(株)藤川建設のブログ

地元の山の木を使った家づくり

外壁外貼り工法 窓廻りを重視する

2016年12月15日 | 日記
外壁の模様替え工事です


外壁の模様替えをする場合、二つの工法があります。


1.既存の外壁を撤去して下地からやり直す
2.既存の外壁の上に新たな外壁を貼る


2は既存外壁の解体の分だけコストダウンが図れますが、雨仕舞の改善ができません。
サッシの周りから雨水が外壁の下地内に浸透し、腐らせてしまうばかりか、最悪はシロアリの巣になります。

当社のお薦めするのは1の方法です。下地を直してサッシ周りの防水性を高め、防水紙を貼る事で耐久性が増します。更には筋違いや構造材の金物を締め直したり、断熱材を入れ替える事も可能です。

今回は、お客さんの要望で、2の方法を取りましたが、サッシ周りの雨仕舞を重点的に改善する施工を行いました。




足場を架けて、近くから見ると外壁も大分傷んでいました


傷んだ部分をコーキングにて補修し、窓廻りにアルミ見切りを取り付けます


既存外壁の上に下地を施工します
ビスで既存の外壁に下地を打ちつけるのですが、一度穴を開けて、コーキングを入れてビスを締めています。
雨水の浸入を防ぐための工夫ですが、手間が掛かります。



特にコーナー部はサイディングを貼る前に念入りに板金施工をしました


サイディングを張って行きます


サッシの周り、入隅コーナー部分の雨仕舞いを改善する為に、アルミ見切り等を用いて、新しい外壁よりも、見切りが外に出て、雨水が上手く切れるように施工します。


工事完了






見た目は、殆ど同じですが、サッシ周りの雨仕舞いは桁違いです。
内部に侵入する雨水を抑える事で、外壁下地の耐久性を増す事ができます。

こういった工夫は、これまでのリフォーム工事の経験からきています。