人生、折り返し地点も過ぎると、時の流れが加速します。
10年前の事も、つい先日のように思えてしまいます。
特に、意識していない事柄は「え?もう10年前なの?」という事が山のように出てきます。
なんでこんな事を書いているかというと、15年振りに戦隊のミニプラを作ったからなんです。
確か、ガオレンジャーからゲキレンジャーまではずっとミニプラ戦隊ロボを買い集めてたんですよね。
それが、買い集めるのも大変になって来て、手放しちゃったんです。
それが、今回、キングオージャーで復活しちゃいました。
お話自体は最高に面白く、スーパー戦隊では久しぶりにハマっています。
ミニプラも、当初は買うつもりがなかったのですが、新登場したタランチュラナイトを見たら「ああ、これは立体物遊んだら絶対楽しいデザインだ!」と久しぶりにロボ欲求が上がり・・・気が付いたらキングオージャーのミニプラ、しかも6箱セットを買っていました。
なるほど、昔もホビーショップなどではミニプラのセット売りはしていましたが、今は公式に専用パッケージで発売されているんですね。
これはカッコいいですね!
専用の大箱を開けると、通常商品のパッケージがそのまま入っています。
しかし、昔は300円×5箱だったのに、今は当たり前に6箱構成なんですね・・・
中身を見てみると・・・
自分が集めていた頃も、DX玩具を超える可動性がウリになってきていたので、パーツ分解も細かくなっていった時期ですが、キングオージャーはそれをはるかに上回るパーツ数&細かさ!
こ、これ、もう普通にプラモデルじゃないですか!
そんな細かいパーツ類を組み立てて、キングオージャーの完成です。
これまた昔と違って、本当にシールだけでDX玩具と同じ色分けになるのが凄いですね。
いや、もちろん、もともとのキングオージャーのデザインも関係すると思うんですが。
自分は一部のみシールを使い、塗り分けできそうな所は筆塗りで塗装し仕上げました。
筆塗り以外にマーカー系も使用しています。
可動範囲の広さとか、細かい所は他のサイトでもとっくに取り上げていると思うので、自分のブログでは割愛。
しかし、セット箱にも印刷されていますが、この「リタ・カニスカ風の剣の構え」がロボで出来るというのも凄いですね。
ゴッドクワガタ、ゴッドカマキリ、ゴッドハチと、ゴッドパピヨンの頭部パーツだけを使い、キングオージャーを最低限のパーツだけで組んだ状態。
こうして見ると、手足が異常に細長く、人間型のプロポーションから外れている事が良く分かります。
頭部もDX玩具よりも更に小型化していますね。
TV本編でももうロボはCGで表現されていますし、着ぐるみの体形呪縛から逃れたデザインになりつつある昨今ですが、ミニプラはさらにそこからプロポーションを変更しているようです。
ここは個人的な好みも強い部分ですが、自分はもうちょっと手足が太くて短い「昭和体型」が好みです。
シュゴット形態。
最初のころは「10体合体」をやたらウリにしていた気がしますが、5機&サブメカ5機ですよね。
いっそのこと親子マシンにすればよかったのに。
ゴッドクワガタ。
スーパー戦隊では、この「レッドのマシンがロボの大半を占める」という構成はよく見ますが、今回も残りのシュゴットの影が薄くなるレベルで、クワガタが大きいです。
背中の装甲部分には細かいディティールがこれでもかと掘られていますが、公式を見ても彩色するべき部分は僅かだけですね。
このアップで写したパイプ状のモールド部分は、ガンダムマーカーのメッキシルバーで塗りました。
しかし、この部分って割と変形合体させるときに触れる部分なので、数回遊んだだけで写真のように塗装が剥げてきました・・・
メッキシルバーってそこまで塗膜が強くないんですね。
ゴッドトンボはクワガタに次ぐ大きさ。
大きいというか、長い。
しかし、このボリュームの半分以上が手持ち武器というのも、どうなんでしょうね。
合体物の手持ち武器って余剰パーツ処理のイメージが強いんですよね。
おまけに頭部&胸部も、キングオージャーの背中羽根部分なので、正直「いなくなっても違和感ないシュゴットNo1」なんじゃないか・・・という・・・
