
[山行記録]
■水平歩行距離 9.6km
■累積登攀高度 579m
■累積下降高度 577m
■所要時間(休憩時間込み)
JR田浦駅発 7:35
JR逗子駅着 13:20
(所要時間) 5時間45分(5.75h)
水平歩行速度 9.6km/5.75h=1.67km/h
(おわり)
「関東・伊豆・上信越の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/980b84f28671031bcc2009c3616bf121
「三浦アルプス」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/980b84f28671031bcc2009c3616bf121
「関東・伊豆・上信越の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/37105af0af0be5735244e58f352c82c1
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