雑誌等でのマッサージ法には要注意
今、いろんな美容雑誌や健康雑誌では、頭皮のマッサージ法を記述しているものがとても多くなっています。それだけ、薄毛に悩む人が増えているということと、美容業界が危機感を抱いているのでしょう。
私が、この仕事を仕事として取り組み始めて15年以上の年月が過ぎます。その中でご相談者の方がよくおっしゃる職業があります。それは美容師や美容院なんです。どれだけ美容師・美容院がやってきたことが、女性の薄毛の原因になっているのか?を表しています。
こんなことを書くと、また理美容師の方からご批判のコメントが入るかもしれませんが、事実は事実として書かせてもらいます。
カラーや縮毛矯正・トリートメント等、美容院でのメニューには、「これを続けたら薄毛になっていくだろうな?」なんてものがたくさんあります。理由は簡単です。女性がお肌に行うメイクとクレジングや洗顔を、それらよりも相当強い薬剤を使って髪と頭皮に行うからです。
頭皮の老化が進んでいる状態でのマッサージは危険
女性のお肌は、メイク類やクレジング・洗顔を日々繰り返してると年齢以上にお肌が老化してきます。お肌に使う化粧品は、さすがに目の前に見えるお肌に使うものなので、かなり上質に作られています。それでも老化します。
お肌に使う化粧品よりも相当安価で質の悪いシャンプーやリンス・トリートメントと強い薬剤を使うカラーや縮毛矯正をしているのですから、頭皮の老化の進行度はお肌の比ではないでしょう。だから、今女性の薄毛が増えているのです。
こんな老化している頭皮にシャンプーしながらのマッサージやヘッドスパは、相当危ないと言えますよね。
理由は、温水で頭皮を洗うと頭皮の緊張が緩んで毛穴が開くからです。こんな状態のところにシャンプー剤を使いながらマッサージするのは、開いた毛穴に入り込みやすい界面活性剤を無理に入れ込むのに等しいのです(ちなみに、弊社で行っている方法では大丈夫です)。
例え、一時的に効果が出て毛がふんわりするようになっても、続けていると次の世代の毛に影響が及んできます。次の世代とは。、女性なら4年~6年後、男性なら2年~3年後くらいだと思われるので、何が原因なのか?分からなくなってしまいます。
サクセスのTVCMだったと思いますが、2個のシャンプーブラシを持って、シャンプーしながら両側からシャンプーブラシでグリグリやっているのを見た事がある人も多いかと思います。相当危ない行為と言わざるを得ません。
毛穴は皮脂で詰まらない
マイクロスコープで頭皮を拡大してみると、さも毛穴に何かが詰まっているように見えることがあります。でも、これっておかしいと思いませんか?
どうして、自分の分泌する液体である皮脂が詰まるのでしょう?毛穴周辺に残っているのが、ヘアケア製品の残留物なら意味が分かるのですが・・・。
皮脂は自分の分泌する脂肪酸ですから、体温で固まることはあり得ません。にも拘わらず、3月号の日経ヘルスでは「毛穴のつまり」としてマイクロスコープで見せていますし、以前TVCMで毛穴を詰まりを訴えて出ていらっしゃった高橋ミカさんも「素晴らしい一日」創刊3号に出て頭皮のマッサージの良さを訴えられています。
これらの雑誌に出てくるのが、今まで薄毛の原因の一つを作ってきた理美容業界の方々だったりするのですから、なんかおかしいように思いますね。
私は、頭皮のマッサージ自体は否定しませんが、これを応用してシャンプーをしながらとか、ヘッドスパにシャンプー剤やトリートメント剤を入れての方法にはとても否定的です。
理由は、上述の通りです。
そして一番の問題は、毛の量が元来多くて太い人と毛の量が元来少なくて細い人とでは、同列に言えないことです。
毛の量が元来少なくて細い人の頭皮は、固い場合が多いです。これを毛の量が元来多くて太い人と同じように、柔らかくしようとするところに無理があります。
今回日経ヘルスや素晴らしい一日での特集記事は、毛の量が元来多くて太い人だと効果に繋がる可能性が高く、毛の量が元来少なくて細い人の場合だと、さらに毛が細くなり薄くなっていく可能性が高いのです。
こういった特集記事があちらこちらに掲載されているのですから、これから難儀な人がまた増えるのでしょうね。もう止めてほしいです。
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