育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



先日、育毛剤の広告を出しているアフィリエイトサイトが景品表示法違反での処置命令が出されました。


通常は薬機法じゃないのか?と思いますが最近は景品表示法違反が多いようです。効果云々での取り締まりは薬機法ですが、合理的根拠(その効果は本当かどうか)を問われるのが景表法(景品表示法)



■ケアを始めて半年以内に効果が出るのはウソ臭い


ここに記述する効果とは、「誰が見ても地肌が見えるスケスケ状態から、ケアを始める前に比べて見違えるように髪の毛が増える」ことを言います。


薄毛でお悩みの方が望むような効果ですね。これが半年で出ると言うのは相当ウソ臭いと言えます。


理由は育毛の効果とは、その時から取り組む方法の影響は、「今の頭皮」で「今生えている毛」や「今生え変わってくる毛」には及ばないからです。


「今の頭皮が悪くて(血行不良等)」で「今生えている毛」や「今生え変わっている毛」の生育が悪くなっているのです。だから薄毛になっていると言えます。


悪くなっている頭皮が本来の状態(薄毛じゃなかった時と同じ)に改善するのに、最短でも2か月程度かかります。その時に生えている毛に及ぶ影響は限定的にしかでません。その上血行が良くなり始めると非常に生育が悪くなっている毛は嫌でも抜けます。


2か月で本来の血行を取り戻したすると、その時に毛穴内部に生まれた毛から順番に本格的に効果が及んでいきます。この毛が芽を出して発毛するのに約4か月くらいかかります。ここから本格的に本来の髪の毛に育つ毛に生え変わってくるのです。その前から生えている毛は血行不良の頭皮で育っているので、早めに抜けていきます。


だから、通常はケアを始めてもすぐに効果に繋がることはなく、最低でも半年くらいの月日がかかるものなのです。半年でも早すぎると言えます。


ただし、例外的に早めに効果に繋がることはあります。それでも2か月~4か月くらいはかかり、それから生え変わりながら少しずつ効果に繋がるものなので、半年で見違えるような効果に繋がるような広告は相当ウソ臭いです。


過去にこのブログでも効果の出方の順番を何度か書いているので、振り返って頂ければと思います。


■白髪が見違えるように黒髪になるのもウソ臭い


白髪が見違えるように黒髪に回復する、と言うような広告を出していた広告主があったようですね。


そんなことはないだろうと、誰でも分かることですが、魔法があるように装うとウソを見破れなくなるのでしょう。


育毛相談WEB/サイトで提供している育毛方法でも、白髪が黒髪に戻ることがあります。でもそれは、全体の1割もあれば良い方で、5割も戻るなんてありえません。


時折、抜け毛を見ると先の方は白髪で、根っこに近くなると黒髪に変化している毛が見えることはありますが、本数は微々たるものです。


ウソ臭いと言うよりも、ウソだと思います。


■発毛して薄毛が治るのもウソ臭い


発毛して薄毛が治ると訴えている育毛剤やサロンの広告は多いですが、本当に育毛剤を製造販売している事業者やサービスを提供している事業者は、薄毛は発毛して治ると信じているのでしょうか?


毛が増えたのは発毛したからだと思っているのでしょうか?


毛の生え変わりのサイクルを見ると、毛は抜けるものですし、抜けた毛は発毛してきています。


毛が発毛しなくなるのは、薄毛の場合は成長期がゼロになった時です。こんな毛穴から発毛してきて毛が元に戻るなら、それはそれはすごい効果と言えますが、毛が育つ組織がなくなっていることを忘れているのでしょう。


成長期がゼロになった毛は、抜ける毛も無くなっているので、次に生え変わる為の毛の組織が生まれなくなっているのです。


だから、発毛して薄毛が治ると訴えているのはウソ臭いのです。ただし、発毛して毛が元に回復する脱毛症があります。


それは円形脱毛症のように抜けて生え変わってこなくなっている症状の場合です。正常に成長している状態で何らかの理由でいきなり抜けてしまい、生え変わって来なくなっているのです。この場合、毛になる組織が毛穴内部に残っているので、脱毛する原因が解決すると、元の毛として発毛してきて元のように戻ります。


薄毛が治るのとは全く違うのですね。


■抜け毛が減って薄毛が治るのもウソ臭い


発毛して増えるのがウソ臭ければ、抜け毛が減って薄毛が治るのもウソ臭いですね。


理由は、抜けて生え変わることで髪の毛の総本数を維持しているからです。どんな生え変わりサイクルを繰り返しているのかは、このブログで何度も説明しているので、振り返って下さい。


薄毛が治って結果的に抜け毛が正常に戻ると言えば良いのかもしれません。


円形脱毛症のような正真正銘の脱毛症の場合なら、抜けて生え変わってこなくなりますから、回復する場合は抜けずに伸びて脱毛症が治りますから抜け毛が減るのではなく、発毛してきた毛が抜けずに伸びるようになるのです。


■髪の毛には生え変わるサイクルがある


白髪が黒髪に戻る以外は、全て髪の毛には生え変わるサイクルがあると言う事実・現実を無視した効果なんですね。いくら広告だからと言ってもウソ臭い効果を訴えるのは犯罪に近いと思います。


髪の毛の生え変わるサイクルとは、「成長する→抜ける→発毛する→成長する→抜ける→発毛する・・・」を死ぬまで繰り返すことを言います。


この生え変わるサイクルは、短い人で3年くらい(男性に多い)、長い人の場合は10年くらい(女性に多い)ではないか?と言われています。平均して4年~6年くらいでしょう。


育毛の効果も、このサイクルに応じて出てくるのが正常なので、2か月や3か月で薄毛が治った話は、相当ウソ臭いのが分かりますよね。


また、なぜ「成長する」がスタートラインかと言うと、薄毛になる前はちゃんと髪の毛が生え揃っているからです。


成長している毛でも、毛には成長期と言うのがあるので、その人の髪の毛の成長期が終われば抜けるのです(成長期は個体差があり3年~10年前後と大きく差があります)。成長期を全うして抜けた毛の毛穴内部には次に育つ毛が生まれています。その毛が発毛して再度成長するようになり、そして成長期を終えて抜けるのです。


成長期を全うする毛が本来のものに戻れば、発毛はしますし発毛した毛は抜けるのです。生え変わりサイクルが正常に戻れば、髪の毛が増えるようになりますし、普通に発毛して抜けるのです。





コメント ( 0 ) | Trackback (  )



« なぜ薄毛を治... 薄毛を治すな... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。