野菊の墓 伊藤左千夫
恋愛小説の名作を読みました。
当時(明治中期)女性が男性より年上だと 結婚は世間の常識が許さなかったそうです。
昔の人たちは純粋な恋愛をしてたんだなあと感心しました。
あまりにも有名な『民さんは野菊のような人だ』。この主人公の告白シーンは幼い二人の微妙な感情がよく感じとれ、とても可愛いらしいです。
自伝的『野菊の墓』を書いた時、伊藤左千夫は41歳だったそうです。(私と同じ)
妻や子どものいる男が最後(48歳で死去)に書いたと思うと胸に迫るものがあります。
ラストも本当に切なく涙がでます。(;_;)