≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

手紡ぎ綿マフラー 緑綿にぜんまいわた入り2本

2010-12-05 10:48:16 | コットンの巻物

予告ばかり長かったが、やっとアップ。 茶綿にぜんまいの色違いバージョンだ。
織るよりも、糸を紡ぐよりも、
その前の緑綿にぜんまいわたを混ぜるカーディングが最も辛かった。
(緑綿というのは、木綿の一種。ぱかっと綿花が開いたときから色がついている。)

毛羽立って困るので、今回はでんぷん糊をつけてみた。
織っていて、うーん、少しはましなのかなぁ、という程度ではあったが、
やっぱり水通しで洗ってもなんだか糊が残っているような気がする。
手触りがキモなんだが…。
出す前に、もう一回洗うべきか?

ぜんまい綿は繊維が短くって、織っててもどんどん落ちるし、
水通しでも落ちる。
まいった。

細い緯糸 (よこいと) は、緑綿にアジア綿を少し混ぜて紡いだ糸。
太い緯糸は経糸 (たていと) と同じ。

なかなか味のあるテクスチュアにはなった。
夫もいいじゃない、という。
でもわたしの中では何か腑に落ちない。
もっと追求しなくてはダメだ。
と思う一方、あのカーディングは懲り懲り、と逃げ腰。
しっかりしろ!!



写真の下の方、陽の光の当たっているあたりの色が近い。



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手紡ぎ綿マフラー 茶綿にぜんまいわた入り2本

2010-11-08 18:04:45 | コットンの巻物

小出しのネタも、これが最後! ずいぶん引っ張ったもんだよ。

川場の2日目に、水通ししてまだ乾いていないものを持っていった。
ひーこらと、なんとかこれだけは仕上げたかったのだ。
なんでそんなに頑張ったのか、というと、自分としては新しい試みだったから。

思いつきで茶綿に茶色いぜんまい綿を混ぜて紡いだ糸が、
思いのほかいい味を出していたので、その糸を布にして形にしたかったのだ。

どんな糸かというと、

こんな感じ。 (ちなみに木枠に巻かれているのは、手紡ぎ綿マフラーナチュラルミックスに使った糸。)
弾力性がある。 軽い。 あたたかい!
もこもことして、イメージは、テディベア !?


ちなみに、ぜんまいわたはこれ。 スピニングパーティーで買った。 再掲写真で失礼。



茶綿も繊維は短いのだが、ぜんまいわたはもっと短い。
ぜんまいわただけでは糸にならないくらい。
そんな繊維をだ、カーダーで混ぜようとするのだが、もう舞い立っちゃってたいへん!!!
ほこりを立てているのか、ローラグ作っているのか分からない。

カーダーでローラグを作るときはいつも、ハンカチを三角にたたんで鼻と口を覆って頭の後ろで結ぶが、
この茶綿とぜんまいわたでは不十分だった。
目だ!
まつげやめがねに付いた繊維で、目がしばしばして涙目になってしまう。
大そう苦しい作業だった。
紡ぐのはあっという間だったんだけどね、糸が太いから。


マフラーのデザインは、太めに紡いだ綿糸が経糸 (たていと) のものと一緒。
つまり、緯糸 (よこいと) は細くて、ところどころ経糸と同じ太い糸が入って、横縞になる、ってやつ。
緯糸の細い方の糸は、茶綿にすこーしだけ生成りのアジア綿を混ぜて紡いだもの。
テクスチュアのコントラストだけでなく、少しは色のコントラストも出るかしら、と期待したが、
大したことはなかった。
まあいいや、そんなに色のコントラストを出したいと思っていたわけでもなかったし。


ちなみにこれがマフラーのアップ。


紡ぐのがあんまり大変だったが為か、触感のせいか、なかなか気に入った。
元来、こう茶色っぽくてガサッとしたようなもの作りはわたしの好むところでなかったはずなのに、
なんだか嵌っている。
そこが自分でおかしい。

まあいいや、なんでも。 自分である程度納得できるものが作れれば。
現在この色違いを製作中。





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手紡ぎ綿マフラー ナチュラルミックス2本

2010-11-02 10:05:41 | コットンの巻物

※ これも小出しの古ネタです。

まほ~ばで実演で紡いでいたのがこの経糸 (たていと)。
まほ~ばで紡いで、川場でなんとか布で出すことができた。

生成りのアジア綿に、まだらになるように茶綿と緑綿を混ぜて、太めに紡いだ糸だ。
ポイントは、茶綿だけではなく緑綿も混ぜたこと。
生成りと茶のあいだをつなぐ意図で混ぜたのだ。
緑といっても、ほとんどカーキというかそんな感じの色だからね。

