今日は乃木大将の誕生日。(誕生日ネタ続くなぁ)先日の記事でも、相撲好きだとご紹介しましたが、そのエピソードをひとつ。
乃木希典は、嘉永2年11月11日、新暦の1849年12月25日の生まれ。
日露戦争で大功をたて、海の東郷さんとともに、陸の乃木さんと神様のように祀られ、明治天皇の大葬の日に、静子夫人とともに殉死したのはご存知の通り。
その乃木さんが学習院院長の時の話。
その頃、学習院中等部では盛んに相撲大会が開かれていて、初等科の生徒だった昭和天皇が相撲見物に来られた。
相撲博物館初代館長の酒井忠正氏は、中等部の生徒で、皇孫殿下に初っ切りをお見せしようと、友人と何日も前から稽古に励み、当日、殿下の前でまじめに稽古の成果をお見せして無事に取り終わった。
その後で乃木院長がお呼びだと言う。厳格無比の院長に、殿下の前でふざけた初っ切りを取るのは・・・と、てっきりお叱りを受けるものと思い、院長室に行ったところ、
ニコニコした顔で
「今日の相撲は非常に良かった。あれまでやるのにはよほど練習したのだろう。たとえ遊びでもそうでなくてはならん。これからも時々やって見せてくれ給え」
と予想外のお褒めの言葉をいただいたという。
相撲好きな乃木大将の、相撲の本質である稽古を見抜いた、鋭い観察眼の話でした。
明日は仙台。ライブ中継に乞うご期待!?
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