facebook つながりで、とても小さいパイプオルガンを作っておられる方が神戸にいると知った。
神戸の方の実家に行く用が出来たので、思い切って連絡してみたら、快くお宅へ迎えて下さったのだ。
こんなに小さい!こんなに小さくてもちゃんとパイプオルガン!!
大きいパイプが低い音で小さいパイプが高い音だ。
こんなに小さいのにちゃんと音色を選べるストップがついている。
つまり鍵盤の数×音色だけパイプが必要なのだ。その沢山あるパイプをこの小さな箱にちゃんと収めているのがすごい。
パイプオルガンは空気をパイプ(笛)に送って音を出す。その動力が必要なのが弦楽器とは違う。
その動力関連も収まっている!
下のオルガンは上のオルガンよりもっと小さい!
上のは標準ノートPCサイズ(B4サイズ)のミニチュアパイプオルガンだが、下のはその半分、B5サイズのマイクロパイプオルガンだ。すごすぎる。可愛いすぎる。
側面に窓があって、開けるとパイプのてっぺんがある。調律用だそうだ。
パイプはゲダクト(閉管)だ。同じ長さの開管のものより1オクターブ低い音が出る。省スペースしたいものね。
金属パイプが鳴る 圧倒的な存在感。電子オルガンとは確かに違う、これはパイプオルガンだ。
歴史的に古いパイプオルガンで小さいものなら後ろにふいごのついたポルタティーフオルガンがあるけれど、それよりも全然小さい。
現代の技術を駆使したからこのサイズに出来たのだ。
夫と私が以前作ったポルタティーフオルガン とは一線を画している。
田中祥司氏は音響工学のプロなのです。
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湾曲トーンチャンネル を見れば納得できます。
ポータブルパイプオルガン。10kgあるそうだ。アコーディオンくらいだね。
パイプがぎっしり。
蓋を開けると譜面台になる。
実物に接して強く思ったのは、これらは宝物だ、ということだ。
今風なら 「尊い」 っていうんですか。
だってすごい労力だ。この何本もある小さいパイプを全部作って調律する。しかも独りで。考えただけでも気が遠くなりそうだ。
設計だって半端じゃない。継続力も半端じゃない。
田中氏の愛というか想いというか、よくぞ作り上げた!これは人類の宝です。
商品化を望まれているそうだ。わたしも欲しいです。
ミニパイプオルガン。
全てのオルガンを弾かせてくださった。キーを押したときの音のアタックが電子オルガンとはぜんぜん違う。押し加減で空気の流量が変わって、そこもちゃんと音色に反映される。
垂涎ですよ。
超小型ポジティフオルガン。
ミニパイプオルガン。田中氏が学生時代に作られたそうだ。ずっと作り続けているなんて、本当にすごいなあ。
オマケ:ローランド社の電子オルガン。
田中さん、本当にありがとうございました❣️