浜までは海女も蓑着る時雨かな 瓢水
それまでお坊さんの法話などほとんど聴いたことがなかったのですが、3年前から年に2、3回そういう機会に恵まれ聴かせてもらっている。 9月11・12日(日・月)にも 「秋季彼岸・永代経法要」 があり、 冒頭の句 「浜までは海女も蓑着る時雨かな 瓢水」 はその法話の中に出てきた句です。
ん? この句は前にも聞いたことがあるような・・・ と思ったのですが、その句の説明を受けて、句の持つ本当の意味を全然解していなかったことを知ることになりました。
そのときの句がこの
「浜までは海女も蓑着る時雨かな 瓢水」 だったのだそうです。
海の中にもぐってどうせ濡れてしまう海女でも、浜までは濡れないように蓑を着ます。
いつかはこの世とお別れすることになるのだけれど、それまでは精一杯生きる努力をしたいものです。
この句には、そういう瓢水の想いが込められていたのです。
そんな深い意味があったとは!! これを知っただけでもその日一日が大変有意義な日となったと、嬉しくなりました。 どうせこうなんだから・・・ と決め付けてしまうのはマイナス思考にちがいない。 そうかもしれないけど、せっせと懸命に生きる、、、 これは忘れたくない、と思いました。 忘れたくないので、ブログにこうして書き残しておくことにしました ^^。
この句を受けとった修行僧は、 瓢水の気持を知って自分をはじ、 すぐに瓢水のところに取って返したということです。
蔵売って日当たりの良き牡丹かな 瓢水
この句などは説明を聞かなくても、物欲など持ち合わせていない 瓢水 のことが伺える句だとうなづけました。
私達を退屈させないように冗談も交えてのお坊さんのお話は、いつもとても分りやすく、この日もウンウンと頷きながら嬉しく気持のいい一日を過ごさせていただきました。
◆◆◆ .
写真は、先日(09/29)スケッチの合間に撮った
今年の 「彼岸花」 です。
ネットで調べてみるとほかに次のような句もありました。
これらの句については、 『鈴かけの径・滝野瓢水の傑作から』
を参照させていただきました。
句が詠まれた場面について簡単に説明されています。
それぞれの解釈については みな様にお任せいたします 。
蕊だけは曲げぬみちくさ彼岸花 ふじ
◆
いつもお話のはじまる前に、みなさんで阿弥陀経などを30分ぐらい唱和するのですが、 初めの頃、最後まで声を出し続けるのに疲れてしまったのには驚いた。
「こんなことでどうする!」 Puさんやコスモスさんは日頃から、三味線や民謡で気持ちよく発声して鍛えているというのに・・・・(*▽*)!。
声を出すだけなのに、結構な運動量・・・ 東北大教授の川島隆太教授によると、声に出してすらすら読むということは脳にも効果的らしい。 お前は脳の活性化のためにお経を唱えるつもりカイ!><A; まあまあまあ許してたも・・・・(^^)。
こっちおいで~ 仲良くしよう!!
