本日、夕刻に放駒理事長が会見し「八百長メール」があったことを報告、謝罪した。
私自身、少なからずあることだと思っていたのでそんなに驚きはしなかったが、純粋に取組を楽しみにしているファンにしてみたら完全な裏切り行為だと思う。
徹底解明をしていただきたいし、報道陣の質問に真剣に誠実に答えていた放駒理事長には期待しています。
ま、この問題は出たばっかりなので、まだ何も言えません。ので、八百長さんの話をば。
八百長とは「勝負事で前もって勝敗を打ち合わせ、うわべだけ真剣勝負をすること」(大辞泉より)。
しかしながら、当時は少々違う意味だったそうです。
八百長は八百屋の長さんのこと。明治の頃に実在した人物で、本名を根本長造(または長兵衛)といったそうです。
伊勢ノ海部屋に出入りしていた八百長は親方の囲碁の相手でした。
有段の実力がありながら、親方に世話になった関係でコロコロと負ける、このことから「八百長=嘘つき」という言葉が出来たそうです。
この八百長さん、相撲も大好きで伊勢ノ海親方の取りなしで桟敷屋、今でいうお茶屋の権利も入手して、八百屋と桟敷屋の二足の草鞋で暮らしていたという。
明治42年、両国の回向院に両国国技館が完成し、桟敷屋は廃止。八百長さんの桟敷屋も店じまい、その数年後、八百長さんも亡くなったそうです。
その後、手数料やゴマスリなどの意味を経て、今のような意味になったとか。
そんな八百長さん、天でこの事態をどう見ているんでしょうね?
写真は八百長の名前が載っている奉納額(右から2番目)。谷中の延寿寺にあるそうです。
これで来場所、中継どころか開催も怪しくなってしまいましたが、浄化のためには必要なことだと思いますね。解明に期待しましょう!