9日に始まった大相撲5月場所も昨日で千秋楽。
白鵬が全勝で締めくくり連勝を32に伸ばしたが、一番盛り上がったのは結び前の一番、魁皇-琴欧洲の一番だった。
なんと言っても、通算勝ち星1000勝がかかる一番。なんだかんだといっても、やっぱり気になる一番でした。
右上手を取るとより一層の歓声が起き、全盛期のような強さを発揮。1000勝にふさわしい力強い魁皇が見られたのは良かった。
それよりも秋田県民が気になったのは、序二段優勝決定戦での佐々木山の勝敗。
先場所は序の口で優勝、今場所も7戦全勝で決定戦に出たのだが、残念ながら千賀ノ浦部屋の齊心に負けてしまった。
なんでもこの二人は高校相撲でもライバルで、もっとも先場所の齊心の1敗は佐々木山に負けた一番だったとのこと。
これは男として負けてられない、意地の勝利だと思う。齊心の「気勝ち」のように思えるし、確かに相撲もそんな感じがしました。
その他に気になったのが、十両の普天王が9敗目を喫し負け残りしたときの表情が印象的でした。
普天王は西十両12枚目で6勝9敗。単純に考えて、番付を3枚下げると来場所は幕下筆頭に陥落する。
普天王が陥落すると、角聖といわれた第19代横綱の常陸山以来112年間、途絶えることなく関取を輩出してきた名門出羽海部屋の関取が一人もいなくなるという。
昭和初期、幕内力士の半分を占めたこともある出羽海部屋。相撲界の厳しさが垣間見えるような気がする。
名古屋場所が、今から待ち遠しいですよね。
ときに、大関の奮起策を思いつきました。横綱に推挙する際の条件を厳しくしたいと思います。最低でも、過去6場所にさかのぼって、平均10勝をクリアしていることとします。また、逆の意味で、過去6場所の平均勝ち星が10勝に満たない場合は、ひと場所の猶予を与えつつも、その場所の成績がやはり10勝に満たない場合は、例え、勝ち越していても、翌場所は関脇陥落という規定にするのです。どんなものでしょうか。
大関の件、先日の酒席でも話題に上りました。仰る通り、昇進直前3場所の成績というのが短いような気がします。大関昇進には11勝なのに、陥落は7勝と開きがありすぎるのも少し変ですよね。長い目で見るようにした方がいいと思います。秋アキさんの案私も賛成です。
またそれに関して今、調べものをしていますので、アップできるまで少々お時間をください(笑)