敬老の日、秋晴れ、秘仏を見に行って来ました。(車で10分)
小さなお寺ですが、こちらの奥寺は古典落語の「強情灸」の舞台の護念寺というお寺なのです。
安養山 浄土院 阿弥陀寺
ご本尊の阿弥陀如来は恵心僧都源信作といわれ、かつて水田の中から出現したとの伝承もあります。
左の肩先に鍬を打ちかけた痕跡があることから「鍬肩の阿弥陀如来」とも呼ばれ、長年信仰を集めてきました。
室町時代の兵乱で火災にあい、記録などが全て焼失したため、開創の年代や開基について詳細はわかりませんが、兵乱の戦死者を埋葬し、菩提を弔っていたことは確かです。
今回はこの阿弥陀堂にある秘仏の聖観世音菩薩が43年ぶりに御開帳されるということで行って来ました。
タウンニュースによると「かつては午年ごとに御開帳されていたが、近年は途絶えており、公開されるのは1978年以来43年ぶり。観音堂の中に入ることはできないが、屋外から秘仏を見ることができる。」とあったので、盗み見?と思っていたところ、ちゃんと中に入ることが出来ました。
普段はこんな風に
写真:タウンニュース
御前立観音像(江戸時代作)が立っているのだが、今日はその後ろの秘仏が見られたのです。
残念ながら撮影不可でした。
像高67.6cm(総高87.6cm)一本造り、平安時代後期作(伝春日作)
享保年中(1716-1736)知恩院第46世然譽了鑑上人より賜った尊像で、かつては宇治川の戦いにおける先陣争いで名高い佐々木高綱の守本尊であったと伝えられる。
残念なのは、かなり黒くお顔の表情は分からず。
体もかなりシンプルで法衣の襞などもなく、つるっとした像でしたが、それがかえって年代を感じさせました。
しかし、私ったらなんてまぬけ!!
御前立観音像を見た記憶がないのよなぁ…左前にいらっしゃったらしい。
秘仏が安置されている観音堂は大正11(1922)年に創建、翌年に起きた関東大震災も免れたものの、2019年の台風で大きな被害を受け、堂内が吹き曝しの状態に。
そうかぁ、この辺でも結構被害でていたのねぇ…
この惨事に檀家の1人が寄付を出しこの7月修復が完了し、今回それを記念し御開帳の運びとなった。
御開帳は26日までなので、もう1度行く?
次回御開帳は5年後だそうです。
置き書きですが、御朱印もいただけました。
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今から10月中旬くらいの1か月が昼間もそんなに短くなく、気温もちょうどよくて好きな時期です。
そうですね、大分日が短くなり、日差しは強くても空気が秋らしくなりましたね。