ふふふのふ

白黒・はちわれ猫の風子の日常。時々虹の橋組の思い出も。

【重要なお知らせ】心中隔欠損症

2007-01-25 22:30:39 | 
なるべく冷静に書くつもりですが、支離滅裂になったらごめんなさい。
長文です。
暗い話です。スルーして戴いても結構です。
----------------------------------------------------------------------------

福来。をFeLVで亡くし、5ヶ月後に福来。が戻って来てくれました。
お友達を3匹連れて帰ってきました。
今度こそ、健康な猫さんを飼えると思っていました。


しかし、猫の神様は、今度も私に病気の猫さんを送り届けられました。


史(以下、「しーちゃん」と書きます)は心臓疾患を持っておりました。
しーちゃんは元々弱く、保護した翌日には死んでしまうかと思っていました。
食べ物を与えるにつれ、元気になったので、単に空腹だと思っていました。
お腹がポコッと出ていたので、心配して見て貰ったのですが
「こういう体型ですよ」と言われて安心していました。


しかし、何か変なのです。
行動なのか?何なのか?
(今思うと、呼吸が荒かったのです。今も風子と違って呼吸が荒いです。)
よく判らないけれど、しーちゃんの行動が変だったので、
獣医さんと相談して、「わんにゃんドック」を実施しました。
それが、昨年12月の初旬でした。



そこで言われた診断結果は
 ・心中隔欠損症
 ・肺動脈弁異常

の病気でした。


心臓の病気はスコティッシュフォールドに多いそうですが
その病気とはまた違っていて、心中の壁に穴があいていて
血液が逆流している病気です。
穴が塞がらない以上、治らない病気です。
また穴は手術などで塞ぐ事出来ず、手術はリスクが高く
そのリスクを冒してまでするメリットはありません。
その穴は段々大きくなっていき、逆流する血液が多くなると
チアノーゼが出て、呼吸困難になり、死に至ります。

また、しーちゃんは、心臓に穴があいているだけではなく、
肺動脈も異常な形をしていました。


その結果を聞いて、私は目の前が真っ暗になりました。
福来。の場合、FeLVキャリアであることは承知して譲り受けました。

でも、しーちゃんは突然私の前に現れ、病気であることが判明しました。


 どーしたらいいんだろう


それが私の正直な気持ちでした。
福来。の場合は、不遜な考えかもしれませんけれど

 「私が何とかしてやる。病気を治してやる。」


そんな思いを持っていました。(実際には無理でしたが)


でも、今、私は、病気から逃げる訳にはいきません。
福来。が連れてきたお友達を、このまま置いて逃げる訳にはいきません。



先生に言われたのは、絶対に安静!ということでした。
余命は4ヶ月~4年という、かなり幅のある期間でした。
でも4ヶ月ということは、ある意味、いつ死んでも不思議ではないのだと。
そういう現実もつきつけられました。


この病気の症例は、犬も少なく、猫に関しては殆どデータがない状態です。
なので、どういう治療をすればいいのか。
どのタイミングで薬物治療に入るのか。
全く手探りの状態です。

もしかしたら、寿命を延ばせるかもしれないし。
もしかしたら、明日死んでいるかもしれない。
それが、今、しーちゃんに言われている現状なのです。



絶対安静と言われても、その頃は4ニャンで生活をし
連日連夜の運動会で、しーちゃんは飛び回っています。
しーちゃんと一緒に動き回る福来太郎とくぅを叱ったりしました。
福来太郎もくぅも悪くないのに、です。
そんなことしか出来ない自分を嫌になり、何度も泣きました。

 しーちゃん、ごめんな。
 福来太郎もくぅもごめんな。
 みんな、ええ子やのに、叱ってごめんな。


そう言って、何度も泣きました。
(風子はいつもマイペースで、あまり皆と遊びませんでした)


私は慌てて、福来太郎とくぅの里親募集をしました。
でも、その時、しーちゃんのことは、絶対に内緒でした。
それには理由があります。

私がしーちゃんの病気を公にして、「だから助けて下さい」と言ったら
誰かが手をさしのべてくれるかもしれません。
現に、極少ない、親しい人には事情を申しましたら、
何人かからお預かりをお申し出戴きました。


でも、私は「福来太郎とくぅがいい」と思って
里親になって下さる方を探したかったのです。
少なくとも「和代さんが大変だから、我が家で!」と仰って下さる方には
福来太郎とくぅを譲る訳にはいかなかったのです。

なので、私はしーちゃんの病気を隠して、里親募集をしました。
お陰様で、福来太郎とくぅを本当に気に入って戴いて
里親様になって戴ける方がみつかりました。



しーちゃんの病気は、心臓の穴が塞がらない限り、どうしようもありません。
成長と共に、塞がっていった犬の例がありましたので
これから毎月、一回、エコーを取って、
心臓の穴の状態をデータとして保存していくことになりました。