緯糸 (よこいと) は細いのと太いの2種類を使った。
細いのは、シャツ地を織ったときに余った、緑綿にアメリカ綿を混ぜて紡いだもの。
太いのは経糸と同じ色。

アップ。


ぱっと見るとただのまだらのうずらに見えるけれど、
ちょっとよく見ていれば緯糸の太さの差による横縞が見えてくる。
分かり易すぎない感じが自分ではとてもいいと思う。

糸が太いので、マフラーが重くならないように幅は15cm。
今頃からちょうど季節に合っていると思う。




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手紡ぎ手結びマフラーグリーン

2010-10-26 11:13:31 | コットンの巻物

なに?みどりに見えない!?
みえるぅ~、みえるぅ~、と唱えながらよく見るよーに。

ちょっと古いネタを小出しですみません。 要するに、ピンク系の色違いだ。
緯糸 (よこいと) は4月16日にアップしたもの。
アラはあるが、気に入った写真なので再掲する。

シャツ地を織ったときに出た端糸を、色合いを見ながら結んだ。 木綿30/2番手、コーマ糸。
これだけ糸を結ぶのは、けっこう根気と時間が必要だ!
といってもたいてい、病院の待合で結んでいたぐらいで、まめに結んでいたわけではない。
グリーン系のマフラーを3本織ったが、まだあと3本以上織れるくらいは残っている、たぶん。
(1本出たので、アップするのは2本。)


では、恒例のアップ写真。 これは上の左側。


これが右側。

あんまり見分けがつかないな。 状況証拠で覚えているだけかも。


太い手紡ぎ糸を使ったが、密度を粗くしたし、緯糸は細いものを使ったし、マフラーを細くしたので、
首に巻くにはちょっと重すぎる、硬すぎる、ということはない
今くらいの季節から、見た目にも巻いても暖かくて、ちょうどよいと思う。

結んだ糸の端がピヨピヨと出て、いわゆる味になったのではないか。
ほんとの事をいうと、ざっくりした手作り感溢れまくりの、フォーク調っていうんでしょうか、
茶色でだんだらでだらっとしたようなやりすぎているのはあまり好きではない。
一線を画したい。
と強く願うも、少々それに近い路線。
これから少し、際どいところを狙っていく予定。



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手紡ぎ綿と結び糸のマフラーピンク

2010-09-10 11:14:59 | コットンの巻物

太めに紡いだ手紡ぎ綿の糸を経糸 (たていと) に使って、こんなマフラーを織ってみた。
約15cm×160㎝ (房込み)。

かわいいでしょ!


アップはこんな感じ。

緯糸 (よこいと) に特徴があるのだが、さて、分かるだろうか?




そうです、結び糸を使ったのだ。 段染めではないよ。
シャツ地を織ったとき、布の両端にはどうしても切って捨ててしまう糸ができる。
でも、自分で染めた糸は捨てがたく、後生大事に貯めてあったりするのだ。
緑系は4月16日にアップしたけれど、ピンク系も医者の待ち時間等に結んでいた。
紡績糸の綿糸、シルケット加工で30/2番手。

後ろのピンボケが経糸に使った手紡ぎの綿糸。 アジア綿。




で、こんな機 (はた) で織っていた。 機草 (はたくさ) がダサくて写真写りがよくない。

子供のおもちゃ用の!?リジッド機だ。
リジッド機というのは、綜絖 (そうこう) と筬 (おさ) が一体化しているのが特徴だ。
で、機と一緒に来た綜絖 (といっておこう) の密度が荒いので、もう少し混んだものを買った。
4本/cm に 2.8番手 (綿番手) の経糸で、これでも充分スカスカだけどね。
幅が一番狭いものを探したんだけれど、それでも、機の幅より広い。
まあ仕方ないな。

本当はもうちょっと幅を広くしたかったりするが、この機ではもう限界。
最大19cmで、スカスカのせいか水通ししたらずいぶん縮んだ。
いまやリネンマフラー御用達の学園手機でもいいんだけれど、
まだ糸がかかっているし、しばらく経て継ぎで使いたいし、
このマフラーを幅広にしようとすると新たにリジッド機を買わなくてはならない。
こんどは2000円ってわけにはいかないし、そこまでする気が沸いてこないんだよなぁ。
まあいいじゃん、15cmでも。

これで織るのに、綴れ織りに向いている、薄くて掬いやすい杼 (ひ、シャトルともいう) を
なぜか持っていたので、重宝した。
やっぱりさほど開口はよくないからね。
いちいち付属の板杼に手巻きするような気力もないし。 (それなりに細いんです、緯糸は。)


試し織ではあったんだけれど、自分としてはなかなかの好感触なので、
さあ慌てて糸紡ぎだ!?



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