2割芸人

ペンキ屋さんの事務員8割と役者(芸人!?)2割の生活を綴ります。その日のテーマ曲付。

秘湯 黒湯

2011年08月01日 | Weblog
こにちは。
いつのまにやら8月ですよ。
時間が過ぎるのってあっというまです。

さて。
この間からだらだら続けている秋田旅行記。
本日最終日です。ボートレースガイド!

田沢湖で夕飯を食べ、向かったのは黒湯。
到着が遅くなりそうだったので、田沢湖を出発する前に宿へ電話を入れました。
すると「暗くなる前に来てくださいね。」とのお答え。

・・・?
子供じゃあるまいし。

ですが、行ってみて「暗くなる前に」の意味がすごーくよく分かりました。
宿への道がほぼ山道+いろは坂。

↑明るい時に撮りましたが、暗くなれば・・・お分かりですね?
こんなのはまだまだマシなほう。
本当に一寸先は闇。おまけにくねくね道ですから、一寸先は谷・・・的な恐ろしい道を通ってたどり着きました。
黒湯へ行くなら早めに!これは鉄則です!

黒湯とは、湯治場の雰囲気を色濃く残す秘湯。

↑宿からの眺めです。
まるで江戸時代にでもタイムスリップしたかのよう。
あちこちから湯煙が上がり、なんとなく幻想的なところです。

源泉です。

ぼこぼこ。

硫黄の湯なので、卵の腐った匂い・・・実際に腐った卵の匂いはかいだことないですが・・・がします。
ふんわり香る程度の時もあれば強烈に鼻につくときもあり。
湯から上がったときに体を流さなかった妹は、翌日「私から硫黄の匂いがする」と嘆いておりました。
効能としては、皮膚炎に効くとか。あと、子宝の湯とも呼ばれているそうです。
確かに、足の裏がすべすべになったような。・・・気のせいかな?

私たちが泊まったのは、黒湯の「自炊棟」と呼ばれるところ。
普通の温泉宿のように、ご飯が出たりお布団を敷いてもらったり・・・という事はなく、共同の炊事場でご飯を作り、布団の上げ下ろしも自分でします。
つまり湯治にやってくるお客さん用の宿なのです。
ちなみに普通の宿もあります。

私たちは湯治客ではありませんが、自炊棟のほうが圧倒的に料金が安いため、ここに泊まることにしました。
ちなみにこれが自炊棟↓


茅葺屋根!!まさしく江戸時代な感じ。
私たちが泊まったところはもう少し近代的でしたが、それでも昭和初期な感じでした。
今回、妹夫婦と一緒に旅行したのですが、妹の旦那さんがアメリカ人なので日本的なところが良かろうとチョイスした宿でした。
が、日本人である私も驚きの風景。
なかなかいい経験をさせてもらいました。

ちなみに。
私たちが泊まった日は女子サッカーの決勝戦の日。
早めに宿に着くので、早寝して早朝から観戦しようと思っていたのですが・・・
まさかのテレビなし!
テレビはおろか、コンセントもないので携帯ワンセグでも見られません。
こうして歓喜の渦に乗り遅れたのでした。

さて。
たんまり旅行を楽しみ、またプロペラ機に乗って一路常滑へ。
待っていたのは

にゃー!

一気に、帰ってきたなぁと実感しました。
それにしても中央の金色の小さい招き猫・・・等間隔過ぎる。

というわけで、秋田旅行記はこれでおしまいです。
私の記憶用に書き綴った旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました。
これを読んで秋田に行ってみたくなった方がいればいいなぁ。