【薄毛ではなく脂漏性湿疹・皮膚炎が問題】
直接拝見して、メールで、お電話でと3つのパターンで薄毛のご相談を受けていますが、直接拝見するようになって11年もかかって分かったことがあります。
それは、薄毛になっている原因と言うか問題になっているのが、「脂漏性湿疹・皮膚炎じゃないか!」と思えるような人が結構な数でいらっしゃることです。
直接拝見するからこそ分かりますが、これが電話やメールでのご相談となると、かなり現場を踏んでいないとメールや電話で聞いただけでは判断できません。脂漏性湿疹・皮膚炎の症状と薄毛の症状には似たものが多いからです。
【頭皮にフケが出て痒いと脂漏性湿疹・皮膚炎?】まず、ご自身が脂漏性湿疹・皮膚炎かな?と感じたら、皮膚科に行って診察して貰って下さい。たいていの皮膚科では、さらっと頭皮を見ただけで、赤みがあって・フケが出ていたり・痒みを訴えたりすると、脂漏性湿疹・皮膚炎と診断されて、ニゾラールローションとステロイド系の薬が処方されます。
薬が効いて、痒みとフケがが無くなるようなら脂漏性湿疹・皮膚炎だったのだろうとは思いますが、同じ症状なのに薬が効かない場合もあります。脂漏性湿疹・皮膚炎ではない可能性があるのです。
これを病院に行かないでご自分で判断する方法がないことはありません。それは、お湯でのみ洗髪を1週間程度行ってみるのです。これで痒みが軽減するようなら、脂漏性湿疹・皮膚炎でない可能性が高いです。絶対ではないところが苦しいところですが、私がご相談をお受けてしていると、そんな傾向があります。
女性のご相談で、頭皮に赤みがあって、痒くて、フケが出ている人がいらっしゃいました。お湯のみで洗髪をしても、あまり変化はなかったので、ご相談にいらっしゃいました。相談室で脂漏性湿疹・皮膚炎の人向けの製品を部分的に使ってみたのですが、脂漏性湿疹・皮膚炎の人特有の反応をハッキリ感じらなかったので、当初は脂漏性湿疹・皮膚炎の人向けのケアをして頂き、途中から頭皮の状態を改善するケアに切り替えたのです。すると1ヶ月程度で痒みが無くなりフケは出なくなっていました。
また、3件ほど皮膚科を回っても、どの皮膚科でも脂漏性湿疹・皮膚炎と診断された女性がお電話で相談室のご予約を下さいました。この人には「こちらにいらっしゃるまでは、お湯だけで洗髪して下さい」と助言しました。10日後にいらっしゃった時には、「痒みは、10のレベルが2レベルまで下がった」とおっしゃっていました。たぶん、この女性の場合は、脂漏性湿疹・皮膚炎になりかけていただけだったのだと思います。
【ひどいフケ症と赤みと痒み】半年ほどまえにご相談にいらっしゃった男性の話です。いらっしゃったのは薄毛の相談だったのですが、頭皮を拝見すると間違いなく脂漏性湿疹・皮膚炎じゃないか!と思える状態でした。
フケはひどいし、赤くなっているし、痒みもひどい状態でした。脂漏性湿疹・皮膚炎に使う製品を使ってみたところ、明らかに反応し、かつケア後は一時的ですがフケも痒みも赤みも消えていました。
完璧に脂漏性湿疹・皮膚炎だと思われたので、そのような人向けのケアをして頂きました。
今で6ヵ月くらいですが、最初に比べると天と地ほどの差があるくらいに頭皮の状態が改善されています。が、ここで手を緩めると駄目で、夏場を過ぎるまで今のケアを続けて症状が悪化しないかどうかを見ないといけません。
悪化しなければ、ケアを少しだけ変えてしばらく様子を見る必要があります。
そして、来年の夏場に悪化しないようなら、脂漏性湿疹・皮膚炎向けのケアを全て止めて、単に頭皮の改善のケアを始めてみます。このケアで脂漏性湿疹・皮膚炎をぶり返すことがなければ治ったと判断します。
とっても気の長いケアになるので、本当に脂漏性湿疹・皮膚炎になってはいけません。私が思うのに今の脂漏性湿疹・皮膚炎の原因は皮脂を取るケアと牛乳等乳製品や牛肉を始めとする動物性食品の多食にあると感じています。だから、防げる皮膚疾患なのです。
【オンラインライブセミナーのお知らせ】
6月11日に「基礎編:あなた薄毛の問題点を明らかにする」のオンラインライブセミナーを開催します。詳しくは以下のページをご覧下さいませ。
6/11(土)第3回基礎編:あなた薄毛の問題点を明らかにする
6月25日には「対策編:薄毛の問題点を解決する対策」をテーマにオンラインでセミナーを開催します。詳しくは以下のページをご覧下さい。
6/25(土)対策編:薄毛の問題点を解決する対策
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