育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



薄毛って治る順番があるの?って思う人が多いと思います。理由は、薄い部分を見れば、そこに生えてくれば簡単に治るように見えるからです。


その為でしょうか?いろんな広告・サイトを見ていても、薄い部分に発毛して増えると訴えていますし、写真の公開でも「発毛して増えました。」なんて訴えていますからねぇ。



■まずは薄毛の定義を間違えないのが肝心


薄毛が治る順番を見る時、薄毛とはどんな症状でどんな順番で進行し又治るのかを知ることが最優先です。


理由は、薄毛と脱毛症を一緒くたにしている情報ばかりだからです。薄毛と脱毛症は全く違うので、その違いが分かれば一緒くたにしては間違えるのが分かります。簡単に言うと以下の通りです。



  • 薄毛とは:生え変わってくる毛が軟毛化し・細くなり・成長しなくなり・それらが少しずつ進行していく症状

  • 脱毛症とは:成長している段階でいきなり抜けてしまい生えてこなくなり、短期間で毛がなくなる症状。例:円形脱毛症


「生え変わりながら段々進行していく」か、「いきなり抜けて生えてこない」かの違いと言えば良いと思います。


■薄毛の進行パターン


では、実際に薄毛ってどう進行していくのでしょうか?以下に順番に記述します。ただし、きっちりこの順番になることはなく、個人差があるのが普通ですから、大まかにこんな順番で進行していくのだな?と思って頂ければ良いと思います。



  1. 生えている毛に元気がなくなり腰がなくなってきます。セットしづらくなり、毛がまとまらなくなる。

  2. 毛が軟毛化し始めるので、直毛の人は毛に癖がつくようになり、癖毛の人は癖の付き方が弱くなってきます。


  3. 生え変わってくる毛が少し細くなってきます。

  4. 生え変わってくる毛の中で細くなった毛が増えてきて、触ると「あれ?少しスカスカする感じ」になります。

  5. 生え変わってくる毛がさらに細くなり始めて、地肌が見えるようになってきます。

  6. 生え変わってくる毛の成長期が短くなってきて、明らかに透けている部分が見えるようになります。

  7. 生え変わってくる毛は細い毛ばかりになり、成長期が短くなった毛が増えてきて、透けて見える部分が広がります。

  8. 生え変わってくる毛は成長期が短くなった毛ばかりになり、毛が生えていない毛穴が目立つようになります。

  9. 成長期がゼロになった毛穴が増えて、ハゲになっていきます。


  10. 以上を簡単にすると、「腰がなくなる→髪質が変わり軟毛化した毛が増える→細くなる→成長期が短くなる→成長期がゼロになりハゲる」と言うように進行していくのが薄毛の症状です。10年前後以上かかっていると思います。


    この進行途中で抜け毛は増えたり減ったりするだけで、増えたからとか減ったからとかで良い悪いの判断ができない事がほとんどです。


    成長期がゼロになると次に生え変わる組織が生まれなくなることでもあるので、薄毛は発毛して増えるわけではないのも理解できるでしょう。


    ■抜け毛と発毛は脱毛症に有効


    ところが、抜け毛が無くなり発毛して毛が増える毛のトラブルがあるのです。それが円形脱毛症のような文字通りの脱毛症の場合です。


    ちなみに、男性型脱毛症とか女性型脱毛症とよく言われますが、全て薄毛のことなので脱毛症と表記するのは大きな間違いですね。男性型薄毛とか女性型薄毛と言う方が真の症状に近いです。


    では、脱毛症について説明します。例えば円形脱毛症の場合にどんな症状になるのか?ですね。



    1. 何の問題もなく正常に成長していた毛が

    2. いきなり抜けてしまい、生え変わってこなくなる。

    3. 円形に毛が無くなる部位が小さい場合、円形に毛が無くなる部位が3センチ前後で複数個できる場合、全頭脱毛になる場合があります。


上記の「2」の「いきなり」と言うのがストレスになることが多く、自律神経のうち交感神経が優位になっている状態が長く続き、毛細血管が収縮して血が巡らなくなることで成長途中で毛が抜けてしまい生え変わってこなくなるのです。末端の毛細血管なら支配している血管が少ないので小さい円形で、太目の毛細血管なら支配している血管が多いので大きな円形で抜けます。


ただし、薄毛のように成長期がゼロになったわけではないので、毛根内に毛が生えてちゃんと成長する組織が残っています。


その為、ストレスが解消されて交感神経のバランスが正常に戻ると毛細血管の収縮も改善されて血が巡り始めます。その結果、本来の毛が発毛して抜けずに成長していき短期間で元に戻ります。


円形脱毛症の中には、難治性の脱毛症があります。それが、全頭脱毛です。それと複数個の円形脱毛症が全頭脱毛に移行することもあります。


この場合は、自律神経の影響があるかもしれませんが、自己免疫疾患で自分の免疫が毛根を異物と認識し、毛根を攻撃して毛が抜けてしまい生え変わってこなくなっているのではないか?と言われています。


円形脱毛症のような本当の意味での脱毛症の場合は、体を温めて自律神経のバランスを改善する生活習慣を続けながら、頭皮の緊張を解すケアも続ける必要があります。再発しやすく再発を繰り返すと治らなくなるので、一朝一夕ではいかないことがとても多いです。


■薄毛が治る順番


今回は薄毛が治る順番の話なので、元に戻します。薄毛が治るには治る順番と言うのがあります。


脱毛症が治るように毛が抜けなくなり、発毛してきて治るなんてことはありません。又、薄毛が進行していく段階で部分的には成長期がゼロになっている部位が出てくるので、脱毛症のように元に戻るようなこともありません。


本当の初期の段階では元に戻ることがありますが、初期の段階で取り組む人はいないので見たことがありません。


では薄毛が治る順番を記述します。



  1. 毛に腰が出てきて元気になってくる。

  2. 生え変わってくる毛の太さが戻ってくる。少し透け具合マシになる。

  3. 生え変わって毛の成長期が伸びるようになってくる。さらに透け具合が改善する。

  4. 生え変わってくる毛の太さと成長期が元に戻り薄毛が改善する


上記の一つの段階に半年~1年くらいはかかるので、平均して3年くらいはかかると言うことです。


■生え変わるサイクルが正常になる


最終的には生え変わるサイクルが正常に戻ると言えます。
「成長するようになり→正常に抜けるようになり→正常に発毛するようになる」これを正常に繰り返すようになるのです。


成長期がゼロになってしまうと、正常に抜けることが出来なくなるので、正常に発毛もしなくなるのです。


髪の毛が増えるには、正常に成長するようになることが絶対条件です。そうなることで抜け毛の本数も正常に戻り、生え変わりが正常になり発毛もしてくるようになるのですね。


薄毛を治すなら、そんな効果を求めて下さいませ。





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