世界に一種類だけの犬と思われます。
体重15㎏程、中型犬かな。12~13歳。
ハスキーではなく、マラミュートっぽい顔です。
生後3~4ヶ月の頃、富津の砲台前で出会いました。
毛はボソボソ・・栄養失調で腹はパンパン・・・ふらふらでした。
野犬の群れに追い立てられ、捨てられた車の下に住んでいたようです。
浜で、おにぎりを食べていると猿の鳴き声のような遠吼をしながら
ふらふらと近づいてきました・・限界だったのでしょう。
足下でパタッと倒れ、シバラクそのまんま。
身体中にオナモミの実を沢山絡ませていたのを覚えてます。
おにぎりを食べながら、絡まった実を取っていると
気持ちが良かったのか、安心したのか、チョット気を許してくれたのか、
おにぎりを少し食べ、水も少し飲みました。
まぁ、ここまでしてしまったら連れてかえろうかなぁ~なんて考えていました。
空太郎にも通じてしまったんでしょうねぇ・・後ろに付いて歩いて来ます。
車だったので、浜で発泡スチロールの箱を拾いそれに寝かせて帰る事にしました。
面白いものでさっきまで野良だったくせに、もう甘えます・・
道の駅でトイレに行くのにも一緒に歩く・・ず~っと一緒・・・
ゼンゼン離れません・・・ず~っと一緒です。
ボロボロな姿でしたが、顔と雰囲気に愛嬌があったので皆に優しくされてました。
家に着いた時の空太郎の顔は、とても面白かったです。
先輩犬がいたので、犬の気配を感じたのでしょう。
玄関の外から、そ~っとのぞく様に「スミマセ~ン・・来ちゃいましたぁ~」
そんな顔をしながら家に入ったのを覚えています。
空太郎と出会った日はそんな一日でした。
ず~っと一緒です(笑)