実は、早速、1月のデータも取りました。
残念乍ら、12月の時よりも、心臓の穴は大きくなっていました。
彼女の体の中で、血は心臓の所で逆流をしているんです。
小さな体の彼女にとって、それはとても負担になることなのです。


1月のデータを取った後、
私は部屋に帰って暗いままの部屋の中で泣きました。


 福来。ちゃん 福来。ちゃん
 しーちゃん、穴が大きくなってたんや。
 福来。ちゃん 私、どうしたらええんやろ。


そう言って泣きました。
そうしたら、風子が肩の上に乗って、私の頬に流れる涙を舐めてくれました。


 和代さん 福来。ちゃんの時にしてくれたようにしたらええねんで。
 特別なことはせんでええで。
 楽しい時間をあげてな。美味しい物、食べさせてあげてな。
 あっ、風子にもな。(^^)ニンマリ!


風子の行動に、そう聞こえたのです。



しーちゃんの病気の事。
実は、ずっと以前からの応援団の仲間の内
ごく親しい人にだけ連絡していました。


そうしたらね。
色々な人が同じことを仰るんですよ。


  福来。ちゃんが、和代さんの所だったら、
  ちゃんとしてくれるから、連れてきたんじゃないかな?


とか


  猫の神様が、しーちゃんも福来。ちゃんのように
  幸せにしてあげて、って送り出したんですよ


とか。


そんなぁ~!
私にとって、福来。としーちゃんとでは違うんです。
だから、とても辛いんです。
福来。と同じように出来るなんて思っていませんし。


でも、私は決心したのです。
出来ることはやろう、と。
高額医療は受けさせてやれません。
でも、私の出来ることは、精一杯やろうと思っています。

それから、苦痛を伴う場合、延命治療はしないつもりです。
それは福来。の場合と同じで、
たとえ、そのことで短命であったとしても、
楽しいニャン生の方を選ぼうと。
その為、毎日毎日を充実した、楽しい時間にしようと。
そう思っています。



多分、皆さんが仰る通り、しーちゃんは福来。が連れて来たのでしょう。


  あんな、和代さんの所に行ったら、何とかしてくれるでぇ~


って。
そして、将来、しーちゃんに寿命が来て、虹の橋で福来。に再会した時
しーちゃんが福来。に

  
  福来。ちゃんの言った通りやったわ


って言って貰えるようにしないと。
福来。の顔に泥を塗らないようにするのは、
大好きな福来。に出来る私の愛情の表れなのです。

勿論、しーちゃんだって大好きです。
出来る限り、長生きさせてやりたいです。


私がこれからすることは
 ・体力をつけるために、栄養に気をつけた食事を作ること
 ・しーちゃんの生活にストレスを与えないこと

 ・将来、チアノーゼが出て、呼吸困難になった時の為に
  簡易酸素室を作る必要があるので、その資料集めと準備

です。


それから、ブログをお読み戴いている皆さんにお願いです。

今日の記事は深刻な内容になっていますが、明日からはまた元通りの
「ふふふ」に戻ります。
楽しく、ふふふって思うような事を書いていくつもりですが
もし、将来、私が落ち込んで、へたれたら、お尻をペンペンして下さい。


闘病生活に入るまでは(いつになるかは不明です)ごく普通に接して下さい。


負けませんから。
猫の神様から預かった大切な命です。
福来。が出来なかった事を風子と一緒に楽しんで行きたいです。


そして、いつか、福来。の時のように、しっかりと看取ってやります。
その時、しーちゃんが

  楽しかったで~


って言ってくれるような、そんな毎日を
風子としーちゃんと福来。ちゃんと私の女4人で暮らしていくつもりです。


皆さん、どうか、応援宜しくお願いします。
ファイトーーーー!オーーーー!


追記
 しーちゃんの病気が判って、
 R&Dさんが通勤途中に千羽鶴を折って下さいました。
 僅か一ヶ月で千羽鶴を仕上げて、送って下さいました。
 有難うございます。
 千羽鶴を見て泣いたのは、初めてのことです。
 その千羽鶴は、今、しーちゃんがいつも見える所に飾っています。

 実は私も毎日3個づつ折っています。そうしたら1年で千羽鶴が出来ます。
 絶対に1年以上、生かせてやるねん。
 そういう思いで毎日3個づつ折っています。

 完成するまで、絶対に元気で生きるんやで、しーちゃん!

 って書きつつも、「いつ死んでも不思議でない」と言われていますので
 仕事から、用事から帰って来たら、一番に、しーが生きているか確認します。
 しーちゃんがニャ~って鳴いて出てくると、ホッとする私です。
コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする