今いろんな育毛剤が発売されていて、この25年の間に累計1000万本以上出荷されている育毛剤は、私が知っている限りでは4種類くらいあります。加えてミノキシジル系の育毛剤(発毛剤)に関しては、25年で1億本以上の出荷本数があります。
いや本当にすごいですよね。30年のデフレ不況の中で育毛剤業界・発毛剤業界だけは別世界のような状態です。全ての育毛剤・発毛剤を合わせると25年間で2億本は下らないのではないかと思います。
■育毛剤が売れているのにご相談者が増えた不思議
冒頭で書きました通り、この25年間で発売された育毛剤・発毛剤は2億本以上出荷されています。25年間とは私が育毛相談を仕事として取り組んで来た年月です。
この間いろんな育毛剤が発売されてきて、それぞれが効果があると言われているのに、ご相談者が減ることはありませんでした。コロナ禍の時に、さいたま市から西宮市に移転してからは減っていますが、それでもゼロになることはありません。
そのご相談者の多くは、何らかの育毛剤を使っていて、2種類とか3種類から多い人なら5種類くらいの育毛剤を渡り歩いていたり、1種類でも10本以上使っている方もいらっしゃるのです。
これらの方々は、効果があると言われる育毛剤を何種類も何本も使っているのに、どうして髪の毛が増えないのか?疑問に感じていらっしゃるようでした。
■育毛剤に効果があっても・・・
その答えは、いくら育毛剤に効果があっても、その人の薄毛の原因を解決できるわけではない上に、頭皮自体が育毛剤の効果を活かせないくらいに弱っているからなんですね。
育毛剤の効果が効く条件が、使う側に整っていないからなんですね。ちなみに、育毛剤の効果が効く条件が整うだけで、髪の毛が増えるようになる人は結構な確率でいらっしゃいます。弊社では、そんな育毛方法を提供しています。
■育毛剤の効果で増える人増えない人
ただし、育毛剤の効果で髪の毛が増える人がいるにはいます。どんな人だと育毛剤の効果で増えるのでしょうか?
それは、次の3つの条件が揃っている場合です。「1.その人が毛を育てる能力が強い」「2.本当に初期の状態の時」「3.初めて育毛剤を使った時」の3つです。薄毛の人の中でも少数派ですね。
ネットの口コミや広告では、育毛剤の効果で増えたとか増えるような文言がありますが、私が見た限りでは、この3つの条件が分からないものばかりでした。
累計1000万本も出荷しているのなら、一つの育毛剤で1000人くらいは一時的に増えた人はいるかもしれませんね。でも、この25年の間にこれだけの育毛剤の出荷本数があるに、薄毛になっている人が減っているとは思えない不思議です。
かつ、ウイッグや増毛の広告がやたら目につくので、育毛剤を使うだけで一時的に増えることがあっても、薄毛は治らないということなのではないか!って思います。
■育毛剤の効果に頼ると毛を無くすかも
そればかりではなく、弊社にご相談にいらっしゃる方の中には、ミノキシジル系の発毛剤を使っていた人の場合、大量の抜け毛に悩むことがとても多いです。
皮膚や毛細血管・毛を育てる組織を痛めてしまっているのではないか?と思えるのです。赤くなっていることもあるし、正常な青白い色ではなく、くすんだ肌色っぽい方もいて決して良い頭皮とは言えない状態になっています。
薄毛になるとは何らかの形で頭皮が弱っているか痛んでいる状態であるので、こんなところに育毛剤や発毛剤の刺激物を使うことの方が危険を伴います。せめて正常な頭皮で育毛剤や発毛剤を使って欲しいところです。
■髪の毛が増えたら終わりじゃない
「髪の毛が増えたら終わり」とか、「髪の毛が増えないことには後のことを考えても意味ない」とか結果優先の考え方の人が多いのでしょう。
その考え方が効果優先になり、ご自分のことを棚上げしてしまう要因の一つになっているのかな?なんて思っています。
そうではなく、髪の毛は生えるだけとか抜けるだけなんてことはなく、抜けては生え替わり・生え替わっては抜けると言う生え替わりのサイクルを繰り返しています。
髪の毛を増やすとは、この生え替わりのサイクルがずっと続いていくことが絶対ですから、終わりなんてないのです。だから、後のことも考慮に入っていない育毛方法を採っていると、効果があっても最終的に毛を無くすことに繋がります。
色々やったけど、後の祭りにならないよう心掛けて下さい。