日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。
焼きたてです。
原案は、ベス・ハンスパーガー 『ヘルシーなパンとマフィン』 に載っている、
3種のチョコレート入りパン。
ココアと、ミルクチョコレートと、ビターチョコレートを合わせて3種といっているらしい。
それをいうなら、わたしは4種ということか。
わたしはカカオバリーのものを愛用している。
なぜかというと、輸入品の中では一番安いから…。
安い、といったって、国産品よりは高い。
おいしいんですもの。
ビターとミルクを包丁でゴリゴリ削り、タブレット状のものも入れた。
切れ目から見えているものもあるけれど、分かるかしら?
こういう食材はそこらへんのスーパーには置いていないので、
やっぱり通販で手に入れることになる。
お菓子の食材といえばやっぱり、クオカと東名食品でしょう。
なんだけれど、品揃えが少し違っているので、どちらかで全部済むということがないのが、困る。
ホシノの酵母はクオカ、輸入物のココアは東名食品。
全体的に、小分けでより個人向けなのがクオカで、大口で少し安いのが東名食品。
リキュールも東名食品かなあ。
ほかにも何軒かあるけれど、この2軒を使っている。
おいしいチョコレートは欠かせません。
失敗作である。
生地を仕込んでから2時間、ちっとも膨れてこないので、
変だなあ、変だなあ、と考えて、
分かった。
ドライイーストを入れ忘れていた…。
あわててドライイーストを生地に練りこんだ。
せめて、ドライイーストを水で溶いたら、もう少しましだったかもしれない。
しかし、もう遅い。
そして、これはぶどうパンである。
ラム酒やらブランディやらでよーく戻ったレーズンなので、
あんまりゴリゴリ捏ねたら潰れそうである。
なんだかドライイーストの粒々が残ったままになってしまった。
うう、どうしよう。
でも、温めていたら、なんとなく膨れてはきた。
仕方ない、こうなったらいつまでも待ってやるぞ!
期せずして、ゆっくり発酵パン、になってしまった。
ということで、予定より24時間も余計に、時間がかかって出来あがった。
やっぱり膨れ方はいまひとつ。
食べてみたら、ずっしりしていたが少しは膨れて、何とか大丈夫ではあった。
レーズンのせいもあるのか、味は意外とおいしい。
はあ、やれやれ。
という騒ぎがあったから、昨日急遽、マフィンを1日分だけ焼いたのである。
さっき焼きあがりました。
初めて作りました。
竹野豊子 『地中海手作りパンの旅』 に載っている、
ピッコロ・ヴェネツィアーナとエジプトの木の実入りパンのマジパンの折衷が原案。
リッチなパン生地の間に、マジパンとくるみ半かけがはさまっていて、
上にもマジパンが絞り出されている、というもの。
マジパンといっても、アーモンド粉と砂糖と卵が混ざっているだけ。
どうかしら、と焼いてみたら、オーブンの熱風の向きもあるのか、
みんな同じ向きで倒れかけていた。
パンはケーキよりは噛み応えがあるし、焼けたマジパンもゴリゴリとした噛み応え。
なんだかクルミがホッとする味わい。
またしても豪快な焼き上がりで、なかなか気に入りました。
昨日はこれを焼いた。
リッチなパン生地に自家製マーマレードとチョコチップを練りこんだ。
たまには、と思い、大きく成形し、切れ目を入れて牛乳を塗ってグラニュー糖を振って焼いた。
お得意の、マーマレード+チョコの組み合わせ。
おいしいです。
こういう大きなおやつは、切り分ける大きさが調節できるから良い。
末っ子が一番上と同じサイズというのは、やっぱりおかしいから。
(夕食は減らしてくれ、というくせに、おやつや果物は等量がめようとする!)
最近、イースト菓子にはまってます。
理由は、やっぱりおいしいから。
発酵食品の香りがいい。
でもほかに、バターが少ない、という理由もある。
バターケーキは、なんと粉と等量のバターが入るし、
軽めのマフィンだって、粉の半量はバターが入る。
クッキー、パイは粉の半量よりバターが多いし (レシピにもよるけど)、
クッキーの親戚のタルトに
油分の多いアーモンドとバターがたっぷり入ったアーモンドクリームを入れて焼いたら、
なかなかのバター/脂分の摂取量。
おいしいんですよ、そういうのもこってりして。
こくがあって。
でも、やっぱり省エネ体質の日本人は、日常的に食べたら健康を害するだろう。
脂肪分をたくさん摂っても平気な欧米人と、同じにはいかない。
だからといって、油をぜんぜん摂らない、とか、そういう極端なことをいうつもりはない!
何年も前、子供が小さいときに下痢をして、
それで一家で揃って、油を一切使わない料理とお粥で2日間過ごしたことがあった。
おかげで子供はさっさと良くなったのだが、元気だった大人のほうが元気がなくなってしまった。
ちからが出ないんですよ!
なるほど、油って必要なんだな、と痛感しました。
ま、一種の人体実験でしたね。
リッチなパンでも (クロワッサンみたいな生地はさておき)、
粉の1割強くらいのバターで充分リッチな気分を味わえる。
餡まんにいたっては、油はもっと少量。
このくらいがちょうど良いです、わたしは。
とはいっても、おやつはいろんなものを食べるのが楽しいし、作る手間の問題もあるし、
もうイースト菓子しか作らない/食べないってことはないけど。
蒸したてです。
湯気出てます。 (上手く写せなかったが。)
水餃子をやったときに、ウー・ウェン 『北京の小麦粉料理』 ←グラフ社のほう、を開いて、
どうしても作りたくなったのだ。
薄力粉200gの分量のところ、強力粉100gを加えて1.5倍で18個、2回に分けて蒸した。
粒餡をごま油で炒めるのがポイント。
急に中華風になります。
イーストの入った生地を捏ねるのは、お手のもの。(ただし、300gまで。)
餡を包むのも、饅頭のベタベタ生地よりもよっぽど扱いやすい。
蒸すと、オーブンで焼くよりも早く火が通るし (うちのは火力弱めの電気オーブンだし)、
これはなかなかいいぞ!
おやつに食べるときは、少しだけ電子レンジで温めよう。
ヘギの代わりに敷いてあるのは、オーブンペーパーの裁ち落とし。
スポンジケーキやバターケーキを丸型で焼くとき、底に丸くオーブンペーパーを切って敷いています。
すると、必ず半端が出る。
それがもったいないので、貯めているわけです。
それが、こういう蒸し物を作るときに、役に立ちます。
だから、なんだか形が不恰好で揃っていない。
気にしない!
ところで、機織りはどうなったか?
デザインも本数もしっかり決まって、いま糸繰りしてます。
染めたときの綛 (かせ) の状態から木枠に巻き取られた状態にすることです。
これが、なんというか、覚悟がいる仕事です。
忍耐が要ります。
調子が良いから、ととばすと糸が切れたり、枠から落ちているのに気付かなかったりする。
こじれても、キーッとなって引っ張ってはいけない。
焦ってはいけない。
染めたときの扱いが悪かったせいかも分からない。
だいじょうぶ、だいじょうぶ、なんとかなる、と呪文のように唱えながら、
こじれてもこじれても少しずつ直して、木枠に巻いていく。
すると、ちゃんと巻き取れる!
ワンステップ、ワンステップ、積み重ねて布になるもんだ。