Bugatt t35
今年の2月は全国的に雪が多い様ですね 弊社所在地の関東でも、積雪で道路の雪かきを2回も致しました。
さて前回のBugatt t35の復元はフロントシートクッション部のベースが完成したところでしたので、今回は
バックレスト部分製作のお話をさせて頂きます。
初めてご訪問された方にご説明させて頂きますと 本車両はオーナー様のご希望で、Bugatt社の創立者のエントレー.ブガッティ伯が、自身の為に唯一特別に製作されたBugatt(実車はすで存在しなく写真と記録により)と同じ仕様で内装を復元したいとの
ご希望に沿って製作中の車両の製作記録です。
先ずはバックレストシートベースを、当時の写真と当時の製作方法を加味して ベース板を合板で切り出します。
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車体のリャーバルクヘッド部分はアルミ板で平らな状態ですので、少しでも背中部分のクッションストロークを
多く取りたいので、15mmの合板の中央部分を開口して、開口部分に朝で編んだ幅60mmのベルトを6本止めます。
何故麻の素材が適しているとご説明いたしますと麻の特性で、汗等の塩分でも他の素材と違い弱く為らずに
反対に適度な水分と塩分で素材の麻は強固に変化致します。
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その上にホースヘアーとヤシの繊維をラバー樹脂で構成された板状のマットを取り付けます。
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この状態の上面にクッション性をさらに高める為に、ホースヘアーを盛り込む為に全体を布で多い裏側をベースの
合板にTACKS(先端が曲がる釘)で打ち止めます。
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バックレストの両端にホースヘアーを沢山積めて硬度をました状態を、サイドサポートの意味で縫い込み製作します。
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サイドサポートの間に谷間が出来ますので、その部分に軟らかめでホースヘアーを平らに盛り上げます。
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平らに盛り上げましたら再び全体を、布で覆い裏側を再度TACKSで止めますとバックレストの全体像が完成いたします。
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裏側から見ますとこの様な状態です。
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更に中煮詰めたホースヘアーが移動しない様に、一枚目の布と上面の布に刺し針を施しバックレスト全体を
縫い上げます。
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この刺し針方法は、お布団を製作する過程にも必ず用いますので、まさかイタリアの人がお布団製作方法を
日本人に教えて記述も無いと思いますので、国は違いますが先人たちの知恵でしょうね。
この様な技術の類似点が、古い車を復元していますと時折出会う事があり その当時人たちの作業風景なぞ妄想出来て
とても楽しくなる事があります。
今回は此処までですので、興味が御座いましたら次回も覗いて頂けましたら幸いです。
クラシックカーは文化財で芸術品 是非大切して下さいね。
自動車内装 及びレザー製品のご相談はhttp://www.foxhead.co.jp 又はinfo@foxhead.co.jpまでお気軽にご相談ください。
今年の2月は全国的に雪が多い様ですね 弊社所在地の関東でも、積雪で道路の雪かきを2回も致しました。
さて前回のBugatt t35の復元はフロントシートクッション部のベースが完成したところでしたので、今回は
バックレスト部分製作のお話をさせて頂きます。
初めてご訪問された方にご説明させて頂きますと 本車両はオーナー様のご希望で、Bugatt社の創立者のエントレー.ブガッティ伯が、自身の為に唯一特別に製作されたBugatt(実車はすで存在しなく写真と記録により)と同じ仕様で内装を復元したいとの
ご希望に沿って製作中の車両の製作記録です。
先ずはバックレストシートベースを、当時の写真と当時の製作方法を加味して ベース板を合板で切り出します。
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車体のリャーバルクヘッド部分はアルミ板で平らな状態ですので、少しでも背中部分のクッションストロークを
多く取りたいので、15mmの合板の中央部分を開口して、開口部分に朝で編んだ幅60mmのベルトを6本止めます。
何故麻の素材が適しているとご説明いたしますと麻の特性で、汗等の塩分でも他の素材と違い弱く為らずに
反対に適度な水分と塩分で素材の麻は強固に変化致します。
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その上にホースヘアーとヤシの繊維をラバー樹脂で構成された板状のマットを取り付けます。
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この状態の上面にクッション性をさらに高める為に、ホースヘアーを盛り込む為に全体を布で多い裏側をベースの
合板にTACKS(先端が曲がる釘)で打ち止めます。
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バックレストの両端にホースヘアーを沢山積めて硬度をました状態を、サイドサポートの意味で縫い込み製作します。
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サイドサポートの間に谷間が出来ますので、その部分に軟らかめでホースヘアーを平らに盛り上げます。
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平らに盛り上げましたら再び全体を、布で覆い裏側を再度TACKSで止めますとバックレストの全体像が完成いたします。
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裏側から見ますとこの様な状態です。
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更に中煮詰めたホースヘアーが移動しない様に、一枚目の布と上面の布に刺し針を施しバックレスト全体を
縫い上げます。
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この刺し針方法は、お布団を製作する過程にも必ず用いますので、まさかイタリアの人がお布団製作方法を
日本人に教えて記述も無いと思いますので、国は違いますが先人たちの知恵でしょうね。
この様な技術の類似点が、古い車を復元していますと時折出会う事があり その当時人たちの作業風景なぞ妄想出来て
とても楽しくなる事があります。
今回は此処までですので、興味が御座いましたら次回も覗いて頂けましたら幸いです。
クラシックカーは文化財で芸術品 是非大切して下さいね。
自動車内装 及びレザー製品のご相談はhttp://www.foxhead.co.jp 又はinfo@foxhead.co.jpまでお気軽にご相談ください。