(株)藤川建設のブログ

地元の山の木を使った家づくり

割り栗石地業

2010年09月28日 | 長岡(東)F邸 伝統構法
昔ながらの「割り栗石」を使った基礎です


昔の基礎は、拳大の大きさ(12㎝程度)の石を一個一個並べた上に、鉄筋を組み、コンクリートを打ち込んだ基礎でした。石を縦に地面に突き刺すように置いていき、最後に砕石を敷いて締め固めます。


その効果は?

新潟県中越地震にて、ヒビひとつ入らない実績がありました。
また、一般に行われている砕石地業は基礎の下の砕石が崩れてしまっているものが見受けれれました。

なぜ?

割り栗石の場合は、揺れても石自体は動いても、こすれあってそのままの状態を維持します。
砕石の場合は、振動で流れてしまうので、空洞が出来、上の基礎が沈下する原因になります。




一個一個手で並べるので、時間が掛かります。
でも、地震に強い基礎が出来上がります。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>爺さん (藤川(管理人))
2010-10-14 13:10:45
コメントありがとうございました。

家のためならば、苦労も惜しみません。

見えないところに力を注いでいます。
返信する
すごいですね! (爺です。)
2010-10-09 15:21:03
はじめまして!。
同業者の爺です。
いまどき割り栗石地業なんて珍しくあるません?。
それほど建物に親切で丁寧なんですね。
返信する

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