国道299号、観光用につけた名前がメルヘン街道、個人的にはどのへんが?とも思うけれど・・八ヶ岳を南北に横断する山岳道路のため、雪が降り始める11月の後半には標高の高い麦草峠(2127m)の前後数キロは閉鎖となる。そして4月の半ば、観光客が訪れるGWの前に開通式がある。市町村の観光関係者だけが出席して平日にひっそりとおこなわれるローカルイベントだ。
毎年5月に蓼科で開催される「アルファロメオディ」を、6年ほど前から茅野市の公園を借りておこなうようになったが、市の関係者には「ただのクルマ好きの集まり」という認識しかなく、あまりいいイメージを持たれていなかった。そこで「アルファロメオディ」の主催者M氏から、この開通式にアルファを集めてパレードすれば、このイベントを盛り上げることができるし、市の関係者にもイメージアップが図れるのではないかいう提案があり、平日ではあったがTAROCを中心に10数台のアルファを集め2002年に第1回目を行った。残雪の山々をバックに色とりどりのアルファたちが列を組んでパレードするわけだから、カッコ悪いはずがない。これが予想以上に開通式の関係者の方々にうけ、ホントは1回きりのつもりだったのに「ぜひまた来年もお願いします」ということになった。ちょうどアルファロメオがブレークしたこともあり、年々口コミで参加台数が増え昨年は40台を超え、今月の19日(水)で5回目を数える。
毎年5月に蓼科で『アルファロメオディ』が開催される。地元のアルファ乗りということで、いつからかボランティアスタッフとして運営を手伝うようになり、毎年の『会場どり』は自分の役目。その会場として7年前から茅野市のスポーツ公園の一つ岳麓公園を借りているが、そこを確保するには事前に調整会議なるものがあって、面倒でもそれに出席して申し込まなくてはならない。GW明けの週末だから地区の少年野球とか他の使用希望者とバッティングすることも多く、その場合は当事者同士で話し合うかジャンケンをして決めることになる。しかしすでに車雑誌等にも告知されて1ヶ月後に迫っているアルファディ、『ジャンケンに負けて今年は会場がとれませんでした・・』ではシャレにもならない。なんとか事情を説明し頭を下げても確保しなくてはならない。そうやって6年間とってきたが絶対譲れないという相手がいつ現れないとも限らない。そんなわけで毎年この時期になると落ち着かない日々が続く。そしてまたその日がやってきた。その結果は・・なんとラッキーなことに今年は他に希望者がいなくて、すんなり取れた!ホッ(^.^)/~~~