もみくちゃにされて笑顔や曼珠沙華 ふじ
腹筋が鍛えられたのか慣れてきたのか、最近は最後まできっちり声が出せるようになった、 よかったよかった (^_^);ふうう。
お経の内容なんかはもちろん、 舎利弗 と出てきたときだけ 「お弟子さんの名前だ!」
と 頭に浮かぶ程度で、 横に打ってあるルビを懸命に追いかけて 遅れないようにするのが精一杯・・・・ ();あははは
それまでお坊さんの法話などほとんど聴いたことがなかったのですが、3年前から年に2、3回そういう機会に恵まれ聴かせてもらっている。 9月11・12日(日・月)にも 「秋季彼岸・永代経法要」 があり、 冒頭の句 「浜までは海女も蓑着る時雨かな 瓢水」 はその法話の中に出てきた句です。
ん? この句は前にも聞いたことがあるような・・・ と思ったのですが、その句の説明を受けて、句の持つ本当の意味を全然解していなかったことを知ることになりました。
滝 瓢水(たき ひょうすい)は江戸中期の 豪商船問屋の跡取りであったが、風流遊蕩が過ぎて一代で没落させてしまっている 俳人。 無欲・無我の奔放な生き方が評判となり、瓢水のもとを訪ねてくる人々がたくさん居た。 ある日、瓢水が風邪薬を買いに出かけて留守中に訪ねてきた旅の修行僧は、 「薬を求めるなど瓢水も命を惜しがるほどの人物であったか。」 とがっかりして帰って行った。 帰宅してそれを聞いた 瓢水 は、その僧に使いを出して一句をしたためた紙を渡させた。 |
そのときの句がこの
「浜までは海女も蓑着る時雨かな 瓢水」 だったのだそうです。
海の中にもぐってどうせ濡れてしまう海女でも、浜までは濡れないように蓑を着ます。
いつかはこの世とお別れすることになるのだけれど、それまでは精一杯生きる努力をしたいものです。
この句には、そういう瓢水の想いが込められていたのです。
そんな深い意味があったとは!! これを知っただけでもその日一日が大変有意義な日となったと、嬉しくなりました。 どうせこうなんだから・・・ と決め付けてしまうのはマイナス思考にちがいない。 そうかもしれないけど、せっせと懸命に生きる、、、 これは忘れたくない、と思いました。 忘れたくないので、ブログにこうして書き残しておくことにしました ^^。
この句を受けとった修行僧は、 瓢水の気持を知って自分をはじ、 すぐに瓢水のところに取って返したということです。
蔵売って日当たりの良き牡丹かな 瓢水
この句などは説明を聞かなくても、物欲など持ち合わせていない 瓢水 のことが伺える句だとうなづけました。
私達を退屈させないように冗談も交えてのお坊さんのお話は、いつもとても分りやすく、この日もウンウンと頷きながら嬉しく気持のいい一日を過ごさせていただきました。
写真は、先日(09/29)スケッチの合間に撮った
今年の 「彼岸花」 です。
ネットで調べてみるとほかに次のような句もありました。
手にとらでやはり野におけれんげ草 瓢水 さればとて石にふとんも着せられず 瓢水 観ずれば花も葉もなし山の芋 瓢水 本尊は釈迦か阿弥陀か紅葉かな 瓢水 さてはあの月が鳴いたか時鳥 瓢水 |
これらの句については、 『鈴かけの径・滝野瓢水の傑作から』
を参照させていただきました。
句が詠まれた場面について簡単に説明されています。
それぞれの解釈については みな様にお任せいたします 。
蕊だけは曲げぬみちくさ彼岸花 ふじ
◆
いつもお話のはじまる前に、みなさんで阿弥陀経などを30分ぐらい唱和するのですが、 初めの頃、最後まで声を出し続けるのに疲れてしまったのには驚いた。
「こんなことでどうする!」 Puさんやコスモスさんは日頃から、三味線や民謡で気持ちよく発声して鍛えているというのに・・・・(*▽*)!。
声を出すだけなのに、結構な運動量・・・ 東北大教授の川島隆太教授によると、声に出してすらすら読むということは脳にも効果的らしい。 お前は脳の活性化のためにお経を唱えるつもりカイ!><A; まあまあまあ許してたも・・・・(^^)。
もみくちゃにされて笑顔や曼珠沙華 ふじ
腹筋が鍛えられたのか慣れてきたのか、最近は最後まできっちり声が出せるようになった、 よかったよかった (^_^);ふうう。
お経の内容なんかはもちろん、 舎利弗 と出てきたときだけ 「お弟子さんの名前だ!」
と 頭に浮かぶ程度で、 横に打ってあるルビを懸命に追いかけて 遅れないようにするのが精一杯・・・・ ();あははは
滝 瓢水(ひょうすい)って読むんですね。この世界には疎いので読めなくて検索してやっとわかりました。
俳人としては有名な方のようですが、家業の方は駄目だったようですね。日々を一生懸命生きていたのなら家業を潰すような事もなかったのではと思えるのですが、一生懸命の方向がチョット違っていたんでしょうかね?
お経を唱えるなど良いうと言う経験は全くないですが、無心に唱えれば気分爽快に成る様な気はします。
人が声を出すって事は脳の活性化と健康にも良いってテレビで言ってました。声を出して笑うのも良いそうですから、人が発声するって言うのは大切な事のようですね。久しく言ってないカラオケにでも行って大声出して来ようかな(笑)
そちらの彼岸花綺麗な紅色してますね。私が見れた物は何故だかくすんだ色していたのが多かったですよ。
瓢水さん の句 面白いね~~!
これはいい人を教えてもらったと ただ今、勉強中☆
ありがとう fujimさん!!
家業の方はダメだったと言うよりは、私欲、物欲などまるで意に介していなかったんですね。
それも奇人変人と言われるほど徹底していたんだとなると、大したものだ感銘を覚えます。 並みの人間で出来ることではありません。
声を出すのは脳の活性化になるので、健康にもいいと言われていますね。 ウチには「脳を鍛える大人の音読ドリル」と言う本があるんですよ。 私のために子供が買ってきてくれています^^。
ときどきブログも目で読むだけでなく、声を出して読んだりしています。
そうですね、カラオケもいいかもしれませんね。
前に一度、目にするか、耳にしたことがあったと思って、とっさに照れまんさんのブログ内を検索してしまいましたよ!!
照れまんさんに聞いたんだったか? と思ったのです。
まるで瓢水さんと照れまんさんがごっちゃになって、似ていたのではないかと思ってしまった(^^)アハハハ
どこが~!! って身上つぶした?? そんなことはないねぇ、、、おかしいなぁ、どうしてそんな気がしたんだろ~~。
「声をだすことは脳が活性化されて、元気になれるんですよ」と老人ホームを慰問したときによく言うのですが、いつも声だしてる私はいっこうに活性化されないみたいで、2階に上がったのに何を取りに来たのか忘れて、上がったり下りたり。足の活性化にはなりそうだけど。
彼岸花の色があざやかでほんとにきれいですね。
先日訪れたお寺に、15センチ程の背丈なのに、いっぱい花を付けた桔梗が、とってもきれいな紫色だったので写真に撮ったのですが、青い色に写っていてがっかりしました。
一番上の彼岸花と稲穂の写真、好きです。
その積み重ねは、きっと効果はあります! 絶対ボケません!! 二階の上り下りもいいのですよね、その効果もありますよ(^^)。
桔梗の色はうすい紫色でとてもきれいですよね!! 他所の御宅だったので撮らなかったのですが、同じ色合いを出すのは難しいでしょうね。 ムスカリを撮った時に、紫系、青系の系統から全然違っていて、どう弄ってみてもそのとおりには撮れませんでした。
彼岸花、本当は景色として撮りたかったのですが、電信柱がど真ん中にあったりスケッチに行った仲間が座ってたりで、カメラ向けられませんでした。 私たちと話し終わって立ち去る農家さんをやっと一枚です。
一瞬ここは照れまん君のとこかと思いましたが、fujim君の俳句歳時記でしたね^^。
この句の情景はと自分なりに考えましたが・・
海女さんは海に入ればどうせ濡れるのに、浜を歩く間は濡れないように蓑を着る・・
うん、これは記事中のfuさんの解説と合ってますよー^^。
ですが、そのあとの深いーい話には辿りつきませんよ。
精一杯生きる努力をしている・・なるほど、雨に打たれるのは海の中より冷たいですからね。体をいたわってる訳ですよね??
子供の頃、海で泳いでいて浜で雨に降られると慌てて海の中に入ったものです^^。
・・どうでしょうか^^こんな解釈でいいの~??
それでこの句は俳句なのでしょうか?ですよね・・季語は蓑か時雨ですかね~??
最初の二枚並びの彼岸花はドキッとするほど鮮やかな赤ですね!
これは補正とかはされてるんでしょうか?