ゴッドカマキリは、細かく塗装に手間を掛けてみました。
が、肝心の顔部分は、メタリックピンクの複眼部分を塗る塗料が無いという理由でシールを使っています。
あと、前足部分は見る資料によって全部銀色だったり、黄色で塗り分けされていたりします。
個人的にここは黄色い方がカッコいいと思ったので黄色で塗装しましたが、成形色と全然色味が違うので違和感がありますね。
全体的に一部のシュゴットにはスミ入れを行っています。
公式の画像を見ると、割とガッツリと暗色でスミ入れされているんですが、ミニプラのサイズでそれをやると視覚的に煩く感じてしまいます。
さりげなく凹凸を強調するため、タミヤアクリルミニのクリアーカラーでスミ入れしてみました。
シタデルカラーのコントラストシリーズが、凸部は薄く、凹部分は濃く染まるという特性の塗料なんですが、パッと見はクリアーカラーのようなんですよね。
それを真似して、普通のクリアーカラーを塗れば、溝の部分には塗料がたまり色が濃くなり、良い感じになるんじゃないか?と試してみました。
ゴッドパピヨン。
これはメチャメチャ改造したい!
改造したいけど、理想実現のための技術が高すぎて、結局改造せず断念!!
一番弄りたいのは、もちろん羽根部分。
もっと薄くしたいのですが、キレイに均一に削れる自信がありません。
何より表面には複雑な模様が入っているので、これを消さずに処理できる自信がありませんでした。
さすがに表面の複雑な模様を塗り分ける自信がないので、ここはシールを使っています。
上から見た状態。
ミニプラ独自のプロポーションの為か、キングオージャーの頭部がメチャメチャ小さい!
というか、小さすぎる!!
本来、後翅の内側のラインと、キングオージャー頭部の折り畳まれたツノのフチはぴったりくっつくハズです。
こういう、ピタっとツライチになる、とかラインが合う、みたいな部分ってデザインのキモだと思うんですよ。
それが台無しになっているのは、ちょっと残念ですね。
ゴッドハチ。
塗装派の人にとっては、これが最大の難所ですね。
黒成型のプラに、黄色を塗装しなければいけません。
まあ、自分は早々に黄色を塗る事は諦め、シルバーの上からクリアーイエローで塗っています。
ハチの胸部と腹部のつなぎ目だけでなく、腹部の途中にも関節があるので、写真のようにお尻の針を正面に向けたポーズが取りやすくなっています。
が、この可動必要でした?
ゴッドカマキリには、ロボ時の足首ロールが出来る関節がわざわざ仕込まれていましたが、そちらは確かにあったら嬉しい関節でした。
でも、こっちはロボ時にもあまり貢献していないし・・・
もう、オマケとも言える小型のシュゴット達。
ゴッドアントとゴッドテントウは、合体のジョイントが同じなので、この辺でシリーズ的に広がりがあるのかなぁと思っていたのですが、とりあえず今段階でのリーク情報を見る限り、そんな事もなさそうですね・・・
こういう細かい装飾品みたいなのが様々に入れ替わる事でモードチェンジできるとかなら良かったのに。
とりあえず、組み立ててみての大きな感想は二つ。
・もっと太いプロポーションでも良かったんじゃないの?
・肩関節、固すぎない?
特に肩関節は本体との接続も含め、3つの関節軸があります。
このあとのスーパー合体も考慮して、腕が重くなっても大丈夫なように関節を渋めにしていると思うんですが・・・硬い。
全体的に、昔のミニプラと比べても、良く動くし、出来はすごく良くなっていると思います。
一方で、このミニプラだけに限りませんが「関節可動箇所が増える=一つのポーズを取らせるのに動かすべき場所が多すぎる」という事象が起きます。
つまり「良く動くのに遊び難い」という事になってしまいます。
この辺は、対象年齢とか、遊び方のターゲットとか、いろいろと難しい所ですね。
今後のスーパー合体で、可動がどこまで制限さるのか気になりますね!
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