侵入者

ごはんを食べてソファーに横になっていたら、

知らん間に寝ていた。



「あ、今日の仕事の後処理が未だだ…」

（正確には昨日）

荷物をとりに二階へいこうとすると、

玄関がちょっと開いている。




鍵開けたまま寝てたので、

その間にチェリーがお出かけしていたのです。

（チェリーは自分で扉を開けるが閉めないの）



ドアをしめ鍵をかけ、階段をあがると、

アタシの部屋から近所のネコが飛び出して来た。



どどどどどどどど！！！！！！



階段を駆け下りる、どこぞのネコ。

しかし玄関はさっき閉めた。



うわあ出られない！

といった風にパニクる、どこぞのネコ。



あわてて扉をあけるアタシ。

飛び出す、どこぞのネコ。



やれやれ…



って、いうかおい！

どこにいたんだアイツ！



あわててお部屋に入る。

見回してみる。

べつに荒らされた気配はない。

じっとみる。



なんとなく、なんとなくだが、

あたしの枕のへこみが氣になる。

（これはもう、動物的なカン）

そっと、手をのばして確かめてみる。







「…ぬくい」







ヤツめ！

アタシのベッドの枕元で寝ていたな！

なんの許しも無くけしからん！




うわーん！




なんか…

ためらいもなく、

まっすぐそこでくつろがれてしまった。



くっそう。

何か知らんんが、

くっそう、だ。





皆さまも、

侵入者にはご注意。



では鍵閉めてぐんない！