桜の花と新緑で山全体がパステルカラーな美しい那須へ行ってきました。目的は那須にあるアニマルファンスィアーズクラブ(AFC)で開催されるパメラ・リード先生によるセミナーとワークショップに参加するためです。
前半の『虐待された犬の社会復帰プログラム』セミナー(2日間)では、かなりヘビーな画像も写し出されました。パピーミル、多頭飼育、そして闘犬などの現場で虐待された犬たちの、法廷での証拠となる画像やデータなど、惜しまず豊富に見せてくださいました。行動評価の様子も動画で見る事ができ、また評価される犬たちそれぞれの行動の違いが比較できるように工夫されていてとてもわかりやすかったです。
そして最後には今年3月に設立されたばかりという、虐待を受けた犬たちのリハビリテーションセンターの画像も写し出されました。まだできたばかりで収容されている動物の数も少なく、発表できるデータはないとのことでしたが今後そういったものができれば発表したいとおっしゃってくださいました。
そして後半はガラッと内容が変わってクリッカートレーニングワークショップ(犬連れ)(2日間)に、我が家の犬たちを連れて参加しました。クリッカーの基本からの詳しいレクチャーがあり、実技だけでなく説明の時に選択する言葉などのいわゆる「伝え方」なども非常に参考になりました。
クリッカーは元々イルカなどの海獣に使われていた道具ですが、現在は犬や他の動物のトレーニングにも使用されています。
犬たちが考える姿って、なんて可愛いんでしょうっ! 足もとに座っている中型犬は今年12歳になりましたが2日間のワークショップで全くモチベーションが落ちる事がなく、パム先生から「全く年齢を感じさせないわねっ!」とおっしゃっていただきました(パム先生のお宅の18歳のコがそっくりなのだそうで、動画を見せてくださいました。黒くて顔が白くてソックリ。そしてとても元気に草原を走っていました。あやかりたい…)。まさに脳トレなクリッカートレーニング。これも若さの秘訣かもしれませんね。
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