このBLOGをご覧の方々は、育毛剤ってどのくらい販売されているかご存じですか?
5年ほど前に各育毛剤メーカーの出荷本数を調べたことがあります。最高の出荷本数を誇っていたのが国産のミノキシジル系の発毛剤で断トツ一位でした。その本数なんと2017年で6000万本でしたね。すごい!の一言。
効果のある育毛剤が売れても
国産のミノキシジル系の発毛剤の出荷本数は1999年の初年度は半年程度で400万本だったそうですね。当時は「日本からハゲがいなくなる」とまで言われ爆発的に売れていました。
1999年は私がちょうど育毛相談の仕事を始めた頃で、「今、頭皮が危ない」と言うタイトルでメールマガジンを配信し始めた頃になります。日本産の発毛剤も良く売れているし、反響はないだろうな?と思って配信したわけです。
ところがなんと、読者は3000名を超えていたのですね。メールマガジンを通じてのご相談者もとても多く、ご相談内容の多くはミノキシジル系の発毛剤による頭皮の異常と効果がない訴えばかりでした。
これだけの出荷本数があるわけですが、当時薄毛でお悩みの方のほとんどが使ったことがあるのではないか?と思います。もし、今の50歳以上の男性で薄毛やハゲの人が身近にいらっしゃるようなら「ミノキシジル系の発毛剤って使ったことありますか?」と聞いてみれば良いと思います。広告や宣伝とは全く異なる意見が聞けると思いますよ。医学的に効果が認められているのに不思議ですね。
効果があると言われる育毛剤は多数
ミノキシジル系の発毛剤以外にも、効果があると言われる育毛剤は多数あります。ネットで検索をかけるだけでも5種類以上(たぶん10種類以上)はあるだろうと思います。
そして、それぞれの出荷本数が発表されていますね。100万本から始まって500万本とか、1000万本と言うものまであり、ミノキシジル系の発毛剤を加えれば、1999年からゆうに1億本を超える出荷本数になります。
最低でも毎年500万本以上出荷されています。薄毛の人口が何人なのか?客観的な正確な数字は分かりませんが、2つ3つの調査を調べてみると、男性・女性合わせて1200万人~4500万人と大きく差があります。ただ、気になるのは、この薄毛人口と言われる人口は年々増加しているのですね。情報過多で気にし過ぎている人が増えているのかもしれませんけどね。
効果があると言われる育毛剤の出荷本数が毎年500万本もあるのに、年々髪の毛を気にされている人口が増えていることが不思議です。なぜなんでしょうか?
その理由を結論から言うと、「効果のある育毛剤では髪の悩みを解決できない」と言うことです。
薄毛の人の頭皮が考慮されていない
薄毛の人の頭皮は、何らかの理由で弱っていることがほとんど。結果、毛細血管に血が巡りづらくなっているか弱くなっていて毛が生育しにく状態になっているのです。脱毛症は何らかの理由で血管に血が巡らくなっているので、抜けてしまい生え替わってこなくなる症状です。
巡りづらい・弱くなっているか巡らないかの違い。血流が流れているが細ってきている・弱くなってきているか、血流が止まってしまった状態かの違いと言った方が分かりやすいかも。
血の巡りが細ってきているか弱ってきている頭皮に、効果優先で作用や刺激を与えるとどうなるのかは分かりますよね。さらに頭皮を弱めて痛めて、血行・血流が悪化するだけです。
だから、効果のある育毛剤では薄毛が治らないのです。ただし、本当の初期の頃なら効果のある育毛剤を使うと効果があることがよくあります。でもね、よくありますが2度3度と繰り返していると効果のある育毛剤が効かなくなってきます。理由は負担を与え続けているから。
髪の毛が増えるには、はじめて育毛剤を使った時の効果が2年も3年も出続ける必要があります。が、効果のある育毛剤は負担を与え続けることになるので、効果に繋がるのは最初の1本目とか2本目くらいまでで2年も3年も続かないのが現実です。
いずれにしましても、あなたのタイプが分からないと分からないことだらけなので、弊社にご相談下さることをお勧めします。
だから、ご自分のことを知りましょうよ
育毛相談を承り始めて23年以上の時間が経過しました。「あなたの場合、それをしちゃ駄目ですよ。○○と言う理由があるのだから、こっち向いて(方向性・方針)ケアをしないと毛を無くしますよ。」と助言することばかりです。