2割芸人

ペンキ屋さんの事務員8割と役者(芸人!?)2割の生活を綴ります。その日のテーマ曲付。

大草原の小さな事務所

2006年06月03日 | Weblog
私の勤めてるペンキ屋さんは住宅街の一角にひっそりと、本当にひっそりと存在しております。

周りは草ぼうぼう。草刈するんだけど、雑草の生命力の強さにはかないません。
そういう環境なので、虫たちも大変活発に活動しております。

・ありんこ(シロアリいるんじゃないかしら)
・手のひら大の蜘蛛(シャッターを閉めたらシャッターの隙間から落ちてきて、その後何日かシャッターをちょっとだけ動かしては逃げてた)
・蛇(虫たちに食われて骨だけになってた)
・蜂(でかいのからちっさいのまで多種多様)

今日はデカイ蜂が来社しました。足が長いやつ。帳簿つけてたら耳元で羽音が・・・!すぐそばを飛んでいて、仕事中にもかかわらず「うひょえぇ!」などとわけのわからん情けない声を上げて逃げました。実は蜂が大の苦手でして、大小かかわらず蜂がいると仕事が手につかないんです。なぜなら蜂の行方をじっと見守ってるから。少しでも近寄ってこようもんなら事務所中を逃げ回ります。(机の下にもぐったことさえある)

今日も蜂の行方をじっと見てました。近寄ってきたら逃げ、早く飛び去ってくれないかと祈ること10分。蜂は窓の近くまで行くのになかなか出て行きません。その様子にイラッときた職場のK氏。やおら殺虫剤を持ち出し

「これでいけるんじゃないか?」
「それ、きくんですか?」
「あんまし。」

だったらやめてください。死に損ないの蜂は仲間を呼びますよ。(迷信だって)

「いざプシュ~・・・おお、苦しんどる。」

サドめ。蜂の動きが超激しくなったぞ。いきなり急降下とかあるんだから。

「これでいいだろ」
「いやぁ、かえって飛ぶ進路が予測つかなくなっちゃいました。」

案の定ぎゅいぃぃんと蜂が寄ってきて「あわぁわわ」またもや情けない声を出す羽目に。その後、蜂はあえなく昇天されました。ご冥福をお祈りいたします。


今日のテーマ曲
リムスキー・コルサコフ「くまんばちの飛行」
くまんばちは人を刺さないらしいですがでも怖い。この曲もくまんばちの曲なんだと知ってからは、想像してぞーっとなってます。あの出だしのバイオリンの音といったら!羽音の再現、忠実だよね。