今日は車で走っても彼岸花が目に入らなかったですけど、もう終わりですかね。
またこの赤い花を見られるのは・・一年先なんですね~。。
こうべ垂れ 豊穣の畔 彼岸花 ・J ・pu
稲穂の横の彼岸花がいいね。
唱和するとハイ・エクスタシーになるのはα波がでるからで根拠があるらしいよ。主人の方の曹洞宗ではお寺さんで葬式、供養の時は経本を渡されて全員がお坊さんと唱和する。私の田舎では同じ曹洞宗でもしない。流派に依るんだね。
三味線では唄えるのに、ホテルでカラオケした時はまるで声が出なかった。発声法が違うみたいで民謡のようにお腹から声を出してない。あまりにひどい音痴だから反って盛り上がるんだね。 違う一面を見たと冷やかされちゃった。
墓参は楽しかったよ。本家のお嫁さんと一杯話したら、知らなかったご先祖さままで繋がって行って、もう何も思い残すことはない。
とまあ私は単純ですから^^ 辿り着いてしまいました。 ふふ~ん海の中は暖かかったですよねぇ、知ってますよ~~。 寒い日なんか、海から上がるのに勇気がいりましたよネ。
「俳句なのでしょうか?」 またまた難しい質問を・・・・ 「五七五で季語さえ入ってれば俳句って言えるんか!?」なんていうんではないでしょうね^^。 そういう難しいことは分りませんが、蓑虫も時雨も季語にあります。 蓑はfujim君の歳時記には載っていません。
「俳句なのか?」 と異論を唱える人はおいでかもしれませんね。 「さればとて石にふとんも着せられず」などは特にそうでしょう。 でも私は、いい " 句 " に出会えた と感動しています。
最初の彼岸花は鮮やかな赤に見えますか、、、私もそう見えます。 真ん中あたりの横長はちょっと薄く見えて、最後が一番普通かなと言う感じに見えます。
でも違うPCではまた違って見えるし、PC画面の傾きによっても違って見えて、イッタイどの位がいいのかさっぱり分りません。
彼岸花、色の補正はしていませんが、 撮る時に、露出補正マイナス0.3 で撮っていて、PCで少しずつ 明るさ を補正しています。
彼岸花はもう終わりでしょうね。 1シーズンで二度も三度もは撮れませんね。 ぶち当たった時に、気合いを入れて撮っとかんとねぇ~~。
いやいや、いい人を紹介してもらいました。
滝野さんちの 瓢水ちゃん!
色々なサイトを見てみました。fujimさんのリンクしたくれたサイトも出てきました。
う~~ん、面白い☆☆ 実に面白い。
こんな、いい句 人生訓の句が出来るのに、何で家を潰っしゃうんでしょうねえ?
ところで、「時雨」は「冬」の季語。
ほんで、時雨と蓑 が出てくる俳句がありますので一句紹介。
「 初時雨猿も小蓑を欲しげなり 芭蕉 」
芭蕉さんは時雨を沢山詠んでいて、中でも有名なのは
「旅人と我名よばれん初しぐれ 芭蕉 」
と言うのもあるよ。
瓢水ちゃん は 芭蕉さんの 孫弟子くらいの年代なんだね。
しぐれ と言えば 忘れてはいけないのが、
「うしろすがたのしぐれてゆくか 山頭火 」
ヘテカラ、fujimさん の俳句なんだけど
「蕊だけは曲げぬみちくさ彼岸花 ふじ 」
この句はとってもよく解ります。野辺に咲いている、道の草 と 人生の道草を掛けている。道草をしても信念だけは 真っ直ぐに、志しは貫き通します、と言う句でしょうか。とってもよく解ります。解ります、が・・・。
お言葉ですが、お言葉ですが、ムニャムニャ・・・。
(おそるおそる)
瓢水ちゃんが、 彼岸花の蕊 って、少し曲がっていません??? と言っています??
茎は真っ直ぐ な気がするんだけど・・・って???
これはあくまで 瓢水ちゃんが言ってますので・・・。
海女と尼電車を降りる尼崎 照れまん
瓢水ちゃん、御免なさい! 詰まらん駄洒落しか 思い付かんかった~